「フィギュアスケート」というジャンルの垣根を越えて・・・。 | ショピンの魚に恋して ☆羽生結弦選手に感謝を込めて☆

ショピンの魚に恋して ☆羽生結弦選手に感謝を込めて☆

清冽な雪解けの水のようにほとばしる命の煌めき・・・
至高のアスリートにしてアーティスト、
羽生結弦選手を応援しています。

■ スポニチ様より 

☆ 2020/1/4 11:00 販売開始

 

 

第2朝刊(8ページ/全国共通紙面)付いてます!!
1月1日(水)付大阪最終版


【おことわり】第二朝刊(8ページ)折込があるため、今回に限って、注文部数は1部のみとさせて頂きます。ご了承ください。また多数のご注文が予想され、お届けまでに1週間〜10日ほど要します。大変ご迷惑をおかけしますが、なにとぞご容赦お願い申し上げます。なお、ご注文の出荷に関しましては、1月9日日以降の対応となります。併せてご了承ください。

https://store.shopping.yahoo.co.jp/sponichi-osaka/20200101-o.html

 

■ 【くまもと五輪物語 新年特別編】山下泰裕 84年ロス・柔道無差別級金メダル、JOC会長  けが克服、集大成の「一本」
2020/1/3 10:55 (JST)
©株式会社熊本日日新聞社
https://this.kiji.is/585652978700190817

 

「平昌[ピョンチャン]冬季五輪の際、フィギュアスケートの羽生結弦選手が負傷して60日間練習できなかった。誰も金メダルを取るなんて思わなかった。でも彼は私に言った。『60日間演技しなくても、ずっとイメージしていれば体にしみついていることができる』って。何があっても諦めてはいけない。自分を信じ、可能性を信じるのが大事だと」

 

■ 今日はずっとCS放送のリクエストを見ながら、こちらを拝読しています↓。

 

 

(ほんの少し、内容に触れますので、まだお読みになっていらっしゃらない方はスルーしてくださいね↓)

 

年末から一面に載るとか、雑誌の表紙を飾る、ということはどういうことなのか、ということについて考えを巡らせてきましたが・・・。

 

山口さんの著書を拝読し、とても大切なことに気づかされました。

 

ファンの皆さんは、結弦くんがただスポーツ紙の一面に載ったからといって、ただ雑誌の表紙を飾ったからといって、それだけで、それに釣られて新聞や雑誌を購入しているわけではないんですよね。

 

文章の向こうに、掲載されたお写真の向こう側に、『愛』があるものをちゃんと感じ取って、選択した上で購入しているんですよね。

 

そういう意味で、『愛』とは見えないものですが、読者にはちゃんと見えているものなのです。

 

「奇跡なんて、起きない。」を読んでいると、記者、編集者としての山口さんが、どれほど身を粉にし、全身全霊で取材され、文章を練り上げ、編集に携わって来られたか、という熱い舞台裏に胸を打たれます。

 

 

平昌に本当に現れるのか、半信半疑で待ち構えていた取材陣の前に現れた結弦くん。

 

そこから始まる記者の心の動きの描写には、やはり、読者の胸に響く取材というものは、取材する側も心を動かされるような、「書きたい」という情熱を掻き立てられるような、そうした対象がいなければ、なかなか成立するものではない、ということが思い起こされました。

 

 

カンヌン・アイスアリーナで最初の練習が終了してから、結弦くんは会見に臨みました。その席で、質疑応答に入ろうかという瞬間、結弦くん自ら「もう1個だけいいですか?」と言って切り出したのは、ここまで応援し続けてくれた世界中のファンの皆さんへの感謝のメッセージでした。

 

 

それを聞いて、山口さんは心を決められたそうです。結弦くんが平昌でどんな成績になろうとも、やはりマガジンは結弦くんを中心に本をつくろうと。

 

それまで、”さすがにこれは『五輪』だ、羽生以外の選手が優勝すれば、やはりその選手をクローズアップしたページ立てが必要になるだろう”という葛藤が少なからずあったようですが、結弦くんの会見を聞いた山口さんの心は定まります。

 

 

 

『五輪での成績がどんなものであったにせよ、羽生は勝利者だと思った。ケガから立ち直り、ファンの応援を力に、この江陵までやってきた。「この先、俺はどうなっちゃうんだろう」「五輪のリンクで、世界中の人の前で恥をかくことになるのかな」。そんな不安もなくはなかったはずだ。それでも今、彼はこうして江陵のリンクにいて、世界中に向けてメッセージを送っている。ひとつの大きなものを超えてきた、自信と風格を漂わせながら」』

 

 

ソチ以降、結弦くんが背負ってきた重圧と同じぐらいの重圧を、ひとりの個人として背負ったことのあるアスリートは、世界中探しても、まず見当たらないと思います。

 

 

試合会場に行くとズラリとリンクサイドに並んだカメラの量に驚きますが、海外の試合では観客の撮影も許可されていることが多いためカメラの台数はさらに増え、結弦くんは公開練習の数十分間だけでも何万枚もの写真を撮影されていることになります。

 

 

会見場に行けばカメラに加え、記者の皆さんをはじめとした報道陣も全員押し寄せるわけですから、そうした場でどんな状況でも質問の中心になるのは結弦くんです。時には何も答えたくない時だってあったと思いますが、一つひとつ丁寧に応対しながら、次から次へとインタビューもこなし、きっとホテルに戻る頃には毎回ヘトヘトになっていることでしょう。

 

観客席やお茶の間で見ている私たち以上に、間近でそうした結弦くんの姿を眺めていらした記者の方が感じ取った羽生結弦像というものはどれほど壮絶なものだったか、というのが山口さんの文章からひしひしと伝わってきました。

 

雑誌も新聞も売れなければお話にならない訳ですが、売れるには売れるなりの理由がそこにはやはり、あるんだなと思います。ただやみくもに売れそうな話題や人物を取り扱っているわけではなくて、売れるものはたいてい、作り手と読み手が熱くコネクトしているケースが多いように思われます。

 

冒頭でご紹介したスポニチさんの結弦くんのポスター紙面もそうですが、

 

『心からの闘いを。』

 

という短いけれど、読めば心が奮い立つようなメッセージが、冬の五輪を二連覇したチャンピオンから東京五輪を目指す選手の皆さんに贈られているわけです。

 

この1枚のお写真に、この短い一言に、結弦くんが五輪二連覇という夢を叶えるために乗り越えてきた険しい道のりを皆、思い出します。思い出しますが、それを実際、乗り越えて結果を出すことができた結弦くんというアスリートの存在に、改めて心が奮い立つのだろうと思います。

 

実際、東京五輪を目指していらっしゃるアスリートの中には、競泳の瀬戸大也選手、空手の清水希容選手、体操の内村選手、卓球の張本智和選手をはじめたくさんの方々が、目標としたり、あるいは影響を受けたアスリートとして結弦くんの名前を挙げてくださっています。

 

「本当にすごい。みんなに(ケガでの長期離脱で)金メダルは無理ではないかと言われていても、ちゃんと1位になってみせた。自分も東京五輪までに何があるか分からないけれど、羽生選手みたいなメンタルがあれば大丈夫だと思う。それを身につけたい

出典:張本智和、慢心なし 羽生結弦のメンタル身につける
[2018年3月6日10時18分 ]

https://www.nikkansports.com/sports/news/201803060000264.html

 

スポニチさんのポスター紙面の結弦くんの肉筆とサイン、というのもまた心憎いですね。

 

話は戻りますが、山口さんの「奇跡なんて、起きない。」まだお読みなっていらっしゃらない方がいらしたら、ぜひ、読んでみてください。

 

雑誌も新聞も売れなければお話にならないわけですが、山口さんがどうやって今、出れば爆発的に売れるフィギュアスケート・マガジンにたどり着かれたのかがわかります。

 

そこには徹底して読み手の側に立った目線であったり、選手の側に立った想像力というものが感じられ、カメラマンの毛受さんのコラムが誕生した経緯も、そうした山口さんの取材の姿勢から生まれたものだったということに納得します。

 

結弦くんというアスリートは、間近で接していればなおさらのこと、取材される報道関係の皆さんにもプロフェッショナルとしての情熱を掻き立て、個々人の人生にまでも大きな影響を与えているアスリートなのだろうと思います。

 

私たちは拝見する記事やお写真に、それを書かれたり、撮影された方の情熱や愛を感じるから、惹きつけられるのですよね。

 

売れる、売れない、というのは野暮な言い方かもしれませんが、結局、売れるものには送り出す側と受け取る側の間に『愛』が成立しているものなのだろうと思います。

 

そして、冬と夏の違いはあっても、やはり『五輪二連覇』という偉業を達成した選手が今なお現役で限界突破しようと挑戦し続ける姿というのは、フィギュアスケートという枠を超え、より多くのジャンル、より多くの人々の魂に、何か熱いものを促すメッセージを発信していると思います。

 

■ 羽生結弦プログラムコンサート

https://www.musicwithwings.jp/

 

お正月休み明けの平日でなかなか都合をつけることが難しいかたがほとんどだと思いますが、まだチケット購入できますので、なんとか都合がつけられそうな方はぜひ。

 

結弦くんの子供時代からのプログラムを生演奏と映像で振り返ることは、きっと何か新しい発見があるのではないかと私も楽しみにしています。

 

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四大陸放送予定

https://ameblo.jp/poissonbleu/entry-12564010494.html

 

バトン氏とオーサーコーチ。

https://ameblo.jp/poissonbleu/entry-12563845434.html