では、「絵本を描いてみたい!」と思った時に、最初に何をすれば良いのでしょうか。
人によって方法はさまざまですが、私は個人的に、無理に「絵本を描こう!」と肩肘を張るのではなく、“絵を描く”という行為を日常の中に埋没させることをおすすめします。
美しい花に出会い、心動かされたとします。
その出会いをどのように表現するか。
「絵本を描く」までいかなくても、心動かされた対象物により迫って、究明していくことが大事だと思うのです。
例えば、なぜその花をきれいと思ったのか。そのきれいさは“きれい”という言葉に収まるのか。類似の経験や思い出はないか。そのお花をどうしていきたいのか。
それらを掘り下げ、究明していくことに、絵本の種が生まれると思うのです。
絵本を描きたいけれども、絵が苦手という人もいると思います。
これも日ごろからどんどん描いて上達するのが一番ですが、たとえ上手くなくても、一生懸命描いた絵は人を喜ばせることができます。
巨匠でもそのような作品はあって、正直、「あまり上手くないな」と思うものでも、一生懸命描いていれば端整に仕上がっています。
だからまずは一生懸命描くことが大事です。
絵本出版賞では、既存の枠にはまらない(枠とは何か、人によってとらえ方が違うと思いますが)、型に当てはまらない作品を選ぶ傾向にありますが、その中でも特に大事なのが“子どもが喜ぶ”“子どもが気になって仕方がない”かどうかです。
たとえ、大人向けの絵本であったとしても、大人の中にも子どもはいます。その子どもを喜ばせてほしいのです。
そのためには、自然に自由に描かれた作品が良いと思います。
自然に自由にのびのびと。
だから、絵の上手い下手に関わらず、つくってみたいと思ったら積極的に作品を応募してほしいのです。
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