私は2つの出版社の経営者でありながら、15歳のときから著者としても10冊以上の本を出版しています。
それらの経験から、今日は本作りの魅力について語っていきたいと思います。
本作りの魅力のひとつが、本を制作し、出版することで自分の世界が大きく広がっていくことです。
私は詩人として、何冊か詩集を出版していますが、詩を作るという行為は、とかく感傷的になりがちです。
“感傷的”ということは、作品のなかに泣き言や愁いが含まれていたり、湿っぽかったりなど、他者の鑑賞に堪えないものを書いていることも多いのです。
しかし、それを本にするとなったとき、どうしたら読者に伝わるか、良いと言ってもらえるか。編集者をはじめとした人たちとの交流が始まります。
私は、著者は著述のプロまたは責任者。そして、出版社は出版という事業のプロまたは責任者と考えています。
著者の役割は、企画を発想したり、作品を書いたりなどのコンテンツづくりを、誰にも遠慮することなく、のびのびと、渾身の力を出して行うこと。
そして、それを出版事業にするため(原稿から本へと変えていくため)、出版社や編集者が変更したり、追加したり、削ったりなど、世の中に広めるためのアイデアを出していきます。
この過程がとにかく楽しいですし、見えてくるものがたくさんあります。
やはり自分の視点だけだと、狭くなりがちです。商品にする過程で、大勢の人々の視点が入ることで、物事の考え方が分かったり、世の中への回路が開かれたり、化学反応が起きて自分の活動にプラスになるモノを見つけ出したりといったことがあります。
また出版したあとも、情報発信することでさまざまな情報を受信するようになります。
作品が反響を受けることで、友達や恋人、同士が見つかったり、仕事が増えたり、いろいろな活動のスタートになったりなど、広がる世界もあるでしょう。
私は経営者だけでなく、詩人という立場があるからこそ、いろいろな芸術家やアーティストにも出会えました。またほかにも驚くようなことがあったり、詩を広めるときに朗読会をして、閉じていた作品がどんどん開かれていくことで、自分の作品が実は閉じていなかったと気付かされたり、言葉は抽象的なようだけど伝わる力が強いことを感じたりなどもします。
映像は反芻できませんが、言葉は反芻できます。
そこに味わいがあると感じたりすることができるのです。
残念ながら、詩人としてはまだまだ有名人ではありませんが、頑張っているからこそ、私の行動や作品が、時には人の心を動かしたり、行動を促したりするなど、自分のなかにもともとあったどうにもならない感傷的なものが出発点となって良い出会いや活動が生まれていると感じています。
私は無名でも頑張っている、名もなき表現者たちが好きです。
彼らには、「これから始めよう!」という初々しさがあります。その挑戦する気持ちが好きなのです。
私は挑戦する気持ちは、才能よりも尊いものだと思っています。
自分の活動を広めていきたい方、本当の自分を見つけ出したい方、世の中にもっとチャレンジしていきたい方……etc。
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