こんな本、読んでます。 -7ページ目

こんな本、読んでます。

どれくらい本を読んでいるのか記録してみます。。

最高は☆5つです。

マザー・ネイチャー (上)/サラ・ブラファー・ハーディー
¥2,730
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マザー・ネイチャー (下)/サラ・ブラファー・ハーディー
¥2,730
Amazon.co.jp

☆☆☆


上下で900ページを超える大作。

参考文献やチ補注の数も半端ではない。

上巻では動物、主に哺乳類特に霊長類の研究からみた

生存競争における母親の役割についてが述べられる。


下巻では人間に焦点があてられ、

ヨーロッパやアフリカを題材に、子殺しなど

子どもを取り巻く環境が紹介される。


例えば、中世パリでは乳母という職業があり

長男や働き手以外の子どもについては

生まれてすぐに親のもとから、外に預けられる。

そしてその預けられた子どもの多くは死んでいた。

親は、子どもが死ぬことを想定して、外に預けるのだ。

それは、本当に当然のように。


アフリカでも、かつての日本でも

子どもを「間引く」ということは行われていた。

そもそも生きるために動物としては必要な行為だった。


母親なら子どもを愛して当然とされているが

ある調査によると、

生まれた直後に母子が密着していることにより

子どもを愛おしく思う気持がだんだん湧いてくるらしい。

もちろん、母子別室を否定するものではない。

人間だから、小さい子と長く一緒にいると

それを守りたいと思えてくるそうだ。


例えば、産んだ直後に子どもを要らないと思っている人たちの場合は

出産直後に母子を密着させることにより

そういう考えを撤回することが多いという。


逆に言えば、出産後、赤ちゃんをその手で抱くことなく

連れ去られてしまったばあいは

そんなに抵抗なく離れていくことができるらしい。


なんだろう。

要するに、母性とか母親の役割とかって

本能の部分ももちろんあるけれども

その時々の文化に影響されることがとても多いのだろう。

そして、大抵の文化では、男性が優位で

性欲・子作りの対象として女性をみるとすると

授乳中・妊娠中の女性は、そのような欲求には答えられないので

子どもを手元から放してしまうようなこともおきてくるようだ。




カツラーの秘密/小林 信也
¥1,470
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☆☆☆☆


おおっ。amazonでみると、最新版は表紙が本人写真になっている!

手元にある初版本だとイラストなのですが。。

28歳ですでにハゲが進行していた著者の自白エッセイ。

ハゲの悩みから、ついにカツラの道を歩み始める。

でもその生活はスポーツや日常生活において

大きな制限がかせられるものであった。


高額商品でありながら、比較できる口コミのようなものがほとんどないカツラ。


そして、試行錯誤の末、満足できるカツラと出会う。


私はこれを読んで、絶対に家族にカツラを使わせるのはやめようと思った。

家族でレジャーにもいけなくなる。

カツラを検討する全ての方に、この本を贈りたい。


また、カツラー自身の気持も書いてあるので

カツラーの周りの人がどう振舞えばよいのかとかも分かる。


まあ、いろいろ書いたけど、とにかく面白い。


著者のホームページ にもいろいろカツラーについて書いてあって必見。

でもほんとにカツラに見えないなあ。

男性用カツラもウイッグのようにおしゃれグッズとして認められるときが

来るのでしょうか?

パリの女は産んでいる―“恋愛大国フランス”に子供が増えた理由/中島 さおり
¥1,575
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☆☆☆☆


フランス人と結婚し、2人の子どもをパリで育てている著者からみた

フランス流子育て。


日本で育児に忙殺されている人にとっては

「こんなに適当でいいんだあ」と心が軽くなるかもしれない。


フランスでは夫婦がカップルとして、大人としての時間を過ごすため

子どもと大人を切り離せるよういろいろな手段がある。

-乳児からの親子別室

-ベビーシッターの普及

-子どもと大人の食卓の分離

-保育施設の充実

etc…

つまり、子どものために大人が「我慢」をしたり

大人の生活を変えたりは、あまりしないらしい。


それは逆に子どもにとっては、

親と遊べないことや、寂しさや欲求を「我慢」することになる。


日本の文化からすると、ちょっと子どもに可哀想すぎる気もするが

だからといってフランス人がぐれたり、人格的に問題があるわけでもない。

子どもに振り回されることはないのである。


また、大人が無理しない生活により

フランスの出生率はEU2位という高い水準となっている。

夫婦共働きが当然であっても、育児負担が少なければ

子どもは産みたいだけ産めるのである。

(もちろん育児手当のような政府支援も多い)


離婚・再婚が多く、シングルマザーも多い。

ステップファミリーも普通。

そんな環境でも、子どもは普通にそだっていく。


フランスのいいところを日本も取り入れていってほしい。


ベビーシッターにベビを預けて、2時間でも夫婦で夕食にいければ

ほんとに気分転換になるのだけどなあ。

なんて欲求はとても軽いが、


母親になることで抱え込む負担や損をできるだけなくして、

女が自由に幸せに生きられるようにしたら、

自然に女たちは、自分から子どもを産むようになる。


まったくその通りだと思う。

クレィドゥ・ザ・スカイ/森 博嗣
¥1,890
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フラッタ・リンツ・ライフ―Flutter into Life/森 博嗣
¥1,890
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☆☆☆☆
森博嗣のスカイクロラシリーズの最終2作を続けて読んだ。
年をとらない飛行機乗りたちの物語。
その透明感のある文体は変わらない。
最終巻であるクレィドゥ・ザ・スカイの最後は、
あれっなんだろうこのデジャブ感は?
どうも一番最初の巻のスカイクロラみたいだ。
そう、どうやら時系列的にはスカイクロラに続いているみたいだ。
うーん、言われてみれば著者らしいヒントがあるなあ。
ブーメラン・・。
スカイクロラを読んでからしばらく日がたってしまっているため
もう一度全体を通して読んでみようと思います。
本シリーズはアニメ化されるらしい。
楽しみです。
強運な女になる (中公文庫)/林 真理子
¥580
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エッセイ集。

林真理子氏が日本舞踊やお茶、歌舞伎などに夢中になる日常の

題材がほとんど。


あまり題名とはリンクしていないように感じた。

エッセイとしても、そんなに面白くない。

2000年版だから仕方ないかな。


余命/谷村 志穂
¥1,470
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☆☆☆☆


乳がんの経験を持つ38歳の外科医の志保。

念願の妊娠が分かった直後、がんの再発に気付く。

再発を周囲に言えば、妊娠よりも治療を優先させられると思った彼女は

誰にも言わず、なにも治療せず、出産を迎える。


やさしいが優柔不断な夫との関係を軸に

志保が命と向き合っていく。

その心の哀しさ、強さ、せつなさが響く本だった。



Hello,CEO./幸田 真音
¥1,680
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☆☆☆


外資系カード会社での大規模なリストラ。

カード会社のノウハウを持つリストラ組が

ベンチャーを起こし、新たなビジネスに挑む。


ベンチャー設立時の熱気や

エンジェルを見つけるまでのプロセスなどが盛り込まれ

面白い。


でも小説としてはちょっと軽い感じがした。

分かりやすいといえば、分かりやすいのだが

幸田氏ならもっと深められてもいいと思った。




ICO -霧の城-/宮部 みゆき
¥1,890
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☆☆☆☆


内容(「BOOK」データベースより)
何十年かに一人生まれる、小さな角の生えた子。頭の角は、生贄であることの、まがうことなき「しるし」。十三歳のある日、角は一夜にして伸び、水牛のように姿を現す。それこそが「生贄の刻」。なぜ霧の城は、角の生えた子を求めるのか。


読んでいる最中に、私の頭の中で映像化されるものはアニメ画像だった。

風の谷のナウシカに通じるようなストーリー。

ぜひアニメ映画化をしてほしいと思った。


宮部みゆき氏がicoというゲームソフトをモチーフとして

この小説を書いたということは

読後、あとがきを読んでいて初めて知った。

道理でアニメ画像が浮かぶわけです。


主人公イコが生贄という宿命をもち

その宿命をその代で断ち切るため、またとらわれの王女を救うために

立ち向かっていくストーリーに

王道ながらも引き込まれていく。



悪魔はすぐそこに (創元推理文庫 M テ 7-1)/D.M.ディヴァイン
¥987
Amazon.co.jp

☆☆


大学を舞台にした殺人事件。

確かに正当派の推理小説だ。

読んでいるうちに、犯人はなんとなく見えてくるような気がする。

推理小説という分野にファンがいて

いろんな分析をしているそうだが

私はそういう楽しみ方をできない。

でも推理小説ファンだったら、この本に大きな価値をみるのかもしれないと

法月綸太郎の解説を読んで感じた。