子宮内膜が厚くならない。ホルモン剤が合わない?(はしもと様) | 岩城産婦人科妊活ブログ

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【北海道の不妊治療専門クリニック】
早発閉経、難治性不妊、男性不妊、着床不全、不育症など得意。
患者様のご意見第一、納得できる治療を心がけてます。
[オンライン処方,PFC-FD,ネオセルフ検査,タイムラプス,TESE/PIEZOICSI可能]

 

ぽってり苺 皆様へのお願い ぽってり苺

 


  

【オンライン処方】

 

DHEAは再開しました

  

*現在、メラトニンのみ欠品してます。

お申し込みいただけません。

 


 

   

看板持ち ご質問など頂く際に、

匿名」様

匿名希望」様

以外で、

お名前をつけてくださると幸いです。 

 

 

匿名・匿名希望が多く、

過去にご質問頂いた内容が、

わからなくなってしまいます。

 

 

お手数おかけ致しますが、

なんでも良いので、

お名前をつけてくださるよう、

ご協力して頂けると助かります。

 

 

 
はしもと様よりご質問頂いております。
※前回の続きです。
 
 
 

 

【病院について。】

 

はしもとです。

 

病院についてですが、

前院と現在通っているクリニックでは

都道府県が別になります。

 

前院では、

飲み薬と貼り薬、両方処方されてました。

 

 

おそらく次の移植周期も

同じ流れになるかと思いますが、

飲み薬と貼り薬、

どちらを優先して処方してもらった方がいいのでしょうか?

 

(ちなみに飲み薬は自分で選びました)

 

前回、「両方はできないんですか?」と聞いたら

「県から~」と返されたので、

都道府県によって差があるのかと思ってました。

 

 

5回目の移植が自然周期になったのは

ホルモン補充周期で思うように

ホルモンの値が上がらなかったためです。

 

自然周期では延期なく移植できました。

ホルモンの薬が合わないことがあるのでしょうか?

 

 

そして流産のときは胎嚢確認はできてませんでした。

胎嚢らしきもの?はあって、

術後の病理検査で胎嚢?が子宮内にあったことがわかり、

7週稽留流産と診断されました。

 

着床後HCGが10000を超えても胎嚢がはっきりせず、

子宮外妊娠や胞状奇胎を疑われていました。

 

採卵回数は3回です。

以前もご相談させていただきましたが、

胚盤胞到達率が低いため、

採卵しても1~2個しか胚盤胞になりません。

 

転院して初めて良好胚ができたので期待していたのですが…

残念でした。

 

 

お忙しい中お答えいただきありがとうございます。

よろしくお願いいたします。

 

 

 
犬 院長の回答 犬
 
鉛筆 追加の情報ありがとうございます。
 
 

 情報まとめ

 

 

⬜︎ ご年齢

夫:37歳 妻:37歳

 

 

<女性の状態>

 

⬜︎ AMH:7.06【2023年11月】

⬜︎ FSH:5.3

⬜︎ LH:6.2

⬜︎ PRL:19.4

⬜︎ E2:31.2

⬜︎ PROG:0.4

⬜︎ Test:0.2

 

⬜︎ 月経不順:なし

 

⬜︎ 月経異常:あり

▶︎ 生理日数が、

2.3日で終わるようになった

 

 

⬜︎ 子宮鏡検査:異常なし

⬜︎ CD138:異常なし

⬜︎ 子宮内フローラ検査:異常なし

 

 

⬜︎ 採卵:3回

 

⬜︎ 移植:5回

▶︎ 陰性3回

胎嚢確認後の流産1回

化学流産1回

 

 

*稽留流産は、2023年3月に、

胎嚢が確認できないまま、

hcg10000超え、

子宮内容物除去で胎嚢らしきものが見つかる。

 

▶︎ 7週の稽留流産と診断される。

 

 

*化学流産は、BT9でhcg25.5

 

 

⬜︎ お悩み:着床しないことと、

子宮内膜が厚くならないこと、

移植の延期について。

 

 

⬜︎ 子宮内膜の厚さ:7~9㎜

 

⬜︎ 保険診療の回数:残り1回

 

*5回の移植は、すべて胚盤胞1個移植

 

 

 
 

 E2製剤について

 

 

“病院についてですが、

前院と現在通っているクリニックでは都道府県が別になります。

 

前院では、飲み薬と貼り薬、

両方処方されてました。

 

おそらく次の移植周期も同じ流れになるかと思いますが、

飲み薬と貼り薬、

どちらを優先して処方してもらった方がいいのでしょうか?

(ちなみに飲み薬は自分で選びました)

 

前回、「両方はできないんですか?」と聞いたら「県から~」と返されたので、

都道府県によって差があるのかと思ってました。“

 

  
 

 処方の差

 

 

鉛筆 都道府県ごとに異なることは、

基本的にありません

 

 

鉛筆 厚生労働省が、

処方薬の適応疾患を決め、

(どんな病気や症状に処方可能か)

用量・用法の限度や、

開始時の適切な量などを決めています。

 

 

右差し これは、不妊治療に限りません。

 

 

鉛筆 内科でも眼科でも耳鼻科でも、

どんな診療科でも、

都道府県で処方できる薬が変わることは、

基本的にありません。

 

 
 

 処方してくれないこと

 

  

右差し 病院ごとに、

処方する薬や量・日数を決めることや、

本来処方できない薬や量・日数を、

レセプトに他の理由をつけて処方したり

というように、

病院ごとの違いはあります。

 

 

鉛筆 また、都道府県や市区町村、地域ごとに、

処方できるものが異なることは、

基本的にはないものの

とても細かな部分で言えば、

保険の審査医ごとか、病院ごとに、

保険が切られる基準が、

変わることがあります。

 

 

予防 しかし、それでも大枠は同じで、

たとえば、

プロギノンデポーが、

保険で処方できるようになるような事は、

ありません。

 

 

悲しい ただ、真相はどうであれ、

処方してくれないならば、

残念ですが仕方ないことですね。

 

 
 

 1種類でも少なすぎる

 

 

あんぐり ただ、貼り薬と飲み薬を併用で、

処方してくれないとは言え、

いずれか片方であっても、

せめて上限量まで処方すれば良いのにな

とは思います。

 

 

雲 ただそれも、

病院の方針で、

上限量まで処方してくれることは、

なさそうですね

 

  
 

 ホルモン剤が合わない?

 

 

鉛筆 おっしゃる通り、

ホルモン剤が合わないこともあります

 

 

鉛筆 しかし、今のところは、

ホルモン剤が足りないことが、

一番の要因だと思います。

 

 

雲 ホルモン剤を多めに使っても、

子宮内膜が厚くならないのであれば、

ホルモン剤の量は問題ではないですが、

まだホルモン剤の量が、

一般的な標準量より少なく

E2も低いので、

子宮内膜が厚くならないことも、

当然とも思います。

 

 
 

 自然周期だと厚くなること

 

 

ヒヨコ 自然周期は、

卵胞が体内で育っていく為、

体内でE2が分泌されます。

 

 

予防接種 しかし、ホルモン補充周期では、

排卵を止めて、

排卵に見合った分だけのホルモン剤を、

投与しなければなりません。

 

 

看板持ち E2が体内で上昇する要因は、

E2製剤を投与したときか、

卵胞が育つときか、

どちらかです。

 

 

鉛筆 ご質問者様の場合は、

ホルモン剤が足らず

排卵が起こるときに上昇するE2ほど、

投与されていませんピリピリ

 

 
 
回答:院長 岩城雅範

文・イラスト:理事 岩城桃子

 

クローバー今日も皆様のお力になれますようにクローバー

 

 


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ルテウム、 

ウトロゲスタンは、

再開しました。

 

 

市区町村までの住所など省略された入力は、

処方が出来ない場合があります。
 

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問診票は順次新しくなるため、
古いものは使えません。

 

 

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