中性脂肪を下げる裏技:日刊現代引用
【すこやか生活術】

メタボリック症候群対策第2弾
いま注目のメタボリック(内臓脂肪)症候群の対策シリーズ第1弾は「血糖値を徹底的に下げる裏ワザ」(6月15日付)。きょうはその第2弾「中性脂肪下げる徹底裏ワザ」だ。まずはできることから始め、心筋梗塞や脳梗塞のリスクを下げよう!
★5種類の野菜を食べる
カイワレ大根、ショウガ、トマト、ミニトマト、赤ピーマンの5つを積極的に食べることだ。昭和女子大学生活科学科の中津川研一教授が言う。
「血中の中性脂肪を減らす方法は2つあります。ひとつは体脂肪を燃やすこと。もうひとつは腸から吸収される脂肪の量を減らすことです。前者は運動が必要で続けるのが大変ですが、後者なら比較的楽にやれます」
具体的な方法はこうだ。
「中性脂肪は脂肪分解酵素リパーゼによって分解されてから腸で吸収されます。このリパーゼの働きを阻害し、分解を起こさないようにすれば、いくら脂肪があっても腸から吸収されない。ある実験で40種類の野菜を調べたら、冒頭に挙げた5種類の野菜にリパーゼ阻害作用があることが分かったのです」(中津川氏)
加熱しても生のまま食べても大丈夫だ。
★キノコ類ならキクラゲ
前出の実験でキノコ9種類を調べて“有効”だったのはキクラゲ。
「エリンギにもリパーゼ阻害作用が見られましたが、生食に限られ、加熱すると作用が失われます」(中津川氏)
★香辛料を活用する
シナモン、カラシ、オールスパイス、チリパウダー以外の香辛料に、リパーゼ阻害作用があることも実験で分かった。唐辛子やコショウなどの香辛料をさまざまな料理に使うといい。
栄養学博士の白鳥早奈英氏が言う。
「特に中華料理など脂っこいものを食べるときは、唐辛子をたっぷり使ったピリ辛メニューがいいでしょう。唐辛子のカプサイシン効果で中性脂肪が蓄積しにくくなります」
★サラダに気をつける
中性脂肪を上げるのは、動物性脂肪、砂糖、アルコールなど。先のように野菜は中性脂肪対策にいいが、サラダを食べるときは要注意だ。
「油が多いドレッシングや、コレステロールが高い卵で作ったマヨネーズをたっぷりかけて食べれば、元も子もありません。お勧めはみそをちょっとつけて食べること。私自身もやっています」(白鳥氏)
みそに含まれる大豆イソフラボンには、血中中性脂肪と体重の増加を抑制する働きがあることが、実験で証明されている。
マヨネーズ好きは、卵を使わず豆乳で作ったマヨネーズを。自然食品店などで販売されている。
★すき焼きだけは避ける
「完全肉断ち」が無理な人も、すき焼きだけはやめた方がいい。
「動物性脂肪と砂糖は、どちらも中性脂肪を上昇させます。すき焼きは、砂糖をたっぷり使うし、肉の脂肪はあるしで、ダブルでよくないのです」(白鳥氏)
肉料理のベストはしゃぶしゃぶ。白鳥氏の“定番”は、豚肉をサッとゆで、ポン酢をタレにしてたっぷりの野菜と一緒に食べるもの。
「これなら中性脂肪排出に役立つ食物繊維、血液サラサラ効果のある酢の両方が取れる。唐辛子をかけて食べれば“香辛料効果”も加わって、よりいいです」(白鳥氏)
★鳥肉の皮は残す
肉を食べるときに忘れてはならないのが、もうひとつ。
「脂肪がとても多い鳥肉の皮は残しましょう」(白鳥氏)
★食後はお茶を飲む
「お茶には中性脂肪が腸から吸収されるのを抑える作用があるのです」(中津川氏)
これで中性脂肪に勝つ。
2006年6月19日 掲載
中性脂肪を下げる徹底裏ワザメタボリック症候群対策第2弾
いま注目のメタボリック(内臓脂肪)症候群の対策シリーズ第1弾は「血糖値を徹底的に下げる裏ワザ」(6月15日付)。きょうはその第2弾「中性脂肪下げる徹底裏ワザ」だ。まずはできることから始め、心筋梗塞や脳梗塞のリスクを下げよう!
★5種類の野菜を食べる
カイワレ大根、ショウガ、トマト、ミニトマト、赤ピーマンの5つを積極的に食べることだ。昭和女子大学生活科学科の中津川研一教授が言う。
「血中の中性脂肪を減らす方法は2つあります。ひとつは体脂肪を燃やすこと。もうひとつは腸から吸収される脂肪の量を減らすことです。前者は運動が必要で続けるのが大変ですが、後者なら比較的楽にやれます」
具体的な方法はこうだ。
「中性脂肪は脂肪分解酵素リパーゼによって分解されてから腸で吸収されます。このリパーゼの働きを阻害し、分解を起こさないようにすれば、いくら脂肪があっても腸から吸収されない。ある実験で40種類の野菜を調べたら、冒頭に挙げた5種類の野菜にリパーゼ阻害作用があることが分かったのです」(中津川氏)
加熱しても生のまま食べても大丈夫だ。
★キノコ類ならキクラゲ
前出の実験でキノコ9種類を調べて“有効”だったのはキクラゲ。
「エリンギにもリパーゼ阻害作用が見られましたが、生食に限られ、加熱すると作用が失われます」(中津川氏)
★香辛料を活用する
シナモン、カラシ、オールスパイス、チリパウダー以外の香辛料に、リパーゼ阻害作用があることも実験で分かった。唐辛子やコショウなどの香辛料をさまざまな料理に使うといい。
栄養学博士の白鳥早奈英氏が言う。
「特に中華料理など脂っこいものを食べるときは、唐辛子をたっぷり使ったピリ辛メニューがいいでしょう。唐辛子のカプサイシン効果で中性脂肪が蓄積しにくくなります」
★サラダに気をつける
中性脂肪を上げるのは、動物性脂肪、砂糖、アルコールなど。先のように野菜は中性脂肪対策にいいが、サラダを食べるときは要注意だ。
「油が多いドレッシングや、コレステロールが高い卵で作ったマヨネーズをたっぷりかけて食べれば、元も子もありません。お勧めはみそをちょっとつけて食べること。私自身もやっています」(白鳥氏)
みそに含まれる大豆イソフラボンには、血中中性脂肪と体重の増加を抑制する働きがあることが、実験で証明されている。
マヨネーズ好きは、卵を使わず豆乳で作ったマヨネーズを。自然食品店などで販売されている。
★すき焼きだけは避ける
「完全肉断ち」が無理な人も、すき焼きだけはやめた方がいい。
「動物性脂肪と砂糖は、どちらも中性脂肪を上昇させます。すき焼きは、砂糖をたっぷり使うし、肉の脂肪はあるしで、ダブルでよくないのです」(白鳥氏)
肉料理のベストはしゃぶしゃぶ。白鳥氏の“定番”は、豚肉をサッとゆで、ポン酢をタレにしてたっぷりの野菜と一緒に食べるもの。
「これなら中性脂肪排出に役立つ食物繊維、血液サラサラ効果のある酢の両方が取れる。唐辛子をかけて食べれば“香辛料効果”も加わって、よりいいです」(白鳥氏)
★鳥肉の皮は残す
肉を食べるときに忘れてはならないのが、もうひとつ。
「脂肪がとても多い鳥肉の皮は残しましょう」(白鳥氏)
★食後はお茶を飲む
「お茶には中性脂肪が腸から吸収されるのを抑える作用があるのです」(中津川氏)
これで中性脂肪に勝つ。
世界の酢:日刊現代引用
【すこやか生活術】

「酢の消費量が多い国はサッカーも強い」
「サッカーの強豪国は酢の消費量も多い!?」――こんなユニークなデータが発表された。
W杯の出場国中、FIFA世界ランキング20位以内に入る14カ国の、酢の1人あたり年間消費量を調べたところ、上位3カ国はドイツ(1.91リットル)、アルゼンチン(1.84リットル)、フランス(1.67リットル)だったという。
「残念ながら、ブラジルの消費量は把握できませんでしたが、上位にはサッカー強豪国が並びました。ドイツは日本(0.64リットル)の3倍で、全体的に南米、欧州は消費量が多いですね」(調査したミツカン広報担当者)
日本で酢といえば米酢だが、海外ではブドウ、リンゴ、トウモロコシなど、さまざまな原料から造られている。
「原料こそ違いますが、いずれも主成分は酢酸ですから、疲労回復や高血圧など生活習慣病予防の効果が期待できます」(ミツカン広報担当者)
そこで、日本で手に入る世界の主な酢を紹介しよう。
●ワインビネガー
ドイツ、フランス、スペイン、ブラジルなど、欧州や南米で広く使われている。ブドウ果汁をアルコール発酵させた後、酢酸菌で発酵させて造る。ワイン同様、渋味がある「赤」と、酸味の強い「白」がある。
赤は煮込み料理の隠し味や、肉料理のソースに加える。白はドレッシングやマリネにぴったり。
●バルサミコ酢
イタリア料理でおなじみ。煮詰めたブドウ果汁を樽詰めして発酵・熟成させたもの。芳醇な香りと濃厚な風味が特徴で、肉料理のソースやサラダに回しかけて使う。
ただ、安い製品は熟成期間を短縮するために、カラメルなどを加えてコクを出した“普及品”。12年以上熟成させた、伝統的なバルサミコ酢は100ミリリットルで1万円以上!
●モルトビネガー
イギリスの酢といえばコレ。大麦の麦芽やトウモロコシの抽出液を発酵させたもので、ビールに似た独特な風味がある。
本場では、フィッシュ&チップスにたっぷりかける食べ方が定番で、サラダや肉料理にも合う。
●アップルビネガー
メキシコ、米国、スウェーデンなどで使われ、リンゴの酸味と香りがさわやかだ。
ドレッシングなどのほか、ハチミツを加え、水で割って飲んでもいい。
●ホワイトビネガー
米国やアルゼンチンで一般的なのがこれ。トウモロコシが主原料で、シンプルな酸味が特徴だ。
マヨネーズやマリネなどのほか、除菌や掃除にもよく使われるという。
他にもシェリー酒が原料のシェリービネガー、シャンパンから造るシャンパンビネガーなどもある。中国の酢といえば香酢が有名だ。
世界の酢を楽しみながら健康になろう!
2006年6月21日 掲載
世界の酢で元気になる「酢の消費量が多い国はサッカーも強い」
| 左からアップルビネガー、バルサミコ酢、ワインビネガー、モルトビネガー、ホワイトビネガー |
W杯の出場国中、FIFA世界ランキング20位以内に入る14カ国の、酢の1人あたり年間消費量を調べたところ、上位3カ国はドイツ(1.91リットル)、アルゼンチン(1.84リットル)、フランス(1.67リットル)だったという。
「残念ながら、ブラジルの消費量は把握できませんでしたが、上位にはサッカー強豪国が並びました。ドイツは日本(0.64リットル)の3倍で、全体的に南米、欧州は消費量が多いですね」(調査したミツカン広報担当者)
日本で酢といえば米酢だが、海外ではブドウ、リンゴ、トウモロコシなど、さまざまな原料から造られている。
「原料こそ違いますが、いずれも主成分は酢酸ですから、疲労回復や高血圧など生活習慣病予防の効果が期待できます」(ミツカン広報担当者)
そこで、日本で手に入る世界の主な酢を紹介しよう。
●ワインビネガー
ドイツ、フランス、スペイン、ブラジルなど、欧州や南米で広く使われている。ブドウ果汁をアルコール発酵させた後、酢酸菌で発酵させて造る。ワイン同様、渋味がある「赤」と、酸味の強い「白」がある。
赤は煮込み料理の隠し味や、肉料理のソースに加える。白はドレッシングやマリネにぴったり。
●バルサミコ酢
イタリア料理でおなじみ。煮詰めたブドウ果汁を樽詰めして発酵・熟成させたもの。芳醇な香りと濃厚な風味が特徴で、肉料理のソースやサラダに回しかけて使う。
ただ、安い製品は熟成期間を短縮するために、カラメルなどを加えてコクを出した“普及品”。12年以上熟成させた、伝統的なバルサミコ酢は100ミリリットルで1万円以上!
●モルトビネガー
イギリスの酢といえばコレ。大麦の麦芽やトウモロコシの抽出液を発酵させたもので、ビールに似た独特な風味がある。
本場では、フィッシュ&チップスにたっぷりかける食べ方が定番で、サラダや肉料理にも合う。
●アップルビネガー
メキシコ、米国、スウェーデンなどで使われ、リンゴの酸味と香りがさわやかだ。
ドレッシングなどのほか、ハチミツを加え、水で割って飲んでもいい。
●ホワイトビネガー
米国やアルゼンチンで一般的なのがこれ。トウモロコシが主原料で、シンプルな酸味が特徴だ。
マヨネーズやマリネなどのほか、除菌や掃除にもよく使われるという。
他にもシェリー酒が原料のシェリービネガー、シャンパンから造るシャンパンビネガーなどもある。中国の酢といえば香酢が有名だ。
世界の酢を楽しみながら健康になろう!
EPAの効果:日刊現代引用
丸元淑生 短命の食事・長命の食事】

実証された青魚の威力
EPAはコレステロールと中性脂肪を下げる。
それは、多くの研究で証明されていて、効果が最もあらわれるのは、コレステロールと中性脂肪の両方が高い人の場合である。
オレゴン大の研究者が、被験者に鮭(さけ)を毎日、10日間食べてもらった研究では、健常者の場合、血中コレステロール値は最高17%の低下をみた。高脂血症患者の場合は、最高20%の低下だった。
中性脂肪のほうは、健常者で最高40%、高脂血症患者の場合は、実に67%の低下をみたのだ。
EPAが中性脂肪を下げる働きは調整的で、血液中の中性脂肪の量が多すぎると、全身に指令を発動させて、中性脂肪を分解する酵素を作り出させる。そうやって中性脂肪値が高くなりすぎるのを防ぐのだ。
EPAは、魚の脂肪に多く含まれている脂肪酸で、いわし、あじ、まぐろ、さば、鮭などの、青魚に特に多く含まれている。いわしの魚肉100グラム中に含まれている量は、種類によって異なるが、0.4~1.4グラムである。
毎日そのくらいの量のEPAを摂(と)っていれば、中性脂肪を下げる働きが期待出来るけれども、魚を食べない日がつづくような場合には、サプリメントで補うべきだろう。
EPAは、中性脂肪とコレステロールを下げるだけでなく、血液をさらさらにして血栓症や心臓病のリスクを下げることがわかっている。
文明社会におけるEPAの疫学調査は、1980年代のはじめに、千葉大の研究者たちが、勝浦と柏で行ったのが最初で、その成績は世界中の研究者の間で、大きな反響を呼んだ。
漁港のある勝浦と、農村地帯の柏では、住民の魚の摂取量が違い、それが血小板の凝集能と、赤血球の変形度の違いとなって、はっきり示されたからだ。
むろん、血小板凝集能が下がれば、血液の粘度が下がって、さらさらになり、赤血球変形度が上がれば、末梢血管への流れがよくなる。
魚の摂取量は、勝浦の人たちの1日平均250グラムに対して、柏の人たちは80グラムで、血小板凝集能は高く、赤血球変形度は低かった。
2006年6月22日 掲載
中性脂肪67%低下実証された青魚の威力
EPAはコレステロールと中性脂肪を下げる。
それは、多くの研究で証明されていて、効果が最もあらわれるのは、コレステロールと中性脂肪の両方が高い人の場合である。
オレゴン大の研究者が、被験者に鮭(さけ)を毎日、10日間食べてもらった研究では、健常者の場合、血中コレステロール値は最高17%の低下をみた。高脂血症患者の場合は、最高20%の低下だった。
中性脂肪のほうは、健常者で最高40%、高脂血症患者の場合は、実に67%の低下をみたのだ。
EPAが中性脂肪を下げる働きは調整的で、血液中の中性脂肪の量が多すぎると、全身に指令を発動させて、中性脂肪を分解する酵素を作り出させる。そうやって中性脂肪値が高くなりすぎるのを防ぐのだ。
EPAは、魚の脂肪に多く含まれている脂肪酸で、いわし、あじ、まぐろ、さば、鮭などの、青魚に特に多く含まれている。いわしの魚肉100グラム中に含まれている量は、種類によって異なるが、0.4~1.4グラムである。
毎日そのくらいの量のEPAを摂(と)っていれば、中性脂肪を下げる働きが期待出来るけれども、魚を食べない日がつづくような場合には、サプリメントで補うべきだろう。
EPAは、中性脂肪とコレステロールを下げるだけでなく、血液をさらさらにして血栓症や心臓病のリスクを下げることがわかっている。
文明社会におけるEPAの疫学調査は、1980年代のはじめに、千葉大の研究者たちが、勝浦と柏で行ったのが最初で、その成績は世界中の研究者の間で、大きな反響を呼んだ。
漁港のある勝浦と、農村地帯の柏では、住民の魚の摂取量が違い、それが血小板の凝集能と、赤血球の変形度の違いとなって、はっきり示されたからだ。
むろん、血小板凝集能が下がれば、血液の粘度が下がって、さらさらになり、赤血球変形度が上がれば、末梢血管への流れがよくなる。
魚の摂取量は、勝浦の人たちの1日平均250グラムに対して、柏の人たちは80グラムで、血小板凝集能は高く、赤血球変形度は低かった。
歯周病の恐怖:日刊現代引用
【すこやか生活術】

体内のあちこちで連鎖的に炎症起こす
歯茎が赤く腫れ、硬いものを食べると出血する。典型的な歯周病の症状だが、歯周病を歯や歯茎のトラブルとだけ思っていると大間違いだ。歯周病は、糖尿病や心臓疾患、気管支炎、肺炎などにも深く関係しているというのである。東京歯科大微生物学講座の加藤哲男助教授に聞いた。
歯と歯茎の間に歯垢がたまると、歯垢中の細菌が歯茎に感染して、炎症を起こす。この細菌感染症が歯周病だ。
「歯垢中には1ミリグラムあたり1億から10億の細菌がいて、この中の一部が歯周病を起こす歯周病菌です。歯茎から出血するなど炎症が起きていると、病巣から歯周病菌が血管に入り込み、全身へと流れ伝わっていく。こうして歯周病菌は体内のさまざまな部位で連鎖的に炎症を起こし、疾患の原因になったり、悪化させたりするのです。それが“歯周病菌連鎖”です」
厚労省の歯科疾患実態調査によると、25歳以上の約80%が歯周病というから、中高年ならほとんどが歯周病菌連鎖のリスクを抱えているといっていい。
まずは糖尿病との関係だ。
「歯周病菌の内毒素は、歯周病病巣からTNFα(腫瘍壊死因子)を産生させます。このTNFαが血液中の糖分を細胞内に取り込むのを阻害し、インスリンの働きを妨げるため、歯周病を合併した糖尿病患者は、血糖コントロールが悪くなりやすいのです」
つまり、歯周病は糖尿病を悪化させる。実際、歯周病を治療したら、血糖コントロールが改善したという臨床報告もある。
次は心臓病。特に怖いのは狭心症や心筋梗塞の虚血性心疾患と心内膜炎だ。
「歯周病菌が心臓内膜で増殖すると、細菌性心内膜炎になります。ある種の歯周病菌は血小板凝固因子を持っていて、これが心臓冠動脈血管に作用すると、心筋梗塞の原因になります」
歯周病菌は肺炎の原因となるものも多い。高齢者や脳障害など免疫力が低下した人が、歯周病菌を含む唾液を誤嚥(ごえん)すると、肺炎にかかる確率が高まる。このほか、気管支炎や早産にも影響を与えているという。では、どうすれば歯周病菌を減らし、歯周病菌連鎖を食い止めることができるのか。
「食べたら歯を磨く、洗口液で口腔内を清潔に保つのはもちろんですが、歯周病は喫煙やストレスの影響も大きく、生活習慣を改めることも重要。喫煙者は、非喫煙者より2倍から3倍も歯周病になりやすいという報告もあり、禁煙は有効です。ストレス発散もいい。また歯並びなどの生体因子も関連します。歯垢のたまりやすい親知らずなどは早期に治療すべきです」
大阪府立大・吉田幸恵教授の研究ではBMI25以上の肥満者は、18.5以上25未満の標準体重の人に比べて、1.5倍も歯周病になりやすいという。ダイエットも欠かせない。
2006年6月22日 掲載
知らなきゃヤラれる歯周病菌連鎖体内のあちこちで連鎖的に炎症起こす
歯茎が赤く腫れ、硬いものを食べると出血する。典型的な歯周病の症状だが、歯周病を歯や歯茎のトラブルとだけ思っていると大間違いだ。歯周病は、糖尿病や心臓疾患、気管支炎、肺炎などにも深く関係しているというのである。東京歯科大微生物学講座の加藤哲男助教授に聞いた。
歯と歯茎の間に歯垢がたまると、歯垢中の細菌が歯茎に感染して、炎症を起こす。この細菌感染症が歯周病だ。
「歯垢中には1ミリグラムあたり1億から10億の細菌がいて、この中の一部が歯周病を起こす歯周病菌です。歯茎から出血するなど炎症が起きていると、病巣から歯周病菌が血管に入り込み、全身へと流れ伝わっていく。こうして歯周病菌は体内のさまざまな部位で連鎖的に炎症を起こし、疾患の原因になったり、悪化させたりするのです。それが“歯周病菌連鎖”です」
厚労省の歯科疾患実態調査によると、25歳以上の約80%が歯周病というから、中高年ならほとんどが歯周病菌連鎖のリスクを抱えているといっていい。
まずは糖尿病との関係だ。
「歯周病菌の内毒素は、歯周病病巣からTNFα(腫瘍壊死因子)を産生させます。このTNFαが血液中の糖分を細胞内に取り込むのを阻害し、インスリンの働きを妨げるため、歯周病を合併した糖尿病患者は、血糖コントロールが悪くなりやすいのです」
つまり、歯周病は糖尿病を悪化させる。実際、歯周病を治療したら、血糖コントロールが改善したという臨床報告もある。
次は心臓病。特に怖いのは狭心症や心筋梗塞の虚血性心疾患と心内膜炎だ。
「歯周病菌が心臓内膜で増殖すると、細菌性心内膜炎になります。ある種の歯周病菌は血小板凝固因子を持っていて、これが心臓冠動脈血管に作用すると、心筋梗塞の原因になります」
歯周病菌は肺炎の原因となるものも多い。高齢者や脳障害など免疫力が低下した人が、歯周病菌を含む唾液を誤嚥(ごえん)すると、肺炎にかかる確率が高まる。このほか、気管支炎や早産にも影響を与えているという。では、どうすれば歯周病菌を減らし、歯周病菌連鎖を食い止めることができるのか。
「食べたら歯を磨く、洗口液で口腔内を清潔に保つのはもちろんですが、歯周病は喫煙やストレスの影響も大きく、生活習慣を改めることも重要。喫煙者は、非喫煙者より2倍から3倍も歯周病になりやすいという報告もあり、禁煙は有効です。ストレス発散もいい。また歯並びなどの生体因子も関連します。歯垢のたまりやすい親知らずなどは早期に治療すべきです」
大阪府立大・吉田幸恵教授の研究ではBMI25以上の肥満者は、18.5以上25未満の標準体重の人に比べて、1.5倍も歯周病になりやすいという。ダイエットも欠かせない。
にがうりパワー:日刊現代引用
【丸元淑生 短命の食事・長命の食事】

高温植物のにがうりが本格的に出回ってきた。これからが旬で、栄養素の含有率は高くなり、値段は安くなる。
旬のにがうりに含まれているビタミンCの量は100グラム中に120ミリグラムで、これを超える野菜は他にない。
にがうりは、ビタミンCを全食品中トップレベルで含んでいるだけでなく、血糖値を改善する成分も含んでいる。
P―インスリンと呼ばれる植物インスリンで、この物質はインスリンと同様の働きをするのだ。だから、にがうりを食べると血糖値が下がる。
さらに、インスリンを作り出す膵臓のβ細胞を活性化させるカランチンという物質を含んでいるので、大きく血糖値が改善されるのだ。
それだけでも大変に価値のある野菜だが、にがうりには共役(きょうやく)リノレン酸が含まれていて、食べるとこれが共役リノール酸に変わる。
共役リノール酸は、内臓脂肪が気になる人には特に重要な栄養素で、脂肪細胞の中の、脂肪分解酵素を活性化するだけでなく、脂肪を熱に変えるタンパク質を増加させる働きをする。
つまり、体脂肪の燃焼を助けてくれるわけで、いま話題のメタボリック症候群の予防・改善に、おおいに役立つ栄養素なのである。
これだけ栄養素の豊富な野菜なので、適切に調理した場合には、おいしいだけでなく食べて充実感がある。なによりもよいのは、生で食べられることで、ほとんど即席で料理できる。薄くスライスして、酢味噌で和えるとおいしいし、アボカドをつぶし、ペーストにして和えてもよい。
調理の基本は、へたの近くを1センチくらい切り取り、タテ2つに切り、種を除くこと。
それを、生食の場合はごく薄くスライスし、炒める場合は、3~5ミリの厚さにスライスする。
豆腐と卵を加えて炒めるのが、有名な沖縄の郷土料理の「ゴーヤチャンプル」だが、にがうり単独でも、卵を加えただけでもよい。ポイントは、にがうりの加熱を最小限にすることだ。
にがうりを丸ごとジュースにすると、栄養価の高い清涼飲料になる。その場合は種を除かないでいただきたい。種にも重要な栄養が含まれているからだ。
●まるもと・よしお 1934年、大分県生まれ。東京大学文学部仏文科卒。作家、栄養学ジャーナリスト、料理研究家。
2006年6月29日 掲載
にがうりのビタミンC含有率は野菜の中で1位高温植物のにがうりが本格的に出回ってきた。これからが旬で、栄養素の含有率は高くなり、値段は安くなる。
旬のにがうりに含まれているビタミンCの量は100グラム中に120ミリグラムで、これを超える野菜は他にない。
にがうりは、ビタミンCを全食品中トップレベルで含んでいるだけでなく、血糖値を改善する成分も含んでいる。
P―インスリンと呼ばれる植物インスリンで、この物質はインスリンと同様の働きをするのだ。だから、にがうりを食べると血糖値が下がる。
さらに、インスリンを作り出す膵臓のβ細胞を活性化させるカランチンという物質を含んでいるので、大きく血糖値が改善されるのだ。
それだけでも大変に価値のある野菜だが、にがうりには共役(きょうやく)リノレン酸が含まれていて、食べるとこれが共役リノール酸に変わる。
共役リノール酸は、内臓脂肪が気になる人には特に重要な栄養素で、脂肪細胞の中の、脂肪分解酵素を活性化するだけでなく、脂肪を熱に変えるタンパク質を増加させる働きをする。
つまり、体脂肪の燃焼を助けてくれるわけで、いま話題のメタボリック症候群の予防・改善に、おおいに役立つ栄養素なのである。
これだけ栄養素の豊富な野菜なので、適切に調理した場合には、おいしいだけでなく食べて充実感がある。なによりもよいのは、生で食べられることで、ほとんど即席で料理できる。薄くスライスして、酢味噌で和えるとおいしいし、アボカドをつぶし、ペーストにして和えてもよい。
調理の基本は、へたの近くを1センチくらい切り取り、タテ2つに切り、種を除くこと。
それを、生食の場合はごく薄くスライスし、炒める場合は、3~5ミリの厚さにスライスする。
豆腐と卵を加えて炒めるのが、有名な沖縄の郷土料理の「ゴーヤチャンプル」だが、にがうり単独でも、卵を加えただけでもよい。ポイントは、にがうりの加熱を最小限にすることだ。
にがうりを丸ごとジュースにすると、栄養価の高い清涼飲料になる。その場合は種を除かないでいただきたい。種にも重要な栄養が含まれているからだ。
●まるもと・よしお 1934年、大分県生まれ。東京大学文学部仏文科卒。作家、栄養学ジャーナリスト、料理研究家。
健康スープ:日刊現代引用
丸元淑生 短命の食事・長命の食事】

百歳超8500人
古代エジプトでピラミッドを造った奴隷たちの耐久力のヒミツは、にんにくだった。過酷な労働と、暑さのストレスの下での健康を、にんにくが支えてくれたのだ。
暑さに向かう季節になると、私の家では、にんにくを使った料理が自然に増えてくる。何年もにんにくの入った料理を作って食べてきた夏の経験から、体が求めるのかもしれない。
にんにくが、ストレスに打ち克(か)つ力を与えてくれることは、科学的に証明されているが、その働きは累積的である。何日も食べていると、効果が大きくなる。
だから、真夏の酷暑の日に、突然、にんにくを食べたからといって、夏バテを防げるわけではないが、7月に入った頃からにんにくの料理を増やしていけば、夏の疲労をためなくてすむ。
そういう食事が長命につながるわけで、ある社会学者の行った百寿者調査が興味深い結果を出している。
100歳を越えた人、8500人の食習慣を調べた結果だが、突出してその人たちに共通している食品が2つあり、それは、にんにくと、玉ねぎだったのだ。
暑い国には生活の知恵として、にんにく料理の傑作が多くあるが、南イタリアの夏野菜のスープを紹介しておこう。
〔夏野菜のスープ〕
〈材料〉
にんにく2片、トマト大2個、玉ねぎ1個、じゃがいも1個、人参1本、ズッキーニ1本、セロリ1茎、そば粉4分の3カップ、パルメザンチーズ80グラム、水5カップ。
〈作り方〉
(1)にんにくをつぶして鍋に入れ、オリーブ油を加えてふたをし、弱火で加熱。
(2)玉ねぎを薄く切って加える。
(3)トマトをヘタをくり抜いて加える。
(4)セロリを薄く小口に切り、人参とじゃがいもをグレイターでおろして加える。
(5)トマトが煮くずれたら皮を除き、そば粉を入れてかき混ぜ、水を加える。
(6)ズッキーニをマッチ棒状に切って加え、ふたをとって中火で加熱。
(7)塩で調味し、チーズをおろして加えて、出来上がり。
2006年7月6日 掲載
食の共通項はにんにくと玉ねぎだった百歳超8500人
古代エジプトでピラミッドを造った奴隷たちの耐久力のヒミツは、にんにくだった。過酷な労働と、暑さのストレスの下での健康を、にんにくが支えてくれたのだ。
暑さに向かう季節になると、私の家では、にんにくを使った料理が自然に増えてくる。何年もにんにくの入った料理を作って食べてきた夏の経験から、体が求めるのかもしれない。
にんにくが、ストレスに打ち克(か)つ力を与えてくれることは、科学的に証明されているが、その働きは累積的である。何日も食べていると、効果が大きくなる。
だから、真夏の酷暑の日に、突然、にんにくを食べたからといって、夏バテを防げるわけではないが、7月に入った頃からにんにくの料理を増やしていけば、夏の疲労をためなくてすむ。
そういう食事が長命につながるわけで、ある社会学者の行った百寿者調査が興味深い結果を出している。
100歳を越えた人、8500人の食習慣を調べた結果だが、突出してその人たちに共通している食品が2つあり、それは、にんにくと、玉ねぎだったのだ。
暑い国には生活の知恵として、にんにく料理の傑作が多くあるが、南イタリアの夏野菜のスープを紹介しておこう。
〔夏野菜のスープ〕
〈材料〉
にんにく2片、トマト大2個、玉ねぎ1個、じゃがいも1個、人参1本、ズッキーニ1本、セロリ1茎、そば粉4分の3カップ、パルメザンチーズ80グラム、水5カップ。
〈作り方〉
(1)にんにくをつぶして鍋に入れ、オリーブ油を加えてふたをし、弱火で加熱。
(2)玉ねぎを薄く切って加える。
(3)トマトをヘタをくり抜いて加える。
(4)セロリを薄く小口に切り、人参とじゃがいもをグレイターでおろして加える。
(5)トマトが煮くずれたら皮を除き、そば粉を入れてかき混ぜ、水を加える。
(6)ズッキーニをマッチ棒状に切って加え、ふたをとって中火で加熱。
(7)塩で調味し、チーズをおろして加えて、出来上がり。
水の種類:日刊現代引用
【すこやか生活術】

汗かく季節の水分補給は工夫が必要
汗をよくかくこれからの季節は水分補給が重要だ。しかし、ミネラルウオーターだって、ただ飲めばいいってもんじゃない。製品ごとに含まれるミネラル分をよく吟味し、体調や持病に合わせて選ぶのが、健康の知恵というものだ。
「当店では、その時の体調や持病ごとの“オススメ水”をメニューに載せています。お客さまも半数は、体調に合わせて水を選ばれていますね」
と言うのは、水通販サイト「WaterLIFE」のアンテナショップ「ウォーターバー」(東京・吉祥寺)の橘田葉子店長だ。同店では、国内外約20種のミネラルウオーターが300円~で飲める。
「ミネラルウオーターは、含まれるミネラルの量によって軟水、中硬水、硬水に分けられます。ミネラルを多く含む硬水は、慣れないと飲みにくく、お腹を下す人もいますので、上手に選んでください」
橘田店長に体調別の水の選び方を聞き、手軽に入手できる主な市販品をセレクトした。
●ストレスやイライラを解消したい
「神経のイライラを抑えるカルシウムが多い水を選びましょう。カルシウム含有量は水の硬度の高さとほぼ比例します」
硬度が300以上の硬水を選ぼう。「コントレックス」(硬度1551)、「クールマイヨール」(硬度1612)あたりがいい。
●血糖値を下げたい
「バナジウムを多く含む水を選びましょう。体内でインスリンと同様の働きをしてくれます。当店では『富士山バナジウムウォーター』(軟水)を扱っています」
市販品では「クリスタルガイザー」(軟水)、「バナジウム天然水」(軟水)など。
●ダイエットしたい
内臓脂肪をためない効果があるというマグネシウムを含む水がいい。
「ダイエット中のミネラル不足を補うこともできます。便秘気味の人にもいいですよ」
「コントレックス」「クールマイヨール」のほか、「サンペレグリノ」(硬水)、「100%深層水」(硬水)、「エビアン」(中硬水)にマグネシウムが多い。
●血圧を下げたい
「ナトリウムの排出を促進し、血圧を下げる効果があるカリウムを多く含む水がいいですね」
「ボルヴィック」(軟水)、「ヴィッテル」(硬水)、「日田天領水」(軟水)などを。
●デトックス(毒素排出)をしたい
「サルフェート(硫酸塩)という成分が多い水を。利尿作用があり、体内の余分な水分や老廃物を排出してくれます。日本では『きりしまの名水 始元水』(中硬水)が、数少ないサルフェートを含む水です」
ヨーロッパの水には含まれることが多く、「コントレックス」「クールマイヨール」が代表格。
●胃の調子が悪い
「炭酸ガスを含んだ発泡水は胃酸の分泌を抑え、空腹時の胸焼けなどを和らげてくれます。ガスが体内で温められ、血行がよくなって疲労が取れやすいともいいます」
「ペリエ」(硬水)、「サンペレグリノ」などが当てはまる。
●下半身に元気がない
「亜鉛を多く含む水を。ホルモンバランスを整え、味覚を鋭敏にもしてくれます」
「一万年純水」(軟水)などがある。
2006年7月11日 掲載
体調や持病に合わせて飲む水を選ぶ汗かく季節の水分補給は工夫が必要
汗をよくかくこれからの季節は水分補給が重要だ。しかし、ミネラルウオーターだって、ただ飲めばいいってもんじゃない。製品ごとに含まれるミネラル分をよく吟味し、体調や持病に合わせて選ぶのが、健康の知恵というものだ。
「当店では、その時の体調や持病ごとの“オススメ水”をメニューに載せています。お客さまも半数は、体調に合わせて水を選ばれていますね」
と言うのは、水通販サイト「WaterLIFE」のアンテナショップ「ウォーターバー」(東京・吉祥寺)の橘田葉子店長だ。同店では、国内外約20種のミネラルウオーターが300円~で飲める。
「ミネラルウオーターは、含まれるミネラルの量によって軟水、中硬水、硬水に分けられます。ミネラルを多く含む硬水は、慣れないと飲みにくく、お腹を下す人もいますので、上手に選んでください」
橘田店長に体調別の水の選び方を聞き、手軽に入手できる主な市販品をセレクトした。
●ストレスやイライラを解消したい
「神経のイライラを抑えるカルシウムが多い水を選びましょう。カルシウム含有量は水の硬度の高さとほぼ比例します」
硬度が300以上の硬水を選ぼう。「コントレックス」(硬度1551)、「クールマイヨール」(硬度1612)あたりがいい。
●血糖値を下げたい
「バナジウムを多く含む水を選びましょう。体内でインスリンと同様の働きをしてくれます。当店では『富士山バナジウムウォーター』(軟水)を扱っています」
市販品では「クリスタルガイザー」(軟水)、「バナジウム天然水」(軟水)など。
●ダイエットしたい
内臓脂肪をためない効果があるというマグネシウムを含む水がいい。
「ダイエット中のミネラル不足を補うこともできます。便秘気味の人にもいいですよ」
「コントレックス」「クールマイヨール」のほか、「サンペレグリノ」(硬水)、「100%深層水」(硬水)、「エビアン」(中硬水)にマグネシウムが多い。
●血圧を下げたい
「ナトリウムの排出を促進し、血圧を下げる効果があるカリウムを多く含む水がいいですね」
「ボルヴィック」(軟水)、「ヴィッテル」(硬水)、「日田天領水」(軟水)などを。
●デトックス(毒素排出)をしたい
「サルフェート(硫酸塩)という成分が多い水を。利尿作用があり、体内の余分な水分や老廃物を排出してくれます。日本では『きりしまの名水 始元水』(中硬水)が、数少ないサルフェートを含む水です」
ヨーロッパの水には含まれることが多く、「コントレックス」「クールマイヨール」が代表格。
●胃の調子が悪い
「炭酸ガスを含んだ発泡水は胃酸の分泌を抑え、空腹時の胸焼けなどを和らげてくれます。ガスが体内で温められ、血行がよくなって疲労が取れやすいともいいます」
「ペリエ」(硬水)、「サンペレグリノ」などが当てはまる。
●下半身に元気がない
「亜鉛を多く含む水を。ホルモンバランスを整え、味覚を鋭敏にもしてくれます」
「一万年純水」(軟水)などがある。
腸の健康:日刊現代引用
【すこやか生活術】

3つ以上該当なら対策実行
夏場になると増える「停滞腸」をご存じか?文字通り大腸の働きが弱くなり、食べたものの消化・吸収・排出がきちんと行われず、体内に老廃物をためこんでしまう状態だ。
自分の“停滞腸度”はどれくらいか。また対策はどうすればいいのか。「停滞腸」の名づけ親である消化器内科専門医の松生クリニック(東京・立川市)松生恒夫院長に聞いた。
本来、胃で消化された食べ物は小腸で消化・吸収された後に、大腸で液状から固形に変化し、大腸のS状結腸に固形物の便としてたまる。そこから直腸に送られ、直腸反射で便意が起こる。
「この過程で腸はぜん動運動を行うのですが、停滞腸ではこの運動がきちんと行われずスムーズな排便ができなくなります。特に夏場は発汗によって腸に行く水分も減り、腸の動きが鈍りやすい。便秘になる、おなかが張ったり痛む、おならが出るなどの症状が出てきます。
停滞腸を放置すると、たまったガスで胃が圧迫され胸焼けや食道炎が起こってきます。また便やガスに含まれる毒素が全身を回って、肩凝りや全身けん怠感の原因にもなります。さらには大腸がんや大腸ポリープの引き金にもなるのです」
あなたはどれだけ毒がたまっているのか。“停滞腸度”をチェックしてみよう。10項目のうち0~2個ならほとんど問題なし。3~4個は軽症。5~7個は中等症。8個以上は重症だ。自分が“停滞腸”とわかったら、対策はこうだ。
なんといっても大切なのは食生活の改善。松生院長が勧める腸を元気にする食生活「食養腸」は以下の通りだ。
●水分を多くとる
1日に1500ccの水分をとる。マグネシウムが豊富なミネラルウオーターを2、3時間ごとに1回ずつ飲むといい。
●不溶性と水溶性の食物繊維をバランスよくとる
食物繊維は腸管の動きを良くしてくれるが、ごぼう、玄米、サツマイモなどに含まれる不溶性食物繊維と、モズク、リンゴなどに含まれる水溶性食物繊維を2対1の割合でとると便がスムーズに出る。
●オリーブ油をとる
オリーブ油に含まれるオレイン酸はスムーズな排便を促す。毎朝ティースプーン1杯分をパンにつけて食べるのもいい。
●オリゴ糖を活用する
ビフィズス菌のえさとなって腸内の善玉菌を増やすオリゴ糖を、ジュースやヨーグルトに入れて飲むといい。
●腸の老廃物を出すペパーミントジュースを飲む
男性でも手軽に作れる毒出しジュースを飲む。用意するのは湯500ミリリットル、ペパーミント乾燥粉末小さじ1、レモン果汁大さじ2、チューブ入りショウガ1~2センチ、オリゴ糖適量。ペパーミントは調理用ハーブの売り場で400円弱で手に入る。
「ペットボトルやビンに、ペパーミントと湯を入れて5分ほど置く。そこにほかの材料を全部入れてよく混ぜれば出来上がり。冷やして飲んでもいい」
停滞腸から脱し腸が元気になれば、夏バテも心配なしだ。
●停滞腸度チェックリスト
(1)基本的に小食である
(2)野菜は好きではない
(3)果物はそんなに食べない
(4)あまり水分を取らない
(5)1日3食取らないことが多い
(6)食後に下腹部がポッコリ出る
(7)最近、ダイエットをした(または現在している)
(8)運動はほとんどしない
(9)最近、ストレスを感じることが多い
(10)最近、便秘気味だ
該当項目が0~2個はほとんど問題なし。3~4個は軽症。5~7個は中等症。8個以上は重症。
2006年7月12日 掲載
停滞腸度を自分でチェック3つ以上該当なら対策実行
夏場になると増える「停滞腸」をご存じか?文字通り大腸の働きが弱くなり、食べたものの消化・吸収・排出がきちんと行われず、体内に老廃物をためこんでしまう状態だ。
自分の“停滞腸度”はどれくらいか。また対策はどうすればいいのか。「停滞腸」の名づけ親である消化器内科専門医の松生クリニック(東京・立川市)松生恒夫院長に聞いた。
本来、胃で消化された食べ物は小腸で消化・吸収された後に、大腸で液状から固形に変化し、大腸のS状結腸に固形物の便としてたまる。そこから直腸に送られ、直腸反射で便意が起こる。
「この過程で腸はぜん動運動を行うのですが、停滞腸ではこの運動がきちんと行われずスムーズな排便ができなくなります。特に夏場は発汗によって腸に行く水分も減り、腸の動きが鈍りやすい。便秘になる、おなかが張ったり痛む、おならが出るなどの症状が出てきます。
停滞腸を放置すると、たまったガスで胃が圧迫され胸焼けや食道炎が起こってきます。また便やガスに含まれる毒素が全身を回って、肩凝りや全身けん怠感の原因にもなります。さらには大腸がんや大腸ポリープの引き金にもなるのです」
あなたはどれだけ毒がたまっているのか。“停滞腸度”をチェックしてみよう。10項目のうち0~2個ならほとんど問題なし。3~4個は軽症。5~7個は中等症。8個以上は重症だ。自分が“停滞腸”とわかったら、対策はこうだ。
なんといっても大切なのは食生活の改善。松生院長が勧める腸を元気にする食生活「食養腸」は以下の通りだ。
●水分を多くとる
1日に1500ccの水分をとる。マグネシウムが豊富なミネラルウオーターを2、3時間ごとに1回ずつ飲むといい。
●不溶性と水溶性の食物繊維をバランスよくとる
食物繊維は腸管の動きを良くしてくれるが、ごぼう、玄米、サツマイモなどに含まれる不溶性食物繊維と、モズク、リンゴなどに含まれる水溶性食物繊維を2対1の割合でとると便がスムーズに出る。
●オリーブ油をとる
オリーブ油に含まれるオレイン酸はスムーズな排便を促す。毎朝ティースプーン1杯分をパンにつけて食べるのもいい。
●オリゴ糖を活用する
ビフィズス菌のえさとなって腸内の善玉菌を増やすオリゴ糖を、ジュースやヨーグルトに入れて飲むといい。
●腸の老廃物を出すペパーミントジュースを飲む
男性でも手軽に作れる毒出しジュースを飲む。用意するのは湯500ミリリットル、ペパーミント乾燥粉末小さじ1、レモン果汁大さじ2、チューブ入りショウガ1~2センチ、オリゴ糖適量。ペパーミントは調理用ハーブの売り場で400円弱で手に入る。
「ペットボトルやビンに、ペパーミントと湯を入れて5分ほど置く。そこにほかの材料を全部入れてよく混ぜれば出来上がり。冷やして飲んでもいい」
停滞腸から脱し腸が元気になれば、夏バテも心配なしだ。
●停滞腸度チェックリスト
(1)基本的に小食である
(2)野菜は好きではない
(3)果物はそんなに食べない
(4)あまり水分を取らない
(5)1日3食取らないことが多い
(6)食後に下腹部がポッコリ出る
(7)最近、ダイエットをした(または現在している)
(8)運動はほとんどしない
(9)最近、ストレスを感じることが多い
(10)最近、便秘気味だ
該当項目が0~2個はほとんど問題なし。3~4個は軽症。5~7個は中等症。8個以上は重症。
汗でわかる病気:日刊現代引用
| 【すこやか生活術】 2006年7月19日 掲載
汗でわかる危ない病気においやベタつき、かき方などでチェック 汗が気になる季節だが、汗の「質」や「かき方」で、気づかなかった病気を発見できるのをご存じか。「オレの汗は最近妙にベタベタして臭い」とこぼしているアナタ!それは怖い病気のサインかもしれないのだ。 「汗は診断基準のひとつ。ベタベタ度やにおい、かき方などから病名をある程度推測できます」 こう言うのは汗と体臭治療に詳しい「五味クリニック」の五味常明院長だ。では、「どんな汗」が「どんな病気」のサインなのか紹介しよう。 ●アンモニア臭い 「最近、汗がおしっこ臭いわよ」。妻や子供にそう言われ、白い下着に黄色い汗染みがつくようなら、肝臓か腎臓の病気を疑った方がいい。 「アンモニア臭が強くなる原因は、体内の有害物質を無毒化し胆汁に溶かして便として排出する肝臓の機能が低下したためです」(五味院長) 黄色い汗染みは、腎臓から便として出るべき尿素などの血中濃度が高まり、汗として排出されるからだ。 ●甘酸っぱいにおいがする 「糖尿病患者の汗は、尿と同じで果物が腐ったような甘酸っぱいにおいがします。これは脂肪を分解してできるケトン体が汗に含まれるからです」(千代田漢方クリニック・高橋智之院長) ●急にかく 運動してないのに急に汗が出るのは「自律神経失調症」、手の震えや動悸を伴えば「甲状腺機能亢進症」の恐れありだ。 「甲状腺はのど仏の下にあり、新陳代謝を促すホルモンを分泌している。この器官の機能が亢進すると代謝が進み過ぎて汗が出ます」(五味院長) ●大量にかく 悪性がんになる場合もある「褐色細胞腫」が、副腎やその周辺の交感神経にできると、アドレナリンが大量に分泌され、代謝が良くなり、大量の汗が出るという。 「急に高血圧になったり、胸や胃痛が伴う人は病院で検査を受けた方がいい」(五味院長) また、脳腫瘍ができると、視床下部にある体温調整中枢を圧迫するため汗が大量に出る。 ●部分的にかく 顔にだけ汗をかくのは、手足が震え全身が硬直する「パーキンソン病」の疑いがある。「糖尿病」は頭部か上半身、あるいは下半身だけに汗をかく。合併症で汗を調節している交感神経がダメージを受けるためだ。 「脳梗塞患者は麻痺した側のみに汗をかきます。軽い脳梗塞に気づかない人もいるので、左右で汗の出の違いがある人は要注意」(五味院長) 汗は健康のバロメーター。しっかり変化をチェックし、厄介な病気の早期発見・早期治療に役立てようではないか。 |
酢ドリンク:日刊現代から引用
すこやか生活術】

“飲む酢”や酢入りドリンクを出す店が続々登場
酢が大ブームだ。これまでは酢の物などの料理に使うのが一般的だったが、最近は“飲む酢”も次々と発売されている。果物を原料にしたものもあり、“酸っぱいのは苦手”という人もおいしく飲めるものがたくさん出ているのだ。
そこで、これからの季節にピッタリの“酢ドリンク”を紹介しよう。リストアップしてもらったのは、東京・南青山に期間限定でオープンした「OSU―Cafe@Limapuluh(お酢カフェ@リマプル)」の山本権太郎店長。「商品開発のために、さまざまな酢のドリンクを作って試した」と話す山本氏が言う。
「お酢の一番の効果は疲労回復です。私も毎日酢を飲んでいますが、疲れにくくなりました」
「お酢カフェ」では、ノンアルコールドリンクを4種類、アルコールドリンクを2種類出している。客の反応は予想以上で、「続けて出してほしい」という声も多い。そのため、当初は8月3日までの期間限定だったが、延長も考えているという。
では早速、山本氏におすすめ酢ドリンクの作り方を教えてもらおう。
●果物のサワードリンク
「密閉容器に酢、果物、グラニュー糖を入れて、冷暗所で1週間ほど置きます。水かソーダで割って飲みます。果物を漬けておくことで、酸味がまろやかになります。1日大さじ1杯の酢が健康のためにいいといわれていますが、果物を漬けたサワードリンクなら、酸味が苦手な人も無理なく酢を飲むことができます」
何にでも合いやすいのはリンゴ酢などの果物酢だそうだが、酸味が得意な人なら米酢や玄米酢などの穀物酢で試すのもいい。
「果物は好みでいいです。作ってみた中では、オレンジやグレープフルーツ、ブルーベリーなどとの相性がいいです。ライムやレモンも合う。リンゴ酢にリンゴ、ブドウ酢にブドウというように酢の原料と合わせて果物を選ぶのもいいです。漬けた果物は食べられます」
記者も飲んだが、とてもおいしかった。活用の幅は広く、白ワインや焼酎のソーダ割り、ウオツカなどにも入れてみたが、イケる味だった。アルコールに加える方法は、特に酢が苦手な人におすすめ。
●野菜のサワードリンク
酢が嫌いな人にはちょっと向いていないかもしれないが、「酢、大好き」「より健康効果の高いものが飲みたい」という人にはサイコーだ。
「玄米酢などの穀物酢にゴーヤやセロリなど生でも食べられる野菜を漬けて、1週間置きます。果物の場合と同じで、水やソーダで割って飲みます」
●ティー&ベリービネガー
用意するのは紅茶、ブドウ酢、クランベリージュース。3つを合わせれば出来上がり。
●キンモクセイビネガー
「“完熟リンゴ酢”という、普通のリンゴ酢よりかなり甘味の強い酢があるんですが、これを桂花茶に入れて飲みます」
ちなみに完熟リンゴ酢は、酸味が苦手な人にピッタリの酢だ。「酢が苦手で酢の物も食べられなかった」というHさんも、「試しに完熟リンゴ酢を飲んでみたら、甘味のおかげで酸味があまり気にならなかった。毎朝水で割って飲んでいます」とのこと。
ほかにアマレットというリキュールにジンジャーエールとブドウ酢を入れたり、「ウオツカ+黒酢」「スパークリングワイン+完熟リンゴ酢」などもおすすめ。酢には疲労回復に加え、血圧調整、コレステロール低下、血糖値の上昇抑制、食中毒予防、カルシウムの吸収を高める、などの効果も期待できる。疲れやすい夏に勝つためにいろいろ試してみよう。
《酢入りドリンクが飲める店》
●OSU―Cafe@Limapuluh(青山)(電話)03・3401・1193
●まるさんフーズ(下北沢)(電話)03・3485・3838
●サンデーブランチ(下北沢)(電話)03・5453・1313
●ジューサーバー(池袋)(電話)03・3988・1038
2006年7月20日 掲載
酢ドリンクを自分で作る“飲む酢”や酢入りドリンクを出す店が続々登場
酢が大ブームだ。これまでは酢の物などの料理に使うのが一般的だったが、最近は“飲む酢”も次々と発売されている。果物を原料にしたものもあり、“酸っぱいのは苦手”という人もおいしく飲めるものがたくさん出ているのだ。
そこで、これからの季節にピッタリの“酢ドリンク”を紹介しよう。リストアップしてもらったのは、東京・南青山に期間限定でオープンした「OSU―Cafe@Limapuluh(お酢カフェ@リマプル)」の山本権太郎店長。「商品開発のために、さまざまな酢のドリンクを作って試した」と話す山本氏が言う。
「お酢の一番の効果は疲労回復です。私も毎日酢を飲んでいますが、疲れにくくなりました」
「お酢カフェ」では、ノンアルコールドリンクを4種類、アルコールドリンクを2種類出している。客の反応は予想以上で、「続けて出してほしい」という声も多い。そのため、当初は8月3日までの期間限定だったが、延長も考えているという。
では早速、山本氏におすすめ酢ドリンクの作り方を教えてもらおう。
●果物のサワードリンク
「密閉容器に酢、果物、グラニュー糖を入れて、冷暗所で1週間ほど置きます。水かソーダで割って飲みます。果物を漬けておくことで、酸味がまろやかになります。1日大さじ1杯の酢が健康のためにいいといわれていますが、果物を漬けたサワードリンクなら、酸味が苦手な人も無理なく酢を飲むことができます」
何にでも合いやすいのはリンゴ酢などの果物酢だそうだが、酸味が得意な人なら米酢や玄米酢などの穀物酢で試すのもいい。
「果物は好みでいいです。作ってみた中では、オレンジやグレープフルーツ、ブルーベリーなどとの相性がいいです。ライムやレモンも合う。リンゴ酢にリンゴ、ブドウ酢にブドウというように酢の原料と合わせて果物を選ぶのもいいです。漬けた果物は食べられます」
記者も飲んだが、とてもおいしかった。活用の幅は広く、白ワインや焼酎のソーダ割り、ウオツカなどにも入れてみたが、イケる味だった。アルコールに加える方法は、特に酢が苦手な人におすすめ。
●野菜のサワードリンク
酢が嫌いな人にはちょっと向いていないかもしれないが、「酢、大好き」「より健康効果の高いものが飲みたい」という人にはサイコーだ。
「玄米酢などの穀物酢にゴーヤやセロリなど生でも食べられる野菜を漬けて、1週間置きます。果物の場合と同じで、水やソーダで割って飲みます」
●ティー&ベリービネガー
用意するのは紅茶、ブドウ酢、クランベリージュース。3つを合わせれば出来上がり。
●キンモクセイビネガー
「“完熟リンゴ酢”という、普通のリンゴ酢よりかなり甘味の強い酢があるんですが、これを桂花茶に入れて飲みます」
ちなみに完熟リンゴ酢は、酸味が苦手な人にピッタリの酢だ。「酢が苦手で酢の物も食べられなかった」というHさんも、「試しに完熟リンゴ酢を飲んでみたら、甘味のおかげで酸味があまり気にならなかった。毎朝水で割って飲んでいます」とのこと。
ほかにアマレットというリキュールにジンジャーエールとブドウ酢を入れたり、「ウオツカ+黒酢」「スパークリングワイン+完熟リンゴ酢」などもおすすめ。酢には疲労回復に加え、血圧調整、コレステロール低下、血糖値の上昇抑制、食中毒予防、カルシウムの吸収を高める、などの効果も期待できる。疲れやすい夏に勝つためにいろいろ試してみよう。
《酢入りドリンクが飲める店》
●OSU―Cafe@Limapuluh(青山)(電話)03・3401・1193
●まるさんフーズ(下北沢)(電話)03・3485・3838
●サンデーブランチ(下北沢)(電話)03・5453・1313
●ジューサーバー(池袋)(電話)03・3988・1038