詩を作るということ ~幸せは搾取されない~ | 2つの出版社/社長のブログ

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12月20日に私の3年半ぶりの本、幸せは搾取されない』(ポエムピース)が発売されます。

 

 

詩の時間を生きる『詩の時間シリーズ』の1冊。

前著『心の傷を治す本・10 秒の詩』同様、10秒で読める詩がたくさん収録されています。

 

本書は同時発売する『大切なことは小さな字で書いてある』の著者・谷郁雄さんと話しながら一緒に作りました。いろんな方からアドバイスをいただきながら完成した一冊です。

 

来年、道徳の教科書にも詩が掲載される谷さんからは「まえがきなどに余計なものが入りすぎていて、詩を読むのを邪魔する。シンプルに詩だけにしたほうがいいと思う」などと言われ、悩みました。

 

それで、まえがきなど“余計”といわれた部分をすべて取っ払ってみたのですが、どうやって読んでいいのか、作者の自分が迷う。どうしてなんだろう、何だかそわそわする。「こう読んだほうがいい」というヒント、ナビゲーションをしたい。そうだ! 私は選評作家でもあるから。

詩だけで堂々と提示することに、すごく遠慮したい気持ちになる。

迷った挙げ句、結局、まえがきやあとがきを書き直し、詩の並びを変えたり、章タイトルをわかりやすくしたり工夫を凝らしました。

 

15歳の時から詩集を何冊か出版していますが、いつまでもうだつが上がらず、正直、周囲のチヤホヤされている人気者の詩人たちを見るとうらやましく思ってきました。

近づこうともがけばもがくほど苦しくなる。じたばたする。

でも、この“じたばたする”ことが詩を生み出すということなのだと思い直して、いつか詩が多くの人に受け入れられることを目指しているわけです。

 

詩集の出版というのは、へんてこなたとえですが、太古の昔にいたアンモナイトなど生き物の化石が見つかることがありますよね。そのアンモナイトはもしかしたら食事中や排せつ中に突然、溶岩で固められて化石になってしまったのかもしれない。

 

「あ、こんな瞬間に化石になっちゃった……」

 

同じように、

 

「あ、こんな瞬間に出版になっちゃった……」

 

そんな感じがするのです。

 

最新作『幸せは搾取されない』は、私が15歳の時に初めて出版した詩集『童女M』と似ていると感じます。

『童女M』も同じように、苦しんで、もがいて、じたばたして、じたばたして……。で、ある日、そのじたばたがぴたりと静止したとき、一気に固めたものです。その静止した状態のものが、最も自分らしいと感じられます。

 

今回、谷さんなど周囲のアドバイスを聴き、まだじたばたして、じたばたして。何度も何度も「あーでもない」「こーでもない」という自分とのやり取りを繰り返しながら、締め切りを迎えて、生まれました。

 

私はすでに何度も出版を経験していますが、やはり著作を世に送り出すときには、生みの苦しみがつきものです。でも、苦しんで、もがいてを繰り返したからこそ、自分のDNAとつながった自分らしい1冊が生まれる。それが本を作る醍醐味だとも思います。

 

こちらで買ってくださいね!

http://poempiece.com/books/2014

 

あ、それから、この詩集には、ヴォーカリスト・Mitsuyoさんの楽曲(収録詩を歌ったもの)が5曲、ダウンロードできるQRコードが付いています。これ、とてもすばらしい出来栄えで、これを聴くためにだけ買ってもいいくらいのものです。

YouTubeに1曲だけ載っていますので、ぜひお試しください。

 

https://youtu.be/Hro9mhYb3yM

 

 

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