amazonで1位になること | 2つの出版社/社長のブログ

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**「本のレビュー」「出版を目指す人への情報提供」 2つテーマで更新されます**  ー松崎義行ー

 

出版社は著者の相棒

 

amazonでは売れ筋ランキングというのが発表されています。

自社の本が発売されると、当然、

気になって何度も覗いてしまいます。

 

きのう(3月9日)発売になった

「JASRACと著作権、これでいいのか」城所岩生・著

今朝、部門別のランキングで1位に入っていました。

 

本全体のランキングでは5000位台。

私としては20000位以内に入ると、

よく売れている、という判断をします。

(大型書店では20万点ほど売り場にありますから)

 

amazonで1位になると

多くの人に知られる機会が増えます。

また、出版社もその情報をつかって営業を仕掛けます。

 

この本は、いま話題になっている

「JASRACが音楽教室から著作権使用料を徴収しようとしている問題」に対して

さまざまな意見と材料を提示するものです。

 

著者はアメリカの弁護士で、著作権に詳しい方。

何冊も本を書いている方です。

 

しかし、この本が出ることは誰も知りません。

(もしもちろん著者の周辺は別として)

 

新しい本を市場に投入して

その存在を「初めて」知らしめて、購入してもらう

それには、大変な長い道のりと苦労があることはは想像できるでしょう。

 

本の存在を知ってもらい、

それを必要とする人に読んでもらうために

さまざまな努力をしますが、

出版社としては、まず著者が一番の頼りです。

 

著者のアイディアを活かしたり

ルートを活用したりすることが最も効果的です。

 

ある程度「知られる」ようになれば、

・地道に書店在庫を切らさないようにする

・いい場所で扱ってもらう

・広告で訴える

・扱っていなかった書店にアプローチするなど、

いろいろな手が打てます。

 

しかし最初は、

著者の出版動機に共鳴する知人を味方につけ、

PRすることが

一番大事です。

 

逆に、ここが盛り上がらなければ、

応援しようとする人も

白けてしまいます。

(私も不安に感じ、場合によってはやる気を疑います)

 

そういうわけで

著者とともに本の広め方を考えていくわけですが。

 

味方や仲間をつくり、

競合に勝って出版界で生き残る本になることが

著者の表現・言論活動を支えていくことになります。

 

本は著者次第で

その生命を永遠に伸ばすことができます。

それは、存在し続け、流通し続けることです。

 

出版社はそれをサポートする

相棒みたいなものだと思います。

 

 

 

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P.S.

「JASRACと著作権、これでいいのか」は

発売間もなく大増刷が決まりました。

楽器店などあたらしいルートからの注文が

部数を押し上げました