夏休みに夫と1泊旅行。
どこか涼しくて静かなところに行きたいと思っていたのに、
いつのまにやら銀座と横浜という対極の場所に向かっていた。
というのも、今回の旅で
蒔絵体験 と ワイナリー見学 をしたくなったから。
たった1泊でこの2つをクリアするにはそこしかなかった。
体温よりも高い気温の中で溶けそうになりながら、
それでもやりたかったことはやれたし、
横浜に住む次女とも久しぶりに会えたし、
楽しい旅になった。
蒔絵スタジオ祥幹 での 蒔絵体験 はみっちり2時間。
粘度の高い漆に悪戦苦闘し
途中で集中力が切れそうになるも、
褒め上手な講師の先生のおかげで
なんとか最後まで頑張れた。
数パターンの中からデザインを選び
下絵を器物に転写してもらったら(先生がやってくれる)、
いよいよ漆で描く作業。ひたすらていねいに。
描きあがった絵(漆)を高湿・高温で半乾きにしたら、
色のついた金属粉をまぶす(顔にパフで白粉を乗せるように)。
神経を使う描画作業から解き放たれ、
銅、スズ、顔料の混じったアルミなど、カラフルな粉を前に
仕上がりを想定しながらのとても楽しい作業。
スタジオではここまでやってお終い。
金属粉の定着には24時間必要なため、
残りの作業(濡れティッシュで拭くだけ)は持ち帰って家で。
ていねいに梱包して持たせてくれる、至れり尽くせり。
1日おいて余分な粉を拭きあげて、菓子皿の完成〜。
今回は入門編で一番簡単な工程を体験。
金属粉を乗せただけ(漆の追加コーティングなし)なので、
粉がしっかり定着して本格的に使用可能になるまでには
あと半年ほど待つ必要があり、
その後でも餅など粘性のあるお菓子なら懐紙が必須とのこと。
それでも、憧れの蒔絵を体験でき
それなりにうまくできたので満足。
実際に使うのが楽しみだな〜。
蝶が私作、蜻蛉が夫作。
次回は ワイナリー見学 の話など。