アメリカ大統領選挙。予想を裏切られるなぁ…FBIは続報を出さないまま投票日を迎えるかと思ったら、

コミたん「調査終了したお。問題なっしん( ´ω`)」

ほほぉ…
このリリースを素直に見るなら

コミたん「最初から言ってたでしょ、重要な証拠を見つけたとかではなくて、たまたま見つけちゃった証拠を調査するだけです、って」

というわけで、

冷めた人「ほら見ろ大した事じゃなかったし、ちゃんと投票日前にヒラリーに有利な結論を発表したんだから、FBIにヒラリーを潰す気はなかったんだよ。FBIの中にアンチ・ヒラリー派が存在する?そんな匿名情報、鵜呑みにできるか」

と、これが妥当な線ではありましょう。職権を濫用して大統領選挙を国内の諜報機関が左右するとか、もはや民主主義が死んでいると言わざるを得ない。
が、疑惑は残っている気がします。

・トランプの肩を持つダブルスタンダード疑惑
コミーFBI長官が、以前にトランプのロシア関係スキャンダルを発表することには「大統領選に影響する」と言って反対したのに、今回は逆に司法省の「大統領選に影響する」という反対を押し切って公表に踏み切ったという証言があった。本当なら完全にダブルスタンダードだ。

・盗聴スキャンダルに関わっていた男だぞ、信頼できるのか?
ブッシュ政権下の盗聴スキャンダルを、積極的に推進したかは本ブログは把握していないが、少なくとも関わっていたという指摘があった。

・速やかに終息宣言を出したから白、なのか?
ちゃんと投票日前にヒラリーに有利な結論を発表したんだから、ヒラリーを潰す気はなかった、と断定できるのか。むしろ絶妙のタイミングで問題を公表し、ダメージを与えるという当初の目的を達した上で、深追いはせずに投票日前に問題の終息を宣言したことで「私は別に意図的にやったわけじゃないですよ。偶然ですよ。たまたまです。」と弁明する余地も残した。うまい駆け引きだったんじゃないか。

この問題、FBIにパソコンを没収された、ヒラリーの側近の別居中の旦那「変態ガイコツ男」アンソニー・ウィーナーに関する調査がいつから行われていたのか、できる事なら「問題のパソコンを押収したのはいつか」を調べると、ヒントが得られそうですし、それは簡単に分かりそうですが…

調べに行く時間が無いです。残念。

選挙は、結果を待つばかりか。
トランプが演説中に避難騒動があったとか聞きましたが、それは茶番にすぎなかったようで。
アメリカ大統領選挙。今日(の、アメリカ時間…日本の感覚としては、むしろ明朝)選挙日前最後の週末とて、期日前投票が進みそうです。


■世論調査は変化なし

「ドナルド・トランプがヒラリー・クリントンを、あと一歩というところまで追い上げた数字のまま」で大きな変化なし。FBIも動き無し。動いたとして、40%は投票済み。もう本番まで激震はないか。

ところで40%って、選挙権を持つアメリカ国民の40%か?有権者登録をした人の40%か?予想される投票数の40%…って事は無いか。何れにせよ、何の40%なんだ?冷泉先生は「既定の数字」っぽく書いているのに対し、NHKは「予想の数字」っぽく書いているし…時間を割いて調べれば分かりそうではあるんですが、ちょっと時間がなく。

一応、すっかりお馴染みになった感のあるRealClear Politics(英語サイト)貼っておきます。自分がクリックしやすいように(笑)

日々の世論調査結果
現在の選挙人の獲得見通し



■FBIは黒判定でおけ?

以下の記事、FBIにアンチ・ヒラリー閥が存在するという証言を紹介している。

FBI、情報流出懸念しクリントンのメール捜査再開を公表
2016年11月4日(金)11時31分
ロイター Newsweek日本版


ただの証言にすぎず、裏の取りようも無いし、コミー長官がそのドンだとも書いてないですが、まぁ完全な不偏不党なんて有り得ないじゃん?と言った方が現実味がある気がして来ました。それにしても、あからさま過ぎる行動は取らないでしょう普通は、と思うわけですが、まぁ、危機感を募らせた共和党の重鎮が手を回した…とかねぇ。それくらいなら、陰謀論というほどのものでもなく、普通に有り得るかなと思うんですが。

全般的にはヒラリー勝利でOK?という報道が増えているので、週明けの金融市場は僅かにリスクヘッジ後退、しかし、あとは結果が出るまで動き無し…とかでしょうかね。
大統領選挙まで毎日カウントダウンしようと思っていたのに、ちょっとバタバタして「5日前」のカウントをし損ねました……
ちょっと調子が悪いんですよねぇ……

本当はアメリカ以外の記事を含めて毎日2本くらい更新したいんいですが。中東情勢に関連してクルド人のこと、北朝鮮の韓国高官暗殺部隊のご紹介に事寄せてアメリカの特殊部隊事情とその実力のほど、韓国大統領のスキャンダルに関連して韓国の歴代大統領はけっこうヒドい末路をたどっている例が多いとか、プーチン政権のロシアのここ16年の状況やら、ふと九州の火山地形を調べたり、などなど……

まぁ、それは措くとしまして。



■現在の情勢:トランプ攻めきれず

アメリカ大統領選挙。ネットで確認できる支持率の推移は、ドナルド・トランプがヒラリー・クリントンを、あと一歩というところまで追い上げた数字のまま推移しています。選挙人の数はちょいちょい変化して、ここでもトランプは追い上げたし、ヒラリーは少し切り崩されたように見えますが、それでもヒラリーは圧倒的大票田カリフォルニアとニューヨークを「solid(盤石)」に押さえている事になっています。トランプはカリフォルニアに次ぐ大票田のテキサスを固めつつあるように見えますが、まだ差を縮めきれないまま推移。ニューヨークと並ぶ大票田のフロリダが「Toss Up(取り合い、とでも訳すか? 対等、係争中、どっちに転がるか分からない)」になっており、ここをヒラリーが奪えばヒラリーの勝利が確定するんですが。

RealClear Politics(英語サイト)
日々の世論調査結果
現在の選挙人の獲得見通し



■ところで調査結果は当てになるのかな?

……などと、日々更新される情報を眺めているとヒートアップしてしまうんですが、実はこのデータはたかだか1,000〜2,000人にアンケートをとって出しているっぽく、5%以下の差なんて誤差の範囲ではないか? という気も非常にします。聞き方も「トランプ? クリントン?」と聞くのと「共和党? 民主党?」と聞くのでは結果が違いそう。どうなんだその辺。
という私の質問に、仮にABCテレビが答えてくれたとして、結局未来のことは分からないのですが。「イギリスのメディアはブレグジットを予見できなかった。アメリカのメディアがイギリスのそれよりも優秀とは限らない」ここが重要かなと。

とはいえ、幾つかの報道でトランプ大統領の可能性は低いと論じているのを見ました。それで、クリントン政権発足後が問題になっています。
(私はまだトランプリスクを忘れるには早いと思っていますが……株など売買される方は、トランプ大統領の可能性が現時点で1%を切っているとしても、それが何かの拍子に当たったら激震だと思いますので、くれぐれも慎重な運用を……余計なお世話か?)



■選挙が済んでも終わらない懸念

走り書きのようになりますが、まずヒラリーが勝っても、仮にトランプが勝っても、いずれにしても選挙の不正やミスがあったのではないか、と法廷闘争が続くだろうという意見を聞きました。なるほど。そうかもしれません。

ヒラリーが勝ったとして、議会は民主党が勝てるとは限らず、議会がヒラリー・クリントン大統領の提案をことごとくはねつけて政権がレームダックと化す(機能不全に陥る)可能性は高いとか。

ヒラリーはTPPに反対姿勢を表明してしまいました。TPPはアメリカ抜きになるのか? 今までしてきた交渉努力はどうなる? ヒラリーはオバマ政権よりも中東政策で強気の意見を述べています。しかし、強気なら解決するのか? 強気は押し通せるのか?

トランプは選挙に負けたとして、法廷闘争でも結果を覆せなかったとして、支持者を煽ってアメリカに憎悪を撒き散らし続けるのではないかという指摘が出ています。そうでなくても、格差拡大と貧困層の増大が社会を蝕み続けている。トランプはその結果に過ぎない。とすると、トランプが負けても問題はなに一つ解決していないことになる。

もちろん、トランプがうっかり勝ったら、その後のことは想像を絶する。たぶん共和党の政治家たちがトランプを「お飾り」にしようと全力でかかると思いますが、瞬間的な世界の混乱は避けられないでしょう。それはドゥテルテの比ではない。



■もう結果は出てますよ、と身も蓋もない……

そんな事を書いていたら、冷泉先生が。

アレッポにもモスルにも、ほとんど関心がない米世論
2016年11月04日(金)16時00分
冷泉彰彦(作家・ジャーナリスト)Newsweek日本版

常識的には「事前投票」が40%近く進行している現状では、この時点の世論調査の数字にはあまり意味がないという意見、あるいはメディアが接戦を煽っているのは両陣営への「最後のテレビ広告枠販売」で稼ぐためという解説もあります。
今週2日には、歴史に残る名勝負の結果、ワールドシリーズでシカゴ・カブスが優勝し、翌朝のニュースは各局この話題一色になりました。仮に、本当にトランプ優勢が事実であれば、こんな「悠長な」ことは言っていられないはずで、「大逆転」の可能性は極めて低いと見られます。



すでに投票の40%は済んでいるだと……???
私は、メディアが結果を理解した上で野球の試合を流しているという意見には首をかしげるのですが……結果がどちらにせよ、すでに投票が40%済んでいるのは厳然たる事実なんだろうと思います。あらまぁ。

その結果の中身が気になります。