以前のブログで キーシンのリスト「愛の夢」を
2曲 取り上げたことがありました
19歳のときの演奏(東京公演)と 35歳のときのもの(ヴェルビエ)です
同じ曲を別の人の演奏で聴き比べるのもおもしろいですが
同じ演奏家で聴き比べるのも興味深いものです
今回はキーシンの演奏するポロネーズを CDで聴き比べしました
〔Chopin : Poloneise, Op.44 in F-Sharp Minor〕
1887年東京公演サントリーホール と(http://amzn.to/rWN0wD)
1993年NY公演カーネギーホール です(http://amzn.to/v1ufo4)
ホールの音響や録音技術の差もあるでしょうが
93年カーネギーホールのものの方が音がゴージャスですね
演奏も 粒がそろっていて 全体の流れも危なげなく
微妙な間のとりかたなど彼なりのアレンジが効いていて
すっかり自分のものになっているという感じがします
87年はまだ弱冠15歳 93年の演奏と比べると やはり初々しさを感じます
カントール先生の満足する演奏を 一生懸命追っているようで
ほほ笑ましくもあります
しかし 何が出てくるかわからないスリルがあり(特に中間部)
目(耳)が離せない気持ちにさせられ 私はこちらの演奏も大好きです
40歳を迎えた今 この曲をどう演じてくれるのか 聴いてみたいです