【八王子八十八景「長池見附橋」】 | pocopanのブログ 「地図がいっぱいある暮らし」

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GWの後半は4連休。GWに限らず、3日以上の連休となれば、家内との早朝ウォーキングは一日おきとなります。3日の憲法記念日にお台場へ出かけたので、次は5日のこどもの日。こいのぼりを見に「昭和の森」公園とも思いましたが、朝ドラの「虎に翼」に触発されて、八王子八十八景の一つである長池見附橋に出かけてみることにしました。

長池見附橋は四谷にあった見附橋を移築した史跡です。大正2年に完成した四谷見附橋。1993年に移築されています。以降は、市民の憩いの場所となるとともに、ドラマのロケ地としてもにぎわいます。大正にできた橋がそのまま残っている形ですので、「虎に翼」にも大学周辺の風景として利用されたというわけです。番組中では、右半分の後方に聖ニコライ堂らしき建物が見えますので、お茶の水の神田川にかかる「お茶の水橋」のようです。橋上の道路は明大通りでもあるので、そのまま明治大学に通じています。最初は、個人的な押し橋の一つである隣の「聖橋」かと思いましたが、「お茶の水橋」の方が相応しいようです。神田川の北側から見たアングルとなります。

さて、長池見附橋です。こちらは八王子の長池公園にあり、GoogleMapの「経路」機能を使うと、最寄り駅は京王相模原線の京王堀之内駅もしくは南大沢駅となるようです。ただし、両駅から目的地の橋まで、1キロ以上はあるので、途中までバスを使う必要があるようです。GoogleMapの「経路」機能で細かく見ていくと、京王堀之内駅から循環バスが出ており、「せせらぎ橋」で降りれば、遊歩道を歩けることがわかり、当日の早朝、さっそくの出発です。

総武快速線の馬喰町で新宿線の馬喰横山駅に乗り換えて、京王線の笹塚駅まで向かいます。空いている各駅電車の橋本駅行きに乗り、ゆっくりと京王堀之内駅に到着。駅前は、ほとんど人がおらず、高幡不動行きのバスが停車しています。循環バスの乗り場は、その奥だと、ほどなく判明。10分ほど待って、循環バスに乗車します。

せせらぎ橋のバス停を降り、地図を確認。後ろに架かる橋の上へと階段で上がります。橋の上には小さな水路ができており、水道橋のようなおもしろい風景です。周囲はかなり起伏がある地形のようで、しばらく歩くと小川が流れる谷間に変貌。両側に茂る木々と、そびえるマンションに圧倒される感じです。ここは「せせらぎ緑道」と呼ばれるコースで、鳥の鳴き声が響き渡る、奥多摩の自然をふんだんに利用した遊歩道です。

谷間が切れると、大きな広場。周囲は土手で囲まれていますが、正面には意外と大きい見附橋が架かっています。堂々とした佇まいはまさに必見の価値あり。鉄骨とレンガの大胆な組み合わせに、橋脚上のガス灯のアクセントで、大正時代の橋と言わんばかりの立派な橋です。しっかりと三角形に組まれた頑丈な鋼鉄製のアーチをくぐり、橋の向こう側へと潜ります。土手の階段を上ると、正面には深い木々に囲まれた静かな築池が広がっていました。手前の橋のある場所は全体的に窪地になっていて、見事な公園広場となっています。散歩する人たちが徐々に増えてきたので、帰宅の途につくべく南大沢駅へと向かいます。

残念ながら道を間違えてしまったようで、なかなか公園を出ることができません。少し遠回りをしてしまいましたが、どうにか無事に南大沢駅に到着。来たときと同じ鉄路で家路につくのでした。


■コース


①京王堀之内駅


②せせらぎ橋


③せせらぎ緑道


④長池見附橋


⑤築池

○土手の上から



さあ、今日も地図を広げて、
大正ロマンを訪ねに冒険にでかけましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。