言の花。 | poetissimo

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思いを。
言葉を。
もっと、強く強く。

それが『ポエティッシモ』。



束ねられて麗しい花もあるが

野原で咲くままがいい花もある


首を揃え同じ方を向く

白黒だけの彩りは寂しかろう


摘まれてしまうな言の花

吹き抜ける風に擽られていておくれ




手懐けられて従う鳥もいるが

野山を翔けるままがいい鳥もいる


七色の声を持ちながら

一辺倒の囀りは虚しかろう


罠にかかるな夢想の鳥

夜は月影で羽を洗っていておくれ。


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読んでくれて、ありがとう。



☆前々回の詩→『際(きわ)。』

☆前回の詩→『花になれない棘を抱いて。』