隣の地区の獅子舞を見てきました。
自分の地区の獅子舞は接待などで忙しく
案外ちゃんと見ている暇はありません。
他地区の獅子舞は客人として落ち着いて見られます。
しかも今回はド真ん前という特等席。
ド迫力。
演目は「弓くぐり」。
最後に獅子が弓の間を通り抜けて終わりますが、
それまでに前振りのような踊りがなんと2時間!
踊る方も大変ですが、
見る方も長いからといって気をぬくと
獅子が弓をくぐる瞬間を見逃してしまいます。
↑通り抜けられるかどうか、弓の間を調べています。
これも舞の中のひとつの動作。
この動作を何回か繰り返します。
いつ本当にくぐるのか・・
知らないと「今か?」『今度こそ!?」とドキドキしますね。
私は自分の地区でも同じような舞があって
ある程度の流れを知っているので、
最初は余裕で見守ります。
時間がたってくるとそろそろかな?とカメラを準備。
↑ついに、下半身が通りました。
獅子が通り抜けるのは一瞬のこと。
この一瞬のために、カメラを構えて待ちました。
上手く写真に収めることができて嬉しいです!
この地区では弓をくぐる獅子は1匹だけですが、
私の地区の「弓くぐり」では3匹の獅子全員が通ります。
1匹ずつ間隔をあけずに次々と通り抜けるので
やはり一瞬のことですが、
観客は固唾を飲んで見守っていて
通った瞬間は拍手喝采、とても盛り上がります。
3匹の息が合っていないとできないし、
よく誰も引っかからずに抜けられるなと毎回感心します。
私の住む地区の近辺にはたくさんの獅子舞がありますが、
大抵は8月から9月にかけて執り行われる祭礼で舞われ、
この地区のこの「弓くぐり」が年内最後となります。
獅子舞の季節が終わると、冬が目の前まできているな〜と
寂しいような、身の引き締まるような気持ちになります。
色づき始めた山を横目に、
冬の雪かきを思ってちょっぴり憂鬱になる私なのでした。