まずはあり得ないプロフィールから。

さすがブエルタ最後が絶壁 ♪
最後の上りを拡大すると・・最大勾配 19% ♡

ブエルタのアートはツールに比べると素朴だねぇ。
フランスとスペインの国民性の違いかねぇ。

などとのんきに見ていられたのも
最後の上りに入るまで!
23人の逃げとの差をジリジリと縮めながら
メイン集団(=総合勢)がラストの上りに突入。
↑ のプロフィールを見てわかるように
残り 3km あたりで一端勾配がゆるくなり
残り 2km あたりからズドンと急勾配になります。
ここが第1の勝負所。
バルベルデが第1の勝負所で仕掛ける!

バルベルデについてきたのはこれだけ。

集団のドンケツで自分のペースを守るフルーム。

お次はコンタがアタックだ!

プリトがコンタに追いつく。

バルベルデの姿は徐々に小さくなる。
勝負はこの2人に絞られたか!
と思いきや、一瞬の後・・

アンタいったいどこから来たん!?
カチューシャの中の人も同じこと思ってました(笑)
(↑ 証拠つぶやきは文字をクリック。別窓で開きます)
しかも加速して引き離しにかかるフルーム。なんなの!?

フルームを追うのはこの3人。

残り 200m、ここが第2の勝負所。
プリトが加速してフルームを追う!

そしてゴール。
プリトはフルームにわずか1秒及ばず。
しかしコンタには6秒差をつけました。

コンタ見えますか~??
・・と、総合勢で熾烈な争いを繰り広げましたが、
この前に逃げ切りが9人ゴールしてます。
第1の勝負所(残り 2km)でアタックしたヘシェを
追って更にパスしたザウグ(ティンコフ)が
ステージ勝利に向かってひた走りますが、
ヘシェもしぶとくペースを守って差を詰め
第2の勝負所(残り 200m)で追いつき様に加速、
そのまま優勝をもぎ取りました。哀れザウグ。
今ステージもうひとつの目玉は、
昨日、今日と逃げに入った LLサンチェスが
山岳ポイントを稼ぎまくり、このたった2日で
山岳ジャージをゲットしたこと。
こうして、総合上位だけでなく特別賞も
だんだんとビッグネームで占められてきました。
このまま最後までベテラン勢が頑張ってくれるといいな~。
で、肝心の総合勢はどうなっかたというと
1位 コンタ
2位 バルベルデ(ウランが脱落して順位は 3→2 と
上がったが、タイム差は +20 → +42 と開いた)
3位 フルーム(+1:13)←順位をひとつ上げ 7秒縮める
4位 プリト♡(+1:29)←順位をひとつ上げ 6秒縮める
5位 ウラン(+2:07)
6位 アルー(+2:15)
チーム賞も面白くなってきましたよ~。
トップはずっとモビスタなのですが
カチューシャがその差を詰めてきてます。
第10ステージ終了時で +5:27
→第12ステージ後には +3:35
→第13ステージ後には +2:54
→第14ステージ後には +1:08
キンタナを失ったモビスタに対し、
カチューシャはアシスト選手が皆元気で
プリトを最後の局面までアシストしながら
自身も上位に残ることが多くなっています。
この勢いで最後まで行って、
最終日のチーム賞の表彰台は
カチューシャボーイズが立ったら嬉しいな~。
あ、昨日のステージのチーム賞はカチューシャで、
今日の表彰式には Gカルーゾが1人で臨みました。
チーム賞だっていうのに・・寂しい(笑)
みんな明日、明後日のステージのために
1秒でも早く帰って休みたかったんでしょうね。
皆の分の表彰式を1人で引き受けるのも
アシスト業の一部ということでしょうか。
カルーゾさんお役目ご苦労さまでした!
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