皆様へのお願い
【オンライン処方】
*DHEAは再開しました。
*現在、メラトニンのみ欠品してます。
お申し込みいただけません。
ご質問など頂く際に、
「匿名」様
「匿名希望」様
以外で、
お名前をつけてくださると幸いです。
匿名・匿名希望が多く、
過去にご質問頂いた内容が、
わからなくなってしまいます。
お手数おかけ致しますが、
なんでも良いので、
お名前をつけてくださるよう、
ご協力して頂けると助かります。
第一子を死産。
第二子を妊娠するが、
重度の貧血が続き、
出産後にチアノーゼが起こる。
主治医の連絡不足で、
搬送先の病院を再転送になり、
到着時に呼吸停止。
前回の記事
前回までのまとめ
⬜︎ 妻Aは、第一子を死産。
⬜︎ 第二子を妊娠し、
ずっと重度の貧血があり、
ヘモグロビンが低く、
脚のむくみ・全身倦怠感が酷かった。
⬜︎ 昭和47年1月2日(妊娠39週)
・自然分娩でこどもCを出産
・2320gで低体重、アプガースコア8点
⬜︎ 昭和47年1月5日
17:00 全身チアノーゼ
▶︎ 酸素投与してチアノーゼ消失、
顔色が悪く・黄疸あり。
▶︎ 小児科専門医に診てもらう為、
夫BにN総合病院まで、
こどもCを車で搬送させる。
▶︎ K看護師が同乗。
17:30 Y病院を出発
Y医師は、
N病院の看護師に「よろしく頼む」
とだけ連絡した。
N病院の小児科の当直は、
研修医の医師で、
保育器の空きもなく、人手も足りず、
Y病院に断りの電話を入れた。
▶︎ しかし、
Y医師は電話に出ず、
看護師づてに頼むと伝えるのみ。
18:00 N総合病院に到着
▶︎ 黄疸があり再転送
18:30 J病院に向けて出発
名前の似ている病院を経由してしまう
19:30 J病院に到着
玄関で待っていたF医師がみると、
すでにショック状態で、
全身蒼白、痙攣していた。
20:00 自発呼吸が再開
⬜︎ 昭和47年1月6日【搬送2日目】
チアノーゼ・黄疸・冷感あり
14:00 交換輸血を開始
ビリルビンが15から6に減少
⬜︎ 昭和47年1月7日【搬送3日目】
黄疸がなくなり、酸素投与を中止
⬜︎ 昭和47年2月8日【搬送から1ヶ月】
体重3273gで退院
⬜︎ 生後5~6ヶ月頃、
ハイハイを嫌がり、
物を目で追うこともなく、
頭が小さかった。
⬜︎ 生後9ヶ月頃から、てんかん発作が出る。
39.県内・県外の大学病院へ行く
⬜︎ 同年10月25日、
N大学附属病院の外科に行って、
治療が必要か意見を求めた。
⬜︎ そして、
同年11月2日〜4日、
気脳撮影のため、
生後に治療していたJ病院に入院した。
*気脳撮影・・・
CTが普及する前の脳の検査。
患者を座らせて、腰椎に注射をして、
脊髄から空気を送りこみ、
それが上昇して、
脳内の脳室を造影する。
必要とは言え、とても危険な検査で、
現在では行われなくなった。
⬜︎ 妻Aは、友人の紹介で、
同年12月下旬頃、
東京のT大学医学部小児科に行き、
子どもCの検査・診断を求めた。
40.脳波に異常がある
⬜︎ 臨床検査の結果では、
子どもCに何ら異常が認められなかったが、
脳波検査の結果、
「ヒブスアリスミア」という、
難治性てんかん特有の脳波が認められた。
⬜︎ 小児科のS医師は、
ACTHの適応と診断した。
(商品名「コートロシン」の注射で、
てんかんの発現を抑制する)
*ACTHとは、
副腎皮質刺激ホルモンのことで、
下垂体から分泌される。
41.地元の大学病院へ
⬜︎ そして、治療については、
妻Aが地元の大学病院で治療を希望したため、
翌年の昭和48年1月5日、
再度N大病院を訪れた。
⬜︎ N大病院では、
S医師が主治医となった。
⬜︎ 昭和48年1月5日〜同年3月16日、
ACTH療法(コートロシン注射)を51回行った。
*この間、1歳になっている。
⬜︎ その結果、
点頭てんかんは一時おさまったので、
抗けいれん剤の内服だけを続けていた。
42.小頭症・てんかん・発達遅延
⬜︎ しかし、同年6月14日、
子どもCは、
再び点頭てんかんの発作を起こした。
⬜︎ S医師は、
ACTH療法を更に10回行い、
しばらくの間、
発作は見られなくなった。
⬜︎ 子どもCは、
その後もN大病院に通院を続けた。
⬜︎ 昭和50年12月2日には、
小頭症、てんかん、発達遅延と判断された。
43.小頭症とは
* 裁判で認められた、
昭和47年当時の医学的知見。
⬜︎ 小頭症とは、
平均的頭周値を欠くことを言う。
⬜︎ 小頭症の原因の、
一次性(先天性)のものは、
脳の形式不全、
染色体異常、
各種症候群、
胎児期の感染症など。
⬜︎ 小頭症の原因の、
二次性(後天性)のものは、
生後の感染症(髄膜炎が多い)、
外傷での脳の損傷、
新生児低血糖症・脳無酸素症などの代謝性の原因、
縫合の早期閉塞など。
44.明白な発達遅延
⬜︎ 当時2才11ヶ月で、
1才5ヶ月程度の発達だった。
⬜︎ 昭和51年以降も、
N大病院に通院していたが、
さしたる変化はなく、
大きなけいれん発作はなかったが、
明白な発達遅延が認められた。
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