血液サラサラの薬を1ヶ月服用→効果は?(さくら様) | 岩城産婦人科妊活ブログ

岩城産婦人科妊活ブログ

【北海道の不妊治療専門クリニック】
早発閉経、難治性不妊、男性不妊、着床不全、不育症など得意。
患者様のご意見第一、納得できる治療を心がけてます。
[オンライン処方,PFC-FD,ネオセルフ検査,タイムラプス,TESE/PIEZOICSI可能]

 

ぽってり苺 皆様へのお願い ぽってり苺

 

看板持ち ご質問など頂く際に、

匿名」様

匿名希望」様

以外で、

お名前をつけてくださると幸いです。 

 

 

匿名・匿名希望が多く、

過去にご質問頂いた内容が、

わからなくなってしまいます。

 

 

お手数おかけ致しますが、

なんでも良いので、

お名前をつけてくださるよう、

ご協力して頂けると助かります。

 

 


さくら様よりご質問頂いております。
※前回の続きです。 
 

 

門松 院長の回答 門松

 

予防 前回の続きですね。

 

 

情報まとめ

 

 

⬜︎ ご年齢

女性:33歳 男性:35歳

 

 

⬜︎ AMH:5.17

1回目の手術の前後(2021年)は、

AMHの検査なし。

2回目の手術をする前(2023年10月)に、

検査あり、

手術後は検査なし。

 

  

*以下、生理1〜3日目の検査で、

検査前1ヶ月薬の使用のない状態

 

⬜︎ FSH:不明

⬜︎ LH:不明

⬜︎ E2:不明 

 

 

男性トイレ 男性 男性トイレ

⬜︎ 血液検査:実施あり。

 

→ 肝機能など生化学のみの可能性。

 

亜鉛や、

テストステロンなどホルモン値、

染色体検査を行ったか不明。

→ おそらく実施なし?

 

 

【精液検査】

 

⬜︎ 精液量:2.8ml (4回目)

 

⬜︎ 運動率:1回目 1%

2回目 5%

3回目 15%

4回目 39%

 

⬜︎ 精子濃度:700万 (4回目)

 

⬜︎ 総精子数:1960万 (4回目)

 

⬜︎ 正常形態率:14.5% (4回目)

 


 

⬜︎ 現在の治療:体外受精(第一子)

→顕微授精ではない?

 

 

⬜︎ 治療歴:

2020年

腰痛で婦人科受診

右卵巣  チョコレート嚢胞4㎝

→ ピル服用開始で2㎝

 

2021年

結婚でピル服用中止で8㎝

右卵巣 チョコレート嚢胞破裂

腹腔鏡手術で、

腫瘍核出術と右卵管切除、

左卵管通水→異常なし

 

子宮腺筋症なし

 

2021年

人工授精 2回

(治療内容 不明)

 

2021年

体外受精 開始

 

2023年 春

卵管造影検査

左卵管 異常なし

 

2023年10月

右卵巣 チョコレート嚢胞の手術

左卵管 切除

 

 

⬜︎ 採卵:4回

1~3回目保険、4回目自費

 

⬜︎ 移植:8回

1~6回保険、7,8回目自費

 
 


 前院での血液検査

 

 

“あ、今思い出しましたが、

自分は治療初めてすぐの採血で何か数値で流産ちょっとしやすい数値だから血液サラサラの薬をのみましょう。

とひと月飲んだことがありますが、

その後言われたことはなく、

そして、引っ越しなどで病院変わっていますが、そこでの再度の検査では何も言われていません。

一応自分の血液検査データがあるので、写真を載せます。“







 


 

 血液凝固

 

 

血液の固まりやすさに、

異常がある

と言われたのかもしれませんね。

 

 

はてなマーク 服用していたのは、

バイアスピリン(低用量アスピリン)

ではないでしょうか?

 


 

 上記の検査



指差し 特に異常はなく、

一般的な検査(生化学)ですね。



電球 AMH以外は、

不妊治療には直結しません


 
   

 着床と流産

 

 

うさぎ 不妊治療で検査される、

いわゆる、

血液の固まりやすさ」に

関係する項目は、

着床したの事です。

 

 

右差し 着床には関係しません。

 

 

注意「着床障害の検査」ではないです。



予防接種 あくまで、

流産しやすい項目を調べています。

 

 

 

 検査される項目

 

 

指差し 血液検査で、

主に以下の項目があります。

 

 

【抗リン脂質抗体症候群の抗体】

☑︎ 抗カルジオリピンIgG

☑︎ 抗カルジオリピンIgM

☑︎ 抗β2-GPI IgG

☑︎ 抗β2-GPI IgM

☑︎ LAC

 

→ LACは、

中和法蛇毒法の2通りがあり、

できれば2つとも検査すべき

 

 

☑︎ 第Ⅻ因子

 

☑︎ プロテインS

☑︎ プロテインC

 

☑︎ ATⅢ

(アンチトロンビンⅢ)

 

 

☑︎ APTT

☑︎ PT


ざっくり言うと、

APTT:線溶系

PT:凝固系

血の固まりやすさの事です。 

  

  
 

 あくまで流産のしやすさ

 

 

雲 着床までに出血しやすければ、

日常的にも出血しやすい因子(項目)

があるという事になります。



悲しい ファンビルブランド病や、

血友病、

重症の抗リン脂質抗体症候群、

などですね。



薬 しかし、

これらの疾患の方も、

着床に向けてのアスピリンの服用

ではなく

日常的に服用の必要があります。



 

 現在の病院での検査

 

 

看板持ち 現在の病院で、

必要ないと判断されたならば、

異常とは判断されなかった

1ヶ月、常にアスピリンを服用する必要がない

という事でしょう。


   
 
回答:院長 岩城雅範

文・イラスト:理事 岩城桃子

 

クローバー今日も皆様のお力になれますようにクローバー

 

 


ぽってり苺オンライン処方のお申し込みはこちらぽってり苺

 

 

ルテウム、 

ウトロゲスタンは、

再開しました。

 

 

市区町村までの住所など省略された入力は、

処方が出来ない場合があります。
 

2回目以降もこのフォームからのご利用をお願いします。


問診票は順次新しくなるため、
古いものは使えません。

 

 

wordpress@iwaki-sanfujinka-blog.com

よりメールが届きますので受信設定で迷惑フィルターの解除をお願いします。

送信専用のメールアドレスです。

受信はできません。

 


 

  

{emoji:指差し} 質問はこちらからも受付中{emoji:気づき}
 

haibaiyoshi@gmail.com

 

 

..:*・゚ ..:*・゚ ..:*・゚ ..:*・゚ ..:*・゚

ブログ、コメントなどで、当院がお答えする内容は、あくまでもお話をいただいた情報に基づいた一般的な見解をお示しするもので、実際の診察(セカンドオピニンオンを含む。)ではありません。

直接医師と対面しての診察、検査を行なっていないため、お伝えした内容の正確性を保障するものでは全くありませんので、予めこの点を十分ご理解ください。

 

当院の医師の診察(セカンドオピニオン含む。)をご希望の方は、恐れ入りますが電話やメール等での診察は行っておりませんので、ご来院をお願いいたします。

 

また、当院でのオンライン処方をご利用の方も含め、メールやメッセージで直接のご相談をいただいた場合、当ブログでご回答が可能な範囲の内容を当ブログで取り扱わせていただく以外は、個別のご相談ご回答に応じることはできかねますので、予めご了承ください。

(メールやメッセージでご相談をいただいても個別のご相談に対してメールやメッセージでの回答は行っておりませんのでご注意ください。)

..:*・゚ ..:*・゚ ..:*・゚ ..:*・゚..:*・゚

当ブログの内容には細心の注意を払っておりますが、当ブログの内容はあくまでも投稿時点における研究発表の内容や、医療水準に基づいて記載しているものであり、内容について将来にわたりその正当性を保障するものではありません。

当ブログの内容の利用はブログをご覧になられる皆様の責任と判断に基づいて行って下さいますようお願い申し上げます。

上記利用に伴い生じた結果につきまして、当院はその一切の責任を負いかねますので、予めご了承下さい。

実際に、お身体のことで、ご体調などについてのお悩み、お困りのことなどございましたら、必ず、専門の医療機関を受診の上、医師の診察を受けていただきますようお願い申し上げます。

+†+――+†+――+†+――

当ブログの内容、テキスト、画像等にかかる著作権等の権利は、すべて当院に帰属します。

当ブログのテキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。

+†+――+†+――+†+――

医療法人社団 岩城産婦人科

北海道苫小牧市緑町1-21-1

0144-38-3800

image
 
image
 
image