前回からの続きです。
(前回の記事はこちら)
術後エコー検査から2週間後のH先生の診察、
顔面神経麻痺の様子を確認し、手術跡の様子も診て、
いよいよ今回の本題に入ります。
エコー検査の結果によって、経過観察で済むのか?
再手術や抗がん剤、放射線治療など改めて治療が必要になるのか?
今後の生活が変わってきます。
H先生「それでエコー検査の結果なんですけれど」
肝心の話題キターーー!(固唾を飲む私)
H先生「問題なしです」
その瞬間全身の力が抜けました。
「よかった・・」ため息と共に小さな声が漏れ出ます。
ちなみにこのとき私の後ろに立っていた夫は
大声で叫んで小躍りしたいくらいの気持ちだったそうです
今後は2ヶ月に1回エコー検査で様子を見ていきます、
術後1年まではこのペースで経過観察しましょう、と言われました。
H先生の声もなんとなくいつもより快活に聞こえました。
一体なんだったんだ!?というくらい、心が軽くなりました。
ただ、やっぱり身構える気持ちは捨てきれません。
今回はたまたま見つからなかっただけで
がん細胞はまだどこかに隠れているかもしれない、
次回の検査でそれが見つかるかもしれない、
今回は大丈夫だったけれど、また違った場所に違った顔をして
またひょっこりがんが現れる日が来るかもしれない、
そんな思いは心の奥底にへばりついています。
(どこまでも用心深い悲観派の本領発揮)
それでも、どこか明らかに具合が悪くならない限り
2ヶ月後のエコー検査までは猶予ができた、
それまではのんびり穏やかに過ごせる、
という安堵感に包まれます。
あまりにも緊張し、それが一気に解けたものだから、
テープかぶれのことや食事のことなど
H先生にご相談したいことがあったのに全部吹き飛んでしまい、
何ひとつ話さず未解決のまま帰ってきてしまいましたが、
定期的に通っている鍼灸院のO先生に聞いてみてもいいし、
近所のKクリニックに行ってみるのもいいし、
2ヶ月半後のH先生の診察まで待ってもいいし、
急を要する深刻な問題ではないので何とかなるでしょう。
そう思えるくらい、心に余裕ができました。
今までは健康が当たり前で、自分の体を気にかけたり
いたわったりすることがあまりなかったけれど、
これからはもう少し大事にしていかなきゃなと思います。
少しでも早く顔面神経麻痺が治るように。
少しでもがんの再発リスクが下がるように。
「つい、おかし」&「つい、夜更かし」しては
「心の栄養」と言い訳する癖、治さないとなぁ。
(完治は無理でもせめて頻度を落とさないと!)
お菓子と夜更かし、ボクが見張ってるにゃすよ!
そうそう、夜更かししてると猫息子N君が周りをウロウロして
悪さを仕掛けてくるから早く寝なきゃと思わされるんです。
N君のイタズラ好きも少しは役に立っているのかもしれません。