こんにちは、安藤です。
昨日は安城市でSMILE講座でした。
2才組さん、ハイハイ組さん、それぞれ仲良く遊んでいて何とも微笑ましい(笑)
赤ちゃんは赤ちゃん同士、向き合って何やら話している感じでね可愛かった~~。
さて、子どもの頃に親から批判されたこと、聴いてもらえなかったことをちょっと振り返ってみました。
Sさんは習い事でのお話をしてくれました。
習字、そろばん、学習塾に通っていたそうです。
でもそれはお母さんに習うように言われたものでした。
あるとき初めて自分から「英語を習いたい」といったそうです。
それは「英語が苦手だったので、もう少しできるようになりたい!」そんな思いからでした。
ところがお父さんからかえってきた言葉は
「どうせ続かないからやめておけ!」
Sさんは当時お父さんのことがとても怖かったので、それ以上言えなかったそうです。
「英語に関して習いたい思いがずっとあったので、大人になってから習いに行きました。
でもあの時に感じた悲しい思いはずっと覚えています」
「父はきっと私の英語の出来が良くなかったので、どうせ続かないと思ったのだと思います。
でも私は英語が苦手だったので、もっとできるようになりたくて、英語を習いたかったんです。」
この親の側と子どもの側の気持ちのズレ
言った側と言われた側の気持ちのズレ
これ、全部分かり合えたり、理解しあえるわけではないけれどね、このズレが大きいと子どもが傷ついていることはある。
全部子どもの言うことを理解できるわけではないので仕方のないこともある。
でももし親が「どうして習いたいと思うの?」「なぜやってみたいと思うの?」って聞いていたら、子どもの気持ちは少し違っていたかもしれない。
大人になってから、自分でやり直すってことはできる。
でも「あの時の悲しい気持ち」はずっと覚えているものなんだよね。
そのSさん、怖いと思っていたお父さんだけど、好きだったそうです。
バドミントンをやっていたそうですが、練習や試合の送迎や応援、練習相手もしてくれたお父さん。
お母さんに怒られると、間に入ってくれたお父さんのお父さんで、そんなお父さんのことを好きだったと話してくれました。
批判や否定されたことはあったとしても、ある場面では理解や応援してくれるお父さんだったんですね。
親の側と子どもの側、言った側と言われた側の気持ちのズレ。
「子どもの話を聴く」ということで、このズレを少なくすることはできます。
思うようにはならなかったけれど親に話を聞いてもらえたと思えると、子どもは安心します。
子どもの話を聴く、子どもの気持ちを聴く。
誰にでもすぐにできる勇気づけの方法です。