皆様へのお願い
【オンライン処方】
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お名前をつけてくださると幸いです。
匿名・匿名希望が多く、
過去にご質問頂いた内容が、
わからなくなってしまいます。
お手数おかけ致しますが、
なんでも良いので、
お名前をつけてくださるよう、
ご協力して頂けると助かります。
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情報まとめ
⬜︎ ご年齢
夫:37歳 妻:37歳
<女性の状態>
⬜︎ AMH:7.06【2023年11月】
⬜︎ FSH:5.3
⬜︎ LH:6.2
⬜︎ PRL:19.4
⬜︎ E2:31.2
⬜︎ PROG:0.4
⬜︎ Test:0.2
⬜︎ 月経不順:なし
⬜︎ 月経異常:あり
▶︎ 生理日数が、
2.3日で終わるようになった。
⬜︎ 子宮鏡検査:異常なし
⬜︎ CD138:異常なし
⬜︎ 子宮内フローラ検査:異常なし
⬜︎ 採卵:?回
⬜︎ 移植:5回
▶︎ 陰性3回、
胎嚢確認後の流産1回、
化学流産1回、
⬜︎ お悩み:着床しないことと、
子宮内膜が厚くならないこと、
移植の延期について。
⬜︎ 子宮内膜の厚さ:7~9㎜
⬜︎ 保険診療の回数:残り1回
着床に向けた検査
“これまで5回の移植で、
陰性3回、
稽留流産1回、
化学流産1回でした。
凍結卵がないので
次回は採卵からなのですが、その前に
着床不全の検査をすすめられました。
子宮鏡検査、
CD138検査、
子宮内フローラ検査は
すでに実施済みで問題なしです。
ビタミンDや亜鉛は
サプリを服用すれば問題ないとのことで、
NK活性やTh1/Th2をすすめられましたが、
以前こちらのブログでどちらの検査もあまり意味がないので受ける必要はない、
と読みました。
私自身も受けなくていいかな
と思っています。“
*前回は、
ビタミンDについてお答えしました。
⬜︎ 少し前までは、
ビタミンDは着床に関係するだろう
と言われていましたが、
現在では、
着床への関係が認められていません。
⬜︎ ビタミンDの効果のまとめ
○骨密度・骨粗鬆症 ▶︎ エビデンスあり
○不妊症・着床不全 ▶︎ エビデンスなし
亜鉛・鉄・銅などのミネラル
亜鉛・鉄・銅も、
基本的に、
不妊症では、
女性は検査の必要性はありません。
▶︎ サプリも基本は必要ないです。
▶︎ むしろ、
服用しない方が良い場合もあります。
検査が必要ない理由
亜鉛・鉄・銅が、
妊娠率を上げる働きがあるとは、
医学的に認められていません。
亜鉛、鉄、銅も、
着床しやすくするかもしれない、
という意見はあり、
検討もされていました。
それは悪いことではなく、
医学の発展とともに、
否定されたり、消える意見もあります。
ビタミンDと同じで、
今では否定されたことです。
というよりも、
元々、ビタミンDよりも、
着床に対する効果は疑問視されており、
ビタミンDよりも、
検討されること自体が少なかったです。
どういう時に検査するか
では、どういった時に、
亜鉛を検査したり、
鉄・銅を検査するかです。
① 不妊症で検査することは、
今ではしないです。
▶︎ 着床との因果関係、
エビデンスが否定されている為です。
② 症状がある時にのみ内科的に調べます。
例:亜鉛で言えば味覚障害。
どういう時に服用するか
次に、どのような時に、
鉄、亜鉛、銅を服用するかです。
① 不妊症(着床不全を含め)で、
処方することはなく、
勧めることもないです。
▶︎ 不妊症を改善する働きは、
否定されている為です。
② 血液検査で、
不足(欠乏)がわかった時に処方します。
▶︎ 例:亜鉛で言えば、
まず、症状(主に味覚異常)があり、
血液検査で、
亜鉛が不足していて、
亜鉛欠乏が原因だろうと判断されたら、
初めて処方します。
サプリではなく処方薬
また、必要とわかっても、
サプリではなく、
亜鉛の処方薬の「ノベルジン」を、
内科的な目的で処方します。
生殖医療の観点では処方しません。
例えば、
亜鉛欠乏の際は、
サプリよりも適しています。
鉄も同様で、
症状があるとき(主に貧血)に、
鉄が欠乏しているか調べ、
鉄欠乏性貧血と判断されれば、
鉄剤の処方薬を処方します。
不足がなく、服用すること
割となんでもそうですが、
不足がない時には、
服用の必要はないです。
基本的に、
ミネラルや電解質については、
どれか1つを、
飲めば飲むほど、高ければ高いほど、
良いということはないです。
それぞれが、
体内でバランスを取り合っています。
すべてが低すぎず・高すぎず、
基準値であることが、
内科的な健康と言えます。
男性と亜鉛
男性は、亜鉛を調べます。
▶︎ 精子に関係する為です。
男性に関しては、
医学的な根拠・エビデンスが、
しっかりとしています。
亜鉛はミネラルなので、
汗をかくと失われやすいです。
一般的に、
男性の方が汗をかきやすく、
特に、スポーツをよくされる方や、
仕事が体を使う重労働の方は、
大量の汗をかきやすく、
亜鉛が低くなりやすい傾向にあります。
お聞きしたいこと
"前回(移植4回目)の
ホルモン補充周期の内容は
D3~ジュリナ1日2錠3回、
D16に内膜6.3で移植延期、
ジュリナを1回3錠に増やす
+病院で注射
(ホルモン値も低かったため)、
D23に内膜9.7ミリ、
D25~ルトラール1回2錠3回(移植日まで)、
D30に移植(5日目4BB)
移植日の内膜の厚さは不明。
移植後はジュリナとルテウム膣座薬。
結果、化学流産。"
①「ホルモン値が低かったため病院で注射」
とのことですが、
何が、いくつの数値で、
低いと言われましたか?
▶︎ 移植周期のすべての、
血液検査のデータはお持ちでしょうか?
②「ホルモン値が低かったため病院で注射」
とのことですが、
なんの注射かわかりますか?
③ 結果が残念ながら、
化学流産とのことですが、
血液検査でhcgはいくつでしたか?
④ 以前お聞きしていたら、
申し訳ないのですが、
稽留流産は、
何歳の時に、
妊娠何週での流産でしょうか?
⑤ 今まですべて、
胚盤胞を1個移植でしょうか?
文・イラスト:理事 岩城桃子
今日も皆様のお力になれますように
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