赤裸々実録*田舎暮らし 18/20(土地への理解と尊重) |  田舎女 *ぽこ* のなんてことはない日々

 田舎女 *ぽこ* のなんてことはない日々

   独立した娘2人を持つパートタイマー主婦です。
   ワインのこと、愛猫のこと、
   寒冷地のド田舎暮らしのこと・・
   思いつくままに。

前記事(バカにされる田舎者)の続きです。

 

私の暮らす地域にも

昔よく田舎者とバカにされたと話してくれる人がいます。

私は田舎の人がなぜバカにされなければいけないのか

全く理解できません。

田舎にも都会にも、どこにだってその土地なりの
いい面と悪い面があります。
都会の方が偉いなんてことは絶対にありません。
 
都会は便利で自由で刺激があって楽しいですが
人が多くて狭くてゴミゴミしているし
治安面で不安なところもあります。
 
田舎は公共交通機関が乏しく
図書館、博物館、ホールなどの文化的施設もなく
知識や経験を広げる場が少ないため
いわゆる「井の中の蛙」に陥りやすいのは確かです。
でも昭和の時代までならいざ知らず
個人で自動車を所有するのが当たり前の現在なら
長距離移動を厭わなければ
どこにだって行くことができますし、
SNSが発達した現代ならば
それこそ田舎に居ながらにして
情報や知識を得ることは可能です。
 
田舎は空気が綺麗で美しい自然に囲まれおり
空間も、心なしか時間も、ゆったりしています。
夏は野生動物による農作物の獣害があり
冬は雪に埋もれて厳しい環境とは言えますが、
そんな中でいろんな工夫を凝らして生きている、
都会では身につけることのできないような
技や思いやりを持ち助け合って生きている、
そんな田舎の人たちをバカにするどころか
私は尊敬の念さえ抱いてます。
 
どこで暮らすことになったとしても
その土地の特徴を理解して
その土地に合った生き方をしなければ
「こんなはずじゃなかった」と愚痴ばかりになって
心地よく暮らしていくことはできないと思います。
 
私たち一家は他所から越してきましたが
この土地とこの土地に暮らす人たちを
一生懸命に理解しようとしてきたし
「郷に入っては郷に従え」とやってきました。
元からの住人は私たちのそんな思いを受け止め
私たち一家を温かく迎え入れてくれ
なにかと気を使い親切にしてくれます。
その恩に報いようとさらに
私たちもこの地域を尊重・尊敬しながら
地域の一員として頑張ります。
そうやっていいサイクルの中で良好な関係を築いて
ここまで23年間やってこられたのかなと思っています。
 
 

今日の一言 三毛猫 黒猫 オッドアイ猫

 

朝、寝室の扉の前で私が出てくるのを待っていた猫息子です。

ここから「ご飯くれ」攻撃が始まります。