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【”モンスター”が吸血鬼にしか見えなかったあの頃】
先日セッションを受けてくださったお客様が
とメッセージをくださいました。
ありがとうございます。
『自分の葛藤を自分で抱える勇気をもつ。』
この言葉、私が息子がこもっていた時、
ずっと自分に言い続けていた言葉です。
ちらっと見える部屋には
モンスターの空き缶があふれている。
モンスターを大量に飲んでは
夜中はずっと起きて、
朝方に寝て
明るい時間は寝続ける。
私が朝起きてキッチンに行けば
夜中に食べ散らかした鍋とどんぶりとお釜が
流し台に無造作に放置されている…
その頃はモンスターが
吸血鬼にしか見えなくて
恨めしくてしょうがなかった。
（ちなみにモンスターは適量飲む、
上手に付き合うことができれば、問題はないですよ。
何にしてもそうですが、過剰にとれば弊害がありますよね）
で、私が吸血鬼にしか見えなかったのは、過剰摂取で健康を害さないか、それが心配だったんですよね。
昼夜逆転してたし、
夜中の過食もあって
どんどん体重が増える。
見た目も変わっていく息子をみると
大丈夫かな…って思ってね。
ただね、こもってすぐの2か月くらい
起き上がることも
ままならない状態に
なってしまった彼を見てたので、
家族と顔を合わせないようにしてでも
ゲームであっても
起き上がって
何かしていることが
本人が生きることに
つながっているのなら
それを受け入れようと思いました。
彼が回復してくるまでの間、
私たちが何を言っても
彼を傷つける言葉にしかならない。
いくら健康が大事だから
モンスターをのみすぎないで
って言ったところで、
その時の彼にとっては
生きる上では必要なものだったんだよね。
だから恨めしく
モンスターの缶を見ながら、
その頃はただ待つしかなかった。
でも本当に少しずつだけど、
彼も自分の葛藤を抱えて
そして自分なりに生きる道を探していった。
その彼の回復とともに
モンスターの缶は消えていきました。
だから、
親としても葛藤するし、もがくし
あー恨めしい！！
見たくなーい！！
ってなってもいい。
葛藤を感じても、感じる自分を恐れない。
感じたとしても、できることはあるからね。
生きていることそのものが希望だから。
辛い時は一緒に取り組んでいきましょうね。
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