次女は慎重派で何事もていねいにやるので
成果が現れるまでに時間がかかる。
でもとても素直で優しくて
一緒にいるとほっとする空気を持っている。
そんな次女と、打てば響く秀才肌の長女を比べて、
次女に同情を寄せてくれる人がいる。
「お姉ちゃんがデキすぎると大変だねぇ。」
「プレッシャーがすごいんじゃない?」
「長女ちゃんがデキすぎるから
次女ちゃんも勉強できるのに霞んじゃってかわいそう」
違うよ!!
確かに次女自身がお姉ちゃんを意識して
自分はダメだと思いがちな時期もあって、
その時は私も次女が不憫で
そうじゃない!とずっとずっと言って育ててきた。
確かにお姉ちゃんはデキる子だけど
あなたもじゅうぶんにデキる子だよ、
あなたはお姉ちゃんとは別の人間なのだから
あなたはお姉ちゃんのようになる必要などなく
あなたの好きなことをやって
あなたの力であなたの幸せを見つけるんだよ、と。
そうして、次女は
「デキるお姉ちゃん」とは別の道を歩み始めた。
お姉ちゃんとは違う高校に通いコツコツ勉強を重ね
お姉ちゃんがやらなかったようなことにも挑戦し
自分なりの交友関係を広げ
自分のやりたいことをするために
この4月からお姉ちゃんとは違う大学に進学を決めた。
「尊敬する大好きなお姉ちゃん」とは別人である自分を
認めて、大事にして、希望を胸に。
だから全然かわいそうなんかじゃない。
(そもそも勉強ができたほうがいいとか、兄弟姉妹でデキを比べるとか、
そんな一面的な見方、偏った価値観でしか物事を見られない
あなたのほうがかわいそうだと私は思うよ。)
長女も、次女も、それぞれがいいところを持った
どちらも私の可愛い娘なのです。
捨て猫のボクを引き取ってくれた次女ちゃん
いつも優しくナデナデしてくれる次女ちゃん
ボクは次女ちゃん大好きだにゃ〜