皆様へのお願い
＊現在、DHEAとメラトニンは欠品してます。
お申し込みいただけません。
ご質問など頂く際に、
「匿名」様
「匿名希望」様
以外で、
お名前をつけてくださると幸いです。
匿名・匿名希望が多く、
過去にご質問頂いた内容が、
わからなくなってしまいます。
お手数おかけ致しますが、
なんでも良いので、
お名前をつけてくださるよう、
ご協力して頂けると助かります。
前回の記事
院長の回答 
前回の続きですね。情報まとめ
⬜︎ ご年齢：31歳
⬜︎ AMH：4.7【2024年3月】
(2年前は9.4)
⬜︎ FSH：不明
(移植周期の後の生理では8.1)
⬜︎ 現在の治療：2人目希望で体外受精中
保険診療で4回移植している。
⬜︎ 治療歴：29歳から体外受精開始。
採卵2回・移植2回で妊娠し、
29歳で出産。
30歳(2023年8月)から、
2人目再開。
1回目：4BB胚盤胞
7w(心拍確認) 稽留流産
2回目：4AC胚盤胞
陰性
3回目：4BC胚盤胞
陰性
4回目：8細胞＋4BCの二段階移植
→化学流産
⬜︎ 現在の治療：採卵が終わり、
移植周期を予定。
⬜︎ 採卵内容：PPOS法。
D1
レトロゾール4日間、
ゴナールエフ225/連日、
プロゲステロン朝晩/連日
D7
E2 : 446、LH : 1.4
この日のみあすか225
D11
E2 : 3277、LH : 1.3
ゴナールエフとプロゲステロン終了。
主席卵胞22㎜が2個、
他複数あり。
⬜︎ 移植内容：ホルモン補充周期
ジュリナ朝晩、
エストラーナテープ4枚/隔日
子宮内膜は毎回10㎜を超える。
フーナーテスト
“体外受精前はフーナーテストをしましたが、3回とも0匹でした。
採取する場所のせいかもしれません。”
フーナーテストとは
フーナーテストとは、
性行為ののち、
子宮内に精子がどれくらいいいるか
動いている精子はどれくらいいるか
など調べる検査です。
フーナーテスト、
ヒューナーテスト。
精子が向かうのは卵管
精子が最終目標として、
向かっていくのは、
卵管(卵管膨大部)です。
卵管が受精場所だからです。
卵管を確認する検査ではない
しかし、
フーナーテストは、
卵管に生きている精子が到達したか、
確認する訳ではないです。
見たタイミングが、
動きの良い精子が卵管に到達した後
であれば、
本当は良好なのに、
検査結果では不良という結果
になります。
逆に、検査結果が良好だから、
状態が良いとも言えません。
子宮頸管粘液の変化
排卵が近くなると、
子宮頸管粘液(おりもの)が、
酸性からアルカリ性へ、
ねばねばした状態から、
サラサラした状態へ、
変化します。
子宮頸管粘液は、
普段は菌が入らないように、
酸性に保たれています。
そのため、
排卵付近にのみ変化して、
精子が死なないように、
アルカリ性に変化して、
精子が泳ぎやすいように、
サラサラに変化します。
変化不良の場合
【排卵の予測がずれて、
子宮頸管粘液に、
まだ変化が起きてない場合】や、
【排卵近くになっても、
子宮頸管粘液の変化が不良の場合】に、
フーナーテストの検査結果が、
死んだ精子が増えてしまう懸念
もあります。
検査の有用性
フーナーテストは、
日本より妊娠率・出産率の高い欧米では、
20年か30年くらい前から、
行われなくなっています。
フーナーテストが、
何かの指標にならないからです。
ここ15年くらいで、
日本でも、
行われなくなってきています。
当院でも行っていません。
通気・通水検査も、
同様に行われなくなっています。
フーナーテストは、
指標にならない・有用性の低い検査
つまり、
「エビデンスのない検査」
という結論になります。
検査を受ける事について
検査で、
身体に害はないとは言っても、
検査結果が悪いと、
落ち込んでしまうと思います。
精神面だけではなく、
単純に、
身体にも負担はありますし、
通院も手間ですし、
金銭的な負担もあります。
受けなくても良い検査かな
とは思います。
文・イラスト：理事 岩城桃子
今日も皆様のお力になれますように
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