私にとって将棋って何だろう?ここ数年の疑問を問い続ける。 | 平田真実のブログ

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南米パラグアイから昭和レシピチャンネルを発信する平田真実の個人的ブログ。
昔の思い出話、グルメ、格闘技、ペット、家族、教会、会社、放射能被曝問題のことまで徒然なるままに・・・何のブログだろう?と雑多過ぎる内容ですが、これが私です(笑)

 

私がずっとこの数年思っていた疑問
将棋を指すのは手が震えるほどストレスで嫌なのにどうしてまた指したくなってしまうのか?

中毒?
嫌いなのか好きなのか、自分でもわからない。


勝った時は嬉しくて何度も棋譜を振り返って楽しめるのに負けた時は悔しくてその日1日が暗い気分になってしまう。
すぐには棋譜を振り返る気持ちになれなくてしばらく時間が経ってから反省の時間を持つ。
そんなのにふりまわされたくない。

そんなストレスから離れようと口実まで作って何度も将棋絶ちの期間を設けた。


ネット将棋でも対局数何千局とかいう人は凄いなあと思っていた。
どうしてそんな指せるんだろうと。
もし仮に私が幼いころから将棋をやっていてどんなに強くなったとしても気質的にプロ棋士にだけはなれないだろうと思う。
そんなストレスの毎日、自分のような気の小さい者にはやってられない。
加藤一二三名人はキリスト教の信仰でそれを乗り越え、たとえ負けが続いてもポジティブに捉えてきたというのを知って尊敬した。

さて、疑問を抱えつつも最近、1日3局だけ将棋ウォーズで練習のつもりで指している。
そんな中で気がついたことをまとめておこうと思う。

将棋というのはそもそも間違いを犯さないようにするゲーム。
正しく指した方が勝つ。
AI将棋が発達してさらにそれは分析されて技術も進んだ。
藤井翔太棋士の圧倒的強さもAI将棋で研究してきた成果だという。
つまり逆にいうと負けるということはポカをしたということ。
負けた時悔しいのはあのときの悪手を指さなければと、ポカをした自分が悔しいから。
ポカをした自分が許せない、そしてこれからポカをするかも知れない自分も怖い、だから手が震えるんだと気がついた。
でも最近気がついたのは、将棋を楽しんで指している人たちは自分のポカも相手のポカも許容する懐の深さがあるということ。
級位者と段位者、アマチュアとプロのポカのレベルの違いはあるにせよ、基本は同じ。
さらにネット将棋だとタップミスが絡んできてそれもお互いにわかることが多い。
それを笑って過ごせるようだと将棋は楽しくなるのではないだろうか。
歳をとるとポカも多くなるし、自分が嫌になる。
それはそれで辛いことだけど、運転ミスをして人を傷つけたり自分が怪我をするようなことが将棋にはない。
将棋youtuberの動画をみても勝つ試合も気持ちよく勉強になるけど負けた時のもおもしろく、また誰でもポカはあるし負けてもいいんだと励みにもなる。
たとえポカをして形成が悪くなっても相手も人間、ポカを誘って逆転することもできる。


それが将棋。
勝っても負けてもポカを許せる世界。


そう考えると対局ボタンを押すのに少し楽になったかなぁ。
まだまだだけど、ポカをしないためにはなるべく体調の良い時に指す。
難しい勝負で熱くなったときは頭を冷やすため連続して指さない。
そんなことを心がけていたら勝率4割くらいだったのが最近6割くらいに上がってきた。


岩手で整体院を開業したら待合室に将棋盤でもおいて暇なときは詰将棋でも楽しみましょうかねぇ。

どなたかお手柔らかにお相手してください。

 

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