家族の心と体を元気にする手作りライフを提案します
型なし 道具なし 子育てママのパン教室
藤岡由夏です。
三連休最終日、今日は敬老の日なんですね。
昨日義父が引っ越しをしました。
引っ越しと言っても、施設から施設の移動。
義母が突然亡くなってから3年。
急いで探した「特別養護老人ホーム」ですが、なかなか空きがでなくて
3年目にして通称「特養」への入所が決まりました。
この3年、介護サービス付き高齢者向け住宅というところにいたのですが、
受ける介護サービスは似たようなものなんだけど、
細かいところが違ってくる「特養」と「高齢者向け住宅」
改めて、介護保険に行政のサービスに、ややこしいなぁ~~~と思います。
ちなみに義父は「要介護4」と認定を受けていて、いろんな意味で介護サービスをしていただかないと生活ができない状態です。
これからの日本、介護サービスの充実させていくことが避けられない道だと思いますので、、
今日は私が知っている介護の仕組みをちょっとご紹介です。
まず親御さまが介護必要となったとき、
自宅で介護をするのか
施設に入るのか
で大きく分かれます。
自宅介護の場合は、介護ベッドや車いすのレンタルやうちの中をバリアフリーにするための補助がされますが、
施設に入ると「自宅を何かするための補助」は出なくなります。
例えば、施設に入っている義父を2泊ほど家でステイさせてあげるから、
その時のベッド貸してほしい!自宅のトイレに手すりを付けたい!
となりましても、、自宅で何かをする場合は全部自腹です。
今回、高齢者向け住宅から「特養」にうつって変わったことは、高齢者向け住宅では可能だったデイサービスがなくなりました。
「特養」ではその施設の中に入って、その施設内でしてくださることがサービスとして受けられますが、
外部のどこそこのデイサービスに行きたい、と言ってもそれは行けないらしいのです。
その代りといういい方も変ですが、施設の中でデイサービスのような体を動かすような時間があったり、看護師さんが毎日いてくださる環境であったりします。
義父の状態では、「老健」(介護老人保健施設)の利用は考えられないので、
「老健」は未経験ですが、「特養」と「老健」もまた種類が全然変わってくるようです。
「老健」は基本家に帰って生活することを目指してリハビリなどをする施設になり、
義父の入った「特養」は介護を受けて長く生活するための施設となっているようです。
なんせややこしいこの仕組み。
他にも「有料老人ホーム」もあります。
「特養」「老健」この二つと
「有料老人ホーム」や義父が入っていた「サービス付き高齢者向け住宅」の違いは、
自治体がやっているのか民間がやっているのかの違い。
保育園でいうと、認可の保育園か認可外の保育園の違いみたいになりますね。
で、特養の入所の条件も保育園と似ていて、緊急度の高い人から優先して入れます。
義父も3年、待機児童のように待っていた感じになります。
3年前、元気だった義母が突然亡くなって、一人で生活できない義父どうするか・・となったとき、
「自宅で介護」の選択ももちろんないこともなかったのです。
だけどこれ選んでいたら、私は多分パン教室もやめていたし、パートに出ることすらできない。
仕事どころか「ちょっと買い物」「ちょっと美容院行ってくるね」っていうのでもタイミング見ないとできなかったでしょう。
「お義父さんの世話してちゃんと見送ります!」っていう覚悟がないとできないことでした。
私が決める以前に、息子である主人が「それは絶対無理だ・・」と言って、入居する施設を探すことになりましたけど。
最初は結構平日も行けるときは、ホームに行ったりもしてたんですけどね。
場所が近いようで、結構不便で遠い場所にあったり、、でちょっと足が遠のいたり、、、
こんな嫁でいいのかと思ったこともありますが、
「別にいい嫁でいる必要ないか。私がお義父さんにしてあげられることをしておけばいいし、
それで感謝してもらおうとかいい嫁と言ってもらおうとか見返り求めなかったらいいのよ」
と思ってからはずいぶん楽になりました。
昨日、お引越しをして「あれから3年経ったのか」とふとこれまでのことを思い出しました。
ややこしい介護の世界・・・
「介護保険ってなんでこんな高いん?」と思いますが、そのおかげでたくさんのご老人が支えられていたりします。
みんなが家で介護してあげられるのが、そりゃ理想かもしれませんが、そうもいかない現実がたくさんあります。
介護される側もする側も、納得のいくいい形でできたらいいけれど、本音のところは別にあるけど、致し方なくこうなっているケースだってたくさんある。(おそらくそんな「致し方なく」のほうが多いだろうと思う)
それでも何でも、、、人生最期まで笑って過ごせるような充実したサービスがもっとできて、
介護してもらう側も依頼する家族も笑顔で過ごせる日がもっともっと増えるとよいなぁ、、と敬老の日に思うのでした。
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