生き延びることができた新生児に、明白に現れ始めた発達遅延。 | 岩城産婦人科妊活ブログ

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【北海道の不妊治療専門クリニック】
早発閉経、難治性不妊、男性不妊、着床不全、不育症など得意。
患者様のご意見第一、納得できる治療を心がけてます。
[オンライン処方,PFC-FD,ネオセルフ検査,タイムラプス,TESE/PIEZOICSI可能]

 

ぽってり苺 皆様へのお願い ぽってり苺

 


 

【オンライン処方】

 

DHEAは再開しました

  

現在、メラトニンのみ欠品してます。

お申し込みいただけません。

 


 

   

看板持ち ご質問など頂く際に、

匿名」様

匿名希望」様

以外で、

お名前をつけてくださると幸いです。 

 

 

匿名・匿名希望が多く、

過去にご質問頂いた内容が、

わからなくなってしまいます。

 

 

お手数おかけ致しますが、

なんでも良いので、

お名前をつけてくださるよう、

ご協力して頂けると助かります。

 

 

     
 

 

第一子死産

 

第二子を妊娠するが、

重度貧血が続き、

出産後にチアノーゼが起こる。

 

主治医の連絡不足で、

搬送先の病院を再転送になり、

到着時に呼吸停止

 

 
 

 

 

サムネイル

スーツ 解説を担当致します。

弁護士の、
甲野 裕大(こうの ゆうだい)
です。


【取り扱い分野】

不妊治療分野/離婚分野

・不妊治療クリニック顧問
・凍結胚トラブル
・精子提供、卵子提供
・不妊治療中の離婚
・不倫
など

 

 

 前回までのまとめ

 

 

⬜︎ 妻Aは、第一子を死産

 

 

⬜︎ 第二子を妊娠し、

ずっと重度の貧血があり、

ヘモグロビンが低く、

脚のむくみ・全身倦怠感が酷かった。

 

 

⬜︎ 昭和47年1月2日(妊娠39週)

・自然分娩でこどもCを出産

2320gで低体重、アプガースコア8点

 

 

 

⬜︎ 昭和47年1月5日

17:00 全身チアノーゼ

 

▶︎ 酸素投与してチアノーゼ消失、

顔色が悪く・黄疸あり

 

▶︎ 小児科専門医に診てもらう為、

夫BにN総合病院まで、

こどもCを車で搬送させる。

 

▶︎ K看護師が同乗

 

17:30 Y病院を出発

 

Y医師は、

N病院の看護師に「よろしく頼む」

とだけ連絡した

 

 

N病院の小児科の当直は、

研修医の医師で、

保育器の空きもなく、人手も足りず、

Y病院に断りの電話を入れた

 

 

▶︎ しかし、

Y医師は電話に出ず、

看護師づてに頼むと伝えるのみ

 

 

18:00 N総合病院に到着

▶︎ 黄疸があり再転送

 

 

18:30 J病院に向けて出発

名前の似ている病院を経由してしまう

 

 

19:30 J病院に到着

玄関で待っていたF医師がみると、

すでにショック状態で、

全身蒼白、痙攣していた

 

20:00 自発呼吸が再開

 

 

⬜︎ 昭和47年1月6日【搬送2日目】

チアノーゼ・黄疸・冷感あり

 

14:00 交換輸血を開始

 

ビリルビンが15から6に減少

 

 

⬜︎ 昭和47年1月7日【搬送3日目】

 

黄疸がなくなり、酸素投与を中止

 

 

⬜︎ 昭和47年2月8日【搬送から1ヶ月】

 

体重3273gで退院

 

 

⬜︎ 生後5~6ヶ月頃、

ハイハイを嫌がり、

物を目で追うこともなく

頭が小さかった

 

 

⬜︎ 生後9ヶ月頃から、てんかん発作が出る

 

 

 
 

 39.県内・県外の大学病院へ行く

 

 

⬜︎ 同年10月25日、

N大学附属病院の外科に行って、

治療が必要か意見を求めた

 

 

⬜︎ そして、

同年11月2日〜4日、

気脳撮影のため、

生後に治療していたJ病院に入院した。

 


*気脳撮影・・・


CTが普及する前の脳の検査。


患者を座らせて、腰椎に注射をして、

脊髄から空気を送りこみ

それが上昇して、

脳内の脳室を造影する。


必要とは言え、とても危険な検査で、

現在では行われなくなった



 

⬜︎ 妻Aは、友人の紹介で、

同年12月下旬頃、

東京のT大学医学部小児科に行き、

子どもCの検査・診断を求めた。

 

 
 

 40.脳波に異常がある

 

 

⬜︎ 臨床検査の結果では、

子どもCに何ら異常が認められなかったが、

脳波検査の結果、

「ヒブスアリスミア」という、

難治性てんかん特有の脳波が認められた。

 

 

 

⬜︎ 小児科のS医師は、

ACTHの適応と診断した。

 

(商品名「コートロシン」の注射で、

てんかんの発現を抑制する)

 

 

*ACTHとは、

副腎皮質刺激ホルモンのことで、

下垂体から分泌される。

 

   
 

 41.地元の大学病院へ

 

 

⬜︎ そして、治療については、

妻Aが地元の大学病院で治療を希望したため、

翌年の昭和48年1月5日、

再度N大病院を訪れた

 

 

⬜︎ N大病院では、

S医師が主治医となった。

 

 

⬜︎ 昭和48年1月5日〜同年3月16日、

ACTH療法(コートロシン注射)を51回行った

 

*この間、1歳になっている。

 

 

⬜︎ その結果、

点頭てんかんは一時おさまったので、

抗けいれん剤の内服だけを続けていた。

 

 
 

 42.小頭症・てんかん・発達遅延

 

 

⬜︎ しかし、同年6月14日、

子どもCは、

再び点頭てんかんの発作を起こした

 

 

⬜︎ S医師は、

ACTH療法を更に10回行い、

しばらくの間、

発作は見られなくなった。

 

 

⬜︎ 子どもCは、

その後もN大病院に通院を続けた。

 

 

⬜︎ 昭和50年12月2日には、

小頭症、てんかん、発達遅延と判断された。

 

 
  

 43.小頭症とは

 

 

* 裁判で認められた、

昭和47年当時の医学的知見。

 

 

⬜︎ 小頭症とは、

平均的頭周値を欠くことを言う。

 

 

⬜︎ 小頭症の原因の、

一次性(先天性)のものは、

脳の形式不全

染色体異常

各種症候群

胎児期の感染症など。

 

 

⬜︎ 小頭症の原因の、

二次性(後天性)のものは、

生後の感染症(髄膜炎が多い)

外傷での脳の損傷

新生児低血糖症脳無酸素症などの代謝性の原因

縫合の早期閉塞など。

 

 
 

 44.明白な発達遅延

 

 

⬜︎ 当時2才11ヶ月で、

1才5ヶ月程度の発達だった。

 

 

⬜︎ 昭和51年以降も、

N大病院に通院していたが、

さしたる変化はなく、

大きなけいれん発作はなかったが、

明白な発達遅延が認められた

 

 
 
続きます。
 
解説:弁護士 甲野裕大
 甲(きのえ)リーガル法律事務所
  

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文・イラスト:理事 岩城桃子  
 

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