演奏者の素性など関係なく
演奏された「作品そのもの」に感動できる
それが本当の芸術なんじゃなかろうか
日本人には
某国営放送の特集番組を見て
(私は見てないので内容は知りませんが)
その波乱万丈の生き様に心打たれ
某ハーフの女性ピアニストを敬愛する方も多いようですが
ハッキリ言って彼女の「作品」は芸術ではない
「芸術作品」とはこういうものだと思うのですよ
ルバートとアクセントを効かせてドラマチックでありながら
楽譜の原色を失わない上品な演奏だと
素人耳でも感じられる「芸術作品」だと思います
ちなみに 某女性の演奏はこちら↓
フジコヘミング「テンペスト第3楽章」 Beethoven "The Tempest "
こちらもテンポが自由に変えられているけれど
それはルバートというよりも、
弾き難いところをゆっくり弾いているという感じ
(ちょっと無理して難しい曲に挑戦する子どもがテンポを遅くして弾く状態と同じ)
どんな意図があったか知りませんが、途中小節をすっ飛ばしている部分もあります
アクセントに至ってはまったく感じられません
彼女の耳の状態を考えれば致し方ないのかもしれませんが・・
彼女の演奏を好きという人がいてもいいのです
生き様を含めて感動できるのも、素敵なこととは思います
ただそれは、演奏だけで感動させられているのとは違う
本当の芸術作品に感動しているのとは違うのではないか、
と思うだけです
彼女の演奏を酷評されてむきになって反論しているファンの方は
そこらへんを自覚するといいのではないかと思います
彼女の演奏は「芸術作品」ではないけれど感動する
それでいいのではないでしょうか
私は純粋な「芸術作品」が好きなので、感動できませんけど