こんにちは。スタッフの木次です。
2023年10月7日から9日(2泊3日)で開催されたぽかぽかプロジェクトにボランティアとして参加してきました。
参加者は、年長から中学生の子どもたち10名、お母さんたち6名、そして高校生以上のボランティア8名の計24名。うち、初参加の家族が2組いました。
今回のぽかぽかは、近隣散策から裏磐梯噴火記念館や諸橋近代美術館、檜原湖カヌー体験、アクアマリンいなわしろカワセミ水族館と様々な場所を訪れました。福島県内で思いっきり遊び、あっという間の2泊3日でした。
たくさんの写真とともに共有します。
7日、参加者はお昼に集合し、みんなで天ぷらそばをいただきました。久しぶりに会った子どもたちはボランティアスタッフとの再会を喜んでくれたり、初めて参加してくれた子どもたちは、緊張している様子もあれば、すでに全力で遊んでいたりと十人十色でした。
その後、オリエンテーションや近隣散策をし、猪苗代観光ホテルの日帰り温泉を楽しみました。
8日、お昼に食べるオープンサンドイッチを準備し、裏磐梯噴火記念館チームと諸橋近代美術館チームに分かれそれぞれ見学しました。諸橋近代美術館では「おきにいりマルシェ」を開催しており、私たちもウォークラリーに参加してその日限定の賑わいを楽しみました。
裏磐梯噴火記念館チームと合流後は、檜原湖でのカヌー体験!
体験後、ぐったりする多くの大人たちを横目に、子どもたちは卓球をしたりブランコをしたり、元気いっぱいに遊んでいました。
ラビスパ裏磐梯で日帰り温泉に入り、ぽかぽかハウスへ。帰りの車内ではすっかり疲れて寝ている子どももいましたが、その体力には本当に驚かされました。
ぽかぽか中は、やのっちとお母さんたちが中心となり作ってくれた美味しいごはんをいただきます。
そして今回は、中学生や小学生の子どもたちが作ってくれた柿のプリンや果物たっぷりのスムージーも!ベタですが、みんなが考えて作ってくれた分、最高に美味しかったです。
3日間の献立と写真はこちら。
7日 昼:天ぷらそば
夜:ご飯・スープ・ハンバーグ・添え野菜・果物
8日 朝:味噌汁・ご飯・魚・納豆・和え物・漬物
昼:オープンサンドイッチ・スープ・ミニトマト
夜:ご飯・味噌汁・ガリポンチキン・果物
9日 朝:鮭茶漬け/ふりかけご飯・漬物
昼:おにぎり・塩たまご・きゅうりの一本漬け
中学生の参加者は、幼い頃からぽかぽかに来ている常連さんが多くいます。これまで遊ぶ側だったのが、小学生の子どもたちの遊び相手となり、率先してキッチンに立ち、ボランティアとして頼れる存在に成長しています。こうした姿を見ることができるのも、参加者全員でぽかぽかを守り、継続してこられたからだな~と、3回目の参加ながら勝手に感じていました。
最終日である9日の朝には、早くから起きている子どもたちとFoE Japanで製作した「気候変動かるた」で遊びました。
気候変動かるたは、ただ読むだけでは普通のかるた遊びですが、せっかくなら楽しみながら環境問題や社会問題について知るきっかけになってほしい!そんな期待があり、札についている「解説」を先に読んでから取ってもらうという方法で遊びました。解説から読むことで、子どもたちは文章と関連する絵札を想像しながら探します。
そしていざ読み札が読まれると、1文字目でみんなが札を取り合います。普通に遊ぶよりも、問題の背景や描写が子どもたちの記憶に残るような気がします。
子どもたちは、今起こっている社会問題も当たり前のように知っています。子どもたちが大人になったら環境に配慮した行動が「当たり前」の世の中になっているだろうと、そんな未来像を膨らませることができました。
最終日なので、午前中に全員で協力してぽかぽかハウスの掃除を一気に済ませます。
あいにくの雨となりましたが、掃除を終え、アクアマリンいなわしろカワセミ水族館に行きました。
館内を回り終えると、みんなとはその場で解散。
子どもたちが「帰りたくない!」と涙ぐんだり、「次も来る?」とボランティアスタッフに聞いてくれる純粋な姿に、私たちも名残惜しくなります。お母さんたちとも、友だちのように恋しがり、手を振ってお別れしました。
今回のぽかぽかでは、子どもたちと遊ぶだけでなく、お母さんたちともたくさん話せたように思います。
私は子育てをしたことがないので、子どもたちと同じ目線でただ楽しく遊んだり、笑ったりすることができますが、お母さんたちの心配や不安、孤独感ははかり知れないものだと感じました。
子どもたちだけでなく、お母さんたちにとっても居場所となるぽかぽか。
何度も来てくれる子どもたちやお母さんたちにとってすでに大切な居場所となっていることを再認識しつつ、新しく参加してくれたご家族にとっても居場所の1つになれたら良いなと思います。
私は3回目の参加でしたが、ぽかぽかプロジェクトの存在意義をより実感する回になりました。
<執筆:木次和歌>