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アカハナ🐟→ブログ主。40代主婦。
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たろりちゃん👶→4歳(年少)の女の子。発達がゆっくりめ。お勉強とピアノが大好き!



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キラキラ最近のたろりちゃんキラキラ


ヨシケイの

クリスマスのごちそうカタログを

毎日見ています食パン



コロナ禍で始めたヨシケイに、

ずーっとお世話になってます!


離乳食アレンジメニューもありますし、

夕食のメニューを考えてくれるの

本当にありがたいキラキラ














今日は幼児の音楽指導のお話




前回は、幼児のひらがな指導のお話でした。



ひらがなを「あ」から教えないのは、

20年前に比べれば

かなり浸透してきたと思います。



でも、

ピアニカ指導で「ド」から教えないのは、

あまり広まっていないかなと思います。



なぜ「ド」から教えないと効果的なのか、

その理由を熱く語らせていただきますキラキラ




ピアニカと呼んでいますが、

鍵盤ハーモニカ・ピアニーとも呼ばれています。

販売元によって呼び名が違うだけで、基本は同じ楽器です。









​初めに教える音は何がベスト?


私も、就職してからの3年間は

「ド」から教える指導をしていました。


それは、1年目から3年目までは

年長さんの担任だったからです。




進級した時はすでに、

「ド〜ソ」まで弾けている子が

ほとんどでした。


年長さんからは指くぐりや

曲間での指の移動、

低い音や高いドレミなどを

教えるカリキュラムの幼稚園だったんです。



私が受け持った時には、

すでに「ドレミファソ」だけを

教える段階ではありませんでした。


年長さんは

鼓笛もありましたしね。





そして、

私自身もピアノを習っていたのですが、

その時は「ド」から習っていました。


そのため、

鍵盤の指導は「ド」から教えるということが

当たり前だと思っていたのです。






でも、

就職してから子ども達と

日々を過ごす中で、


ずーっと疑問に思っていました。








指遣いまでしっかり教わった曲は

その通りに弾こうとするけど、


自由に弾いている時って、


みんな人差し指一本で

弾いてない?


※ピアノを習っている子や1部のすごく勘のいい子を除く







丸い手で弾くことが身についている子は

親指が難なく使えているけど、


指をピンと伸ばして弾いちゃう子は


親指で鍵盤を弾くの

弾きにくそうにしてない?





というか、

丸い指が身についていないうちは、


親指で鍵盤を弾くと

他の鍵盤が見えなくなるよね?






「ド」って難易度高いのに、

何で1番初めに教えるの?








ぜーったいに

「レ」から

教えるべき

でしょ‼️












年少のピアニカ指導案


そんな時、4年目の私に

転機が訪れますキラキラ





その年度の年少さんから、


ピアニカの鍵盤にはシールを貼らない


という指導が始まるため、

年少さんの担任を持つことになったんです飛び出すハート 




ピアニカのシールは

こんな感じ




ピアニカにシールを貼らないということは、


黒鍵と白鍵の形を見ながら

自分で鍵盤を見つけなくてはなりません。




その指導をするなら、

白鍵が並んでいるところある「ド」よりも、


2本の黒鍵に挟まれている「レ」の方が

見つけやすいに決まってます物申す




早速、園長に許可を取り、

「レ」を人差し指一本で弾くところから

スタートすることにしました。





具体的な指導計画を

ざっくり書きます。

(本物の指導案は、もっとちゃんとしてます泣)





【年少5月 ピアニカ指導】


①ホースのみ配って息を吹く練習。

振り回さない、使用後は洗うなどの指導


②ピアニカのお約束をする。

ピアニカの準備を促す


②上手にできたから、

ピアニカしてる写真を撮ろう!


③ピースで記念撮影チョキ


④ピアニカの「ピースチョキ」を探そう!

黒鍵が2つのところを探す。


⑤ピースの指で、黒鍵が2つ並んでいるところを鳴らす。

「ぶっぶー」と自動車の音がしたね。

『のりもの』を弾いてみよう!

※事前に『のりもの』で手拍子のリズム遊びをしておく。


⑥「ピースの間にある白い鍵盤」分かるかな?

人差し指で押してみよう。

それが「レ」だよ♪


⑦「レ」を自由に弾いてみよう。


⑧「レ」で『のりもの』を弾いてみよう!





この指導計画で「レ」から教えたら、

年少さんの全員が

シールの目印なしでも

初回ですらすら弾けていました音符






ピースの

間(あいだ)は

‼️






これが合言葉ですハート






まずは、

練習曲を変えたり

「レ」探し競争をしたりと、

子ども達が飽きないように工夫しながら

「レ」を完全に定着させていきます。



何回か「レ」を練習した後は

隣の「ド」へ行ってもいいのですが、

私のオススメな「ミ」ですむらさき音符




「レ」を練習している時にも、

指は丸く、卵を持って🥚と

説明はしますが、


年少さんだと

まだまだ難しい子もいますアセアセ



そのため、指が伸びたままでも

「レ」と一緒に練習できる、

「ミ」がオススメなんです星




それに、ピースで出ている

2本の指は

人差し指と中指ですからチョキ



「ピースの間はレ‼️」を

毎回確認している子ども達には、

次は中指で弾く

「ミ」を教わる方がスムーズです。








「ドレミ」で曲を弾いてみる


「レ」と「ミ」を習ったら、

いよいよ「ド」です。



「ドレミ」が弾けるようになったら、

曲の1部を弾くことが

できるようになります。



星『チューリップ』

「ドレミードレミー」のところだけを弾きます。

最後の「どの花みてもきれいだな♪」のところだけみんなで歌っていました。


※4月の今月の歌を「チューリップ」にするとスムーズです。




星『メリーさんのひつじ』

最初の「ミーレドーレー」はリズムが難しいので、「ミレドレミミミ」と全て四分音符で練習しました。

「ミソソ」の「ソ」は弾きません。

1箇所だけ弾けないところがあって曲が完成しないことにより、「ソ」を学ぶ意欲につなげます。




星『むっくりくまさん』

メリーさんを弾いても余裕がある場合は、この曲も練習します。

かなり簡略化しなくてはなりませんが、「ドレミ」だけで曲を表現できるようにアレンジしています。


※事前に遊びの中で、『むっくりくまさん』を取り入れる。集団あそびの導入にもなります。





曲の1部を弾いたり、

童謡を「ドレミだけで弾いても楽しい曲」に

編曲したものを弾いたりして、


「ドレミ」をしっかり定着させていきます。



同時に、丸い指の形についても

声かけをしながら教えていきます。



さあ、「ドレミ」が定着したら、

次は「ファ」を飛ばして「ソ」です🎹







​「ファ」を飛ばして「ソ」の理由


「ファ」よりも「ソ」が先なのは、

4番の指、薬指を動かすことが

すごく難しいからです。


そして、

『メリーさんのひつじ』を弾いた時に

「ソが弾けたら曲が完成する」と説明して、

「ソ」への意欲を高めていたからです。




​「ソ」の練習方法


まずは、

黒鍵が3つ並んだ場所を探します。


そして、

3つの黒鍵を右手をグーグーにして

弾きます。







合言葉は…





猫の手

「にゃー‼️」







『ねこふんぢゃった』などの曲で、

リズムよく弾きましょう猫



この練習は、

「ドレミ」だけの曲を弾いている期間に、

導入や途中の休憩、最後のお遊びなどの

タイミングで教えておきます。


また、ピアニカで取り入れる前に、

手遊びの時などに

リズム遊びをしておきましょう。



ピースチョキと猫の手グー

探すゲームも面白いです。



「猫の手」と教えておくと、

クッキングの活動の時に言う

「包丁を持つ時は猫の手猫」という説明が、

子ども達にとって馴染みのある言葉となり

身につきやすくなります。




チョキチョキとグーグーで教えてもいいかなと

思いましたが、


ジャンケンだと

いつもチョキチョキが負けちゃうので

私はピースチョキと猫の手グーで教えています。






「ドレミ」と猫の手が定着してきたら、

いよいよ「ソ」です。





猫の手で押していた黒鍵3本の中に、

白鍵が2つあります。


そのどちらかが「ソ」です。

「ソ」だと思う方を

赤ちゃん指で押してみましょう!


みんなが正解したら、

音が1つになりますよ。



1回で揃うことはないので、

ヒントを出しながら

何回か挑戦します。



・左の方ですよ。

・ピースの間の「レ」に人差し指を置いて、1つの鍵盤に1つずつ指を順番に乗せていったら見つかるかも…?

・紙鍵盤で「これだよ」と教える。




みんなで揃って「ソー」と押せると、

子ども達から

「やったー!」「イェーイ!」と

歓喜の声が上がりますニコニコ




そしたら、次は

「ソ」だけで弾く

スペシャルかっこいい曲キラキラ


イン・ザ・ムード音符




子ども達には、

「ソッソー♪」のところだけを弾いてもらい

先生の伴奏で魅せますハート



この曲が終わると

「私たちってピアニストになれるのでは?」

「大人みたいに演奏できた!」

と自信たっぷりの表情になります飛び出すハート




そして、次は

『メリーさんのひつじ』を完成させます。





ここまでくると、

難しい4番の指もラクラクです🎹



「ファ」の練習をしたら、

「ドレミファソ」で弾ける曲を練習します。


そして音楽会の選曲へ…





これが年少ピアニカ指導の流れでした。









最後に


これがアカハナ流

幼児のピアニカ指導でした。


「ちょっとは面白かったから、

ひらがな指導も見てやってもいいよ!」

と言う方は

こちらもご一緒に💁‍♀️



ひらがなは大学で学んだことを

ベースにしていますが、

ピアニカはオリジナルの指導案です。



これが絶対にベストと言うわけでは

ないのですが、

私はいい方法だなーと思ってます。


ピアニカ指導に迷われている先生方、

ぜひご検討ください鉛筆




ピアノでは音感トレーニングの関係あり、「ド」から教える方が一般的です。

幼稚園や保育園ピアニカ指導では、鍵盤楽器に興味のない子や手先の動きが不器用な子などもも、みんな一緒に学びます。そのため、「どんな子でも、ピアニカの時間を楽しく過ごす」ことを目標にしています。


スターご覧いただきありがとうございましたスター