復職のタイミングって、世のママさんたちはどのように決めているのでしょうか。

住んでいる地域にもよると思うのですが、やはり保育園問題は切っても切れないと思います。

小さい子供を預けるなんて可哀想と言われてしまうこともありましたが、わたしは娘を0歳4月のタイミングで保育園に入園させなければ、保育園入園は絶望的であったため、産後半年足らずでの復職を予定していました。

しかしながら、入園時期の4月になってコロナウィルス感染拡大防止ために保育園登園が自粛となり、入園が2ヶ月遅れた6月になったため、娘が7ヶ月に入ってから復職する結果になりました。

正直、この入園時期の遅れがなければ、かなり身体がしんどかったなぁという思いがあります。
産後4ヶ月、わたしは産後の疲れがどっと出て、何度も倒れ、一度は救急車に乗るほどの騒ぎになりました。
そんな頃に復職していたらと思うとゾッとします。
ただ、そこから数ヶ月経ったとはいえ、まだ7ヶ月の赤ちゃんを預けての復職。周りに可哀想だと言われて傷ついたり、正直自分でも不安に感じるところもありました。

もし次に子供を授かったときの備忘としても、いま休職中で復職時期に悩んでおられるママさんのためにも、早め(産後半年くらい)の復職のメリットとデメリットを自分なりに整理しておきたいと思います。

【メリット】
①職場への復帰がスムーズ
やはりなんと言っても、これが最大のメリットです。
ブランクが短ければ短いほど、キャッチアップも楽なので、そこまで苦労せずに職場に戻ることができます。
職業にもよると思いますが、わたしのような専門職であらば尚更、ブランクがあると復職後はしんどいです。
具体的には、会計の制度が変わっていたり、監査手続きの基準が変わっていたり、使用するシステムが変わっていたり…たったの一年でもこんなに変わるのかというほど、変わっていました。
わたしの場合は一年足らずでの復職となったため、幸いついていける範囲内ではありましたが、それでも復職したての頃は非常に苦労しました。

逆にいえば、事業形態も働き方もあまり時代に左右されず変わらないお仕事であれば、この点はさほど心配しなくていいかもしれません。

②娘の発育促進
これも人によると思いますが、わたしは育児がそんなに得意ではありません。
娘のことは可愛いくて仕方ありませんし、お世話だけでも色々とやることはありますが、遊びというのがなかなか思いつかないショボーン
いつもワンパターンで、同じことしかできない自分が嫌になります。
お出かけもせいぜい近所の公園かスーパーへのお買い物程度です。
わたしも娘も、単調な毎日に飽きている?!と感じるほどで、なんだか、どんな会話をすればいいのか分からない熟年夫婦みたいな気分でした。(夫にそれを言ったら何それって笑われましたがてへぺろ

その点、保育園に通い出してからは娘にとって楽しい刺激がたくさん!!
一番はお友達!同じ年頃のお友達が一番の興味対象なので、よく周りの子たちを観察して、真似するようになりました。
手を振ったり、指差したり、踊ったり、「まんま」と話したり、家では全くしなかったような娘の行動がたくさん見られるようになって成長を実感しています。
これはすごく嬉しく喜ばしいことです。

③栄養・健康面の安心
これもわたしのスキルの問題かも知れませんが、家では離乳食のメニューも毎日代わり映えがしないものばかりで、食材にも偏りがどうしても出てきてしまいます。
しかしながら、保育園では栄養士さんがしっかりついてくださって、まあ美味しそうなご飯を作ってくださること!
娘も家のご飯より美味しいらしく、お代わりしていっぱい食べているとのことで、本当に有り難いことです。
また、保育園には定期的に検診に来てくださる小児科の先生もいらっしゃいますし、身体測定もしてくださいます。

そして何より、日々たくさんの子供たちを見ていらっしゃる保育園の先生たちは、まさに育児のプロ。
健康面で心配事があれば、いつも親身になって相談に乗ってくださいます。
体調の異変に気づいてくださるうえに、生活リズムの整え方や家での注意点(最近こんなことができるようになったので、こういう所は気をつけて、など)をアドバイスしてくださったり、育児の素晴らしい相談相手です。
今まで一人で分からず悩んでいたこともたくさんありましたが、いまはこのような素晴らしい先生方に恵まれて、感謝ばかりです。

【デメリット】
①乳腺炎の恐怖
わたしはこれが一番の懸念点だったのですが、母乳がまだたくさん出ている段階で、日中授乳ができない=乳腺炎になるのではないかという恐怖がものすごくありました。
というのも、わたしはもともと母乳の出が多い方で、産後4、5回乳腺炎になっています。
母乳外来にずっと通っていましたが、半年の時点で助産院の先生にも、「全然母乳の出が減らないね、普通はもう落ち着いてくる頃なんだけど…」と言われていました。
そして、お守りのように搾乳機を買って持っていましたが、その搾乳をいつどこでするのかという問題もありました。
会議の最中に胸が張ってきてしまったらどうしよう、休憩を取る時間がなかったらどうしようと不安でした。
それに加えて、監査手続きは基本的にクライアント先に常駐で行います。
よって、自分のオフィスとか自分の席とか休憩室などは一切ありません。
搾乳するならクライアント先のお手洗いでするしかなかったのです。
ただ、この問題もコロナの影響により、原則リモートワークになったことで解消されました。
在宅勤務中は胸が張って辛いときにいくらでも搾乳できるので、なんとかここまで凌げましたが、このような恵まれた環境でなければ、乳腺炎は免れられなかったように思います。
ちなみに、いまだに2週間に一度は母乳外来に通い、定期的なメンテナンスは欠かせません。
助産院の先生なくして生きられない身体です笑い泣き

②身体への負担の大きさ
これは冒頭でもすこし触れましたが、やはり産後の身体は通常状態ではありません。
産後ホルモンの乱れがあり、授乳しているし、夜間授乳や夜泣き対応も加われば、身体はもうボロボロです。
現に、産後4ヶ月のときに健康診断を受けたのですが、その結果があまりに酷すぎてびっくりしました。
肝臓、腎臓の値が悪いわ、胃にポリープ見つかるわ、逆流性食道炎になっているわで、当然再検査に。
その再検査は産後半年くらいで受けたので、幸い数値が改善しており、治療などはせずに済みましたが、いかに自分の身体が異常だったのかを学びました。

もう一つ忘れてはならないのは、子供の体調不良問題です。
保育園に行くと必ずと言って起きる問題は、風邪をもらって帰ってくることです。
うちの娘もここ3週間、ずっと鼻水と咳が止まりません。
その間に小児科に行った回数は、片手ではとてもおさまりきれないほどでした。
保育園の送り迎えに加えて病院の通院だけでもくたびれますが、うちでも薬を飲ませたり鼻水を吸い取ったり、吸入をしたりと言った、日々のタスクがどんどん増えた挙げ句、体調不良のために夜泣きが毎日のように発生したり…
そんなこんなで当然風邪がうつり、こじらせてしまったのが今のわたしです。
いやー、しんどいですえーんえーんえーん

③子供との触れ合い時間の減少
保育園に入れて一番寂しいのは、やっぱり娘と離れて過ごす時間がとても短くなってしまったこと。
娘の笑顔はやっぱりなによりも可愛くて、宝物で、いつもお迎えに早く行きたくて焦ったい気持ちになります。
お迎えに行ってから寝かしつけまでの時間も本当にあっという間に過ぎます。
離乳食を作って、食べさせて、お風呂に入れて、授乳して、そうしたらもうネンネです。
あぁ、今日も絵本を一冊も読めなかったと思ったりします。
何より娘のこの時期は生涯二度とない貴重な時間なのにこれでいいのかな?と思うこともあるのですが、でもわたしのキャリアにとっても同じように、ここでブランクが長くなれば、貴重な成長機会を失うことになります。
常にこの葛藤のなかで生活していますが、このバランスを少しでもうまく取ろうと思い、わたしも今は時短でお仕事させていただいております。
仕事が終われば夕方早めにお迎えに行って、夜寝るまでの時間は娘との時間を大事に過ごそうと心がけでいます。

こうしてみると、デメリットはわたし自身のことばかりですね。

当初はこんなに小さいうちから保育園なんて可哀想かな、大丈夫かなと思ったりもしましたが、わたし個人としては、あまりそこは問題ではなかったと思います。
なにせ子供自身が保育園を楽しんでくれ、素晴らしい成長まで見せてくれるのですから。

わたしは早めの復職ができてよかったと感じています。
それもこれも、日々たくさんの方に助けて頂いているからなので、その感謝の気持ちを忘れずに頑張っていこうと思います。