
シャトー・トゥール・カイエ 2010
生産地:フランス ボルドー
生産者:シリル・サンクリット氏
(レ・ヴィニュロン・ジュニサックと呼ばれる共同生産者の
メンバーの1人で、家族経営でワインを醸造している。)
品種:メルロー77%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%、
カベルネ・フラン3%(平均樹齢20年)
色・粘性:緋色がかった赤、粘性は弱め
香り:春の草原のような爽やかで青々とした香り、
乾いた樽臭、僅かに燻製のような香り、
口に含んでしばらくするとクローブやカカオの香り
ボリューム:軽い◯◯●◯◯重い
タンニン:控えめ◯◯◯●◯強い
甘味:ドライ◯◯●◯◯甘い
酸味:まろやか◯◯◯●◯シャープ
果実味:スパイシー◯●◯◯◯フルーティ
口に含むと一拍遅れて風味がやってくる。
まず果実味たっぷりの酸味、
次にラムネ風味のドライ感と渋味、
次に口いっぱいに広がるクローブとカカオの香り、
その甘い香りをひきずりながら
再び酸味と渋味でフィニッシュ。
この一連の流れがゆっくりしていて
一口を時間をかけて楽しめる。
味に甘ったるさはなく青草を思わせる味わい。
マリアージュはちょっと難しい。
大体の料理と合ったが、
(特にチーズ、ミニトマト、肉料理と◯)
なぜかローストビーフと揚げ茄子は×だった。
元値は2千円程のものを特価で1080円で購入。
このクラスになると、深みがあって
ワインそのものを楽しむのに耐えるものが多い。
ただ個性があるので料理も選ぶ感じ。
初めて飲むときは試飲気分で
次回飲むときのマリアージュをあれこれ考える
という楽しみ方をするのも手かな。

今回はこのボルドー産を飲み比べ
それぞれの個性の違いを楽しんだけれど、
(写真左のワインのレポはこちら→ * )
2本の共通点としては
私の好みより少しドライだということ。
アルコール度数が同じくらいでも
イタリア産はもう少し甘味があって私好みのが多い。
ランブルスコも甘いし。
(ドイツワインほどじゃないけど)
イタリア人は甘めが好きなのかな~?
もちろん伊ワインだって独ワインだって
辛いのもあるけどね。
でも比較的甘いのがある割合が多いのかなと。
そういう味の好みの国民性とかあるのかしら?
ま、サンプル数がまだ少ないから断言できないけど。
もうちょっと色々飲んでみたいと思う。