【京成ちはら線のおゆみ野駅へ】 | pocopanのブログ 「地図がいっぱいある暮らし」

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地図を眺めれば、家にいながら「冒険」の始まり。
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昨年の夏ごろに、ネットで小さく「昭和レトロな建物」で紹介されていた「千葉市緑区役所椎名連絡所」。京成千原線のおゆみの駅とちはら台駅の中間にあるということで、一度は行ってみたいと思っていましたが、おゆみの駅とちはら台駅間は、2km以上はあり、家内の膝と腰の状態では難しそうと断念していましたが、「おゆみの駅へ戻ってくれば良いじゃん!」と、今回家内と歩いてみることにしました。

最近は、始発の電車に乗りません。日が昇っていないと、景色が十分観察できないからです。なので、現地に6時半くらいに到着するように出発時間を決めています。ただし、おゆみの駅のある京成ちはら線は単線のためか、早朝の本数は少ないようで、「Google Map」の経路検索で何度もやり直しては、計画を練り直します。結局、総武線の各駅列車に乗って千葉駅に向かい、京成千葉駅で京成線に乗り換えることにします。

千葉駅から京成千葉駅への乗り換えは、案内に従えば、地上階経由となります。千葉駅の改札口を出たら右へ曲がって南口へ向かい、エスカレータを降りて、信号のある横断歩道を渡り、京成千葉駅の西口改札へと進むのです。ですが、うちら夫婦は別の経路を使います。改札口を出たら、まっすぐ歩き、モノレールの改札口を目指します。ほんの少しエスカレータで上階へ上り、モノレール改札口の左側にあるそごうへの通路を歩きます。献血ルームを通り過ぎれば、京成線への「モノレール口改札」がです。と思いきや、こちらの改札口が開くのは06時30分以降のようで、みごとに閉鎖されていました。やむなく引き返します。モノレール駅用のエスカレータで1階まで降り、ペリエを横切って、先ほど登場した信号のある横断歩道を渡り、京成稲毛駅へと向かいました。駅と駅とが直結していれば、こんなことにならないのですが。どうやら、JRとしては、「そごう」デパートのある京成線とは、一線を画したいような。どうやら、JR千葉駅の構造は乗客をペリエという巨大ショッピングセンターに閉じ込めて監獄を模しているようです。

乗り換えも済ませ、どうにかおゆみ野駅に到着。ホームは高架となっていて、近未来風の洒落た駅舎となっています。駅舎と駅前広場は景観設計されており、2002年(平成14年)に土木学会デザイン賞の優秀賞を受賞しています。

駅を出て、大通りを真っ直ぐに進み、右折します。すると、こちらも近代的な作りの保育園「ふたば保育園」が現れます。孫がいたら、通わせたくなるような安心感のある保育園でした。

舗装されていますが、曲がりくねった田舎の道です。台地の縁なので展望が見事です。南生実町(みなみおゆみちょう)の町並みと浜野町周辺の京葉工業地域と呼ばれる工場群が見渡せます。

丘を下り終わると、大きな池。刈田子(かりたご)公園です。川筋とは別に蓮池ができており、周囲には遊歩道と適度で色鮮やかな遊具、そして葉を落とした桜の木。取水口を隠すためのものか、時間が止まったかのような番井のプラスチック製の白鳥の玩具?が、寂しげに佇んでいましたが、木々が芽吹く春には華やかな雰囲気になりそうです。

左手の丘に導くような白幡神社の鳥居と長い石段。それを脇に見ながら、細い道をさらに進むと、急な下り坂。気をつけながら下り終えれば、耕作前の田んぼが広がる平野部です。

ようやく見つけました「千葉市緑区役所椎名連絡所」。全体が水色で、いかにも昭和然とした佇まいです。昭和7年に建てられ、昭和30年に千葉市と合併するまで椎名村の役場として使われていたそうです。現在も、連絡所として使われており、入り口には営業時間が貼られていました。霞んだペンキの色に、かつて通った小学校の木造校舎を思い出すような懐かしい風景です。東側に立つ赤い熊野神社の鳥居との相性も抜群です。

千葉市おゆみ野かすがさく公園を経由し、遊歩道を進むと、こちらも近代的な千葉市立おゆみ野南小学校。アニメ「化物語」に登場する直江津高校を彷彿とさせる小学校を通りすぎ、丘のように盛り上がった椎名崎古墳への入り口階段を見ながら、遊歩道を歩き続ければ、ほどなくしておゆみ野駅に到着です。

帰りも、京成千葉駅から千葉駅へと乗り換えますが、「モノレール口改札」を利用したのは言うまでもありません。


■コース


①おゆみ野駅


②ふたば保育園


③刈田子公園


④白幡神社の鳥居


⑤千葉市緑区役所椎名連絡所


⑥千葉市立おゆみ野南小学校


⑦椎名崎古墳への入り口階段


⑧おゆみ野駅



さあ、今日も地図を広げて、
乗り換えにも注目しながら冒険にでかけましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。