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孔子も孫子も「治世救民」を天命として我欲のカケラもなかったそうです。「季布の一諾」が座右の銘として、孔子、孫子、老子、司馬懿に学んでいます。
ささやかながら幸運をお分けします。

まとめ

 

1.試験場での対処

 

以上、2021年度都立西高校数学の問題をざっと見て、マーキング+キーポイント記入をしながらプランニングを立てました。

なれてくると5分間でも余るくらいになります。

 

試験場では、ほとんどの受験生ががさがさと音を立てて一斉に問題を解き始めることが多いので、その喧騒を横耳にしながらゆったりと全体を見渡していきます。

 

満点狙いでなければ、早めに「捨て問」を決めて取れる問題を検算しながら確実に取ります。

「捨て問」の配分時間を他の解答に回せるので正答の確実性が高くなります。

 

目安としては、試験時間の半分で50点とれればまあまあ順調とみていいでしょう。

いきなり問題を解いていく場合とでは、心の落ち着き具合が違います。

 

落ち着き具合が違うと、計算ミスや解答ミスに気づきやすくなります。

 

[1]ができたらまとめて解答用紙に記入します。[2][3]も同じです。

 

記入ミスは消しゴムで消す+書き直すという手間がかかるため時間の浪費になるため、解答用に記入する回数はできるだけ減らします。試験場では「時は金なり」を忘れずに。

 

証明問題などの記述式は、いったん問題用紙の余白に下書きをします。まとめて解答用に記入する段階で再度チェックしたのち丁寧に記入します。

 

2.普段の勉強

 

普段の勉強は、志望校の出題傾向に合わせて制限時間内に解く練習をします。

 

都立西高の場合は、関数問題と図形の基本問題は点の稼ぎどころと考えてよいでしょう。

関数の問題は、図形との融合問題が出されやすいので図形の基本ができていれば美味しい問題です。

 

そこで、関数と図形に不安がある場合は、ほかは放置しておいて6日間毎日その類似問題を反復練習することで確実に得点力を上げることができます。

 

早ければ3日間で一応解けるようになります。

さらに3日間で早く正確に解く練習をします。

同じ問題なら問題を見た瞬間、スラスラ解けることが肝心です。

 

スラスラ解けたらその問題は1、2か月間放置してもOK。
数学が他の教科の勉強法と違う点がここにあります。
 
これができたら次の単元を選んで同じように練習します。
 
数学は算数とは違い、決まった練習をすれば誰でも解けるようになります。
あきらめずに頑張りましょう。
 
(完)

次は図形問題。レベルは難問とまではいかず、標準的な良問。

 

[3]小問3題・・・解答時間8.4分。小問2の証明問題にやや時間がかかりそう。

本題は図を見れば分かるので、ざっと読んで問1~問3のチェックポイントを記入。

赤色で書いた部分を参考に。

「〇△」マークはとりあえず後回し。△よりは優先的。

(「まとめ」につづく)

前回は、都立高校入試で数学の共通問題に対応するための試験場での手順について書きました。

 

いわば平均点を超えるための手順でしたが、今回は都立西高校の問題を例にとって自校作成問題について考察することにします。

 

令和3年度問題をざっと見てみるとさすがに都立御三家と言われる西高だけあって良問(やや難問系)が出題されているとの印象でした。

 

とは言え本番では前回までに記述した解答手順が原則であることに違いはありません。

 

まずは解答用紙と問題をざっくり見てみます。

解答用紙を見るだけで問いが14問あることがわかる。

 

例によって解答時間は40分(=50-5×2)。ざっくり1問当たり3分弱。

 

全問正解を狙える場合は、記述式に時間がとられるのでそれ以外の問は、検算も含めてできる限り時間を短縮するつもりで解く必要がある。

 

ただ、現実的には予想平均点60点を超える程度で確実にとることを心がけて。むろん数学が得意な受験生は90点前後を狙うのもよいが、いずれにしても早く捨て問を見つけ、確実に点数を確保するために解いた問題は再検討、再再検討して確実に取るという原則は同じ。

 

今回は実際に問題を見ながらマーキング+書き込み例を挙げてみました。

まずは平均点60点をいかに短時間で正確に手中に納めるかが基本であることは変わりません。
 

[1]・・・小問5題。解答時間14分、配点25点 

できるだけ短時間で解いて他に回す。毎年同じような傾向なので点の取りどころ。

→問3△、その他は〇。

※読み違いでポイントの書き込みをミスっていることもあるので、解答の際、再度読み直すこと。

※確率が楽勝な受験生は全問〇。手を付けた問題は確実に取ること。

※問題自体の難度はやや高め。おおむね癖のある難問ではなく良問が多い。

※普段から図形と関数のマスターに力を入れると数学の合格ラインは十分クリアー可能。

 

[2]・・・2次関数+図形の基礎。小問3題。解答時間8.4分、配点25点。

レベルはやや高め。関数は解法パターンが限られているため確実に取れる単元。

→問1(2)△(筆記に時間がかかりそう)、その他は〇。

[1}と同様にマーキング、ポイントの書き込みを行う。

読んですぐにわかる式、座標などは時間の余裕があれば書き込みます。

 

とりあえず[1]と[2]が取れれば50点。ここまで25分かけてもOK。

試験中は配点が不明で[2]問1(2)は時間がかかりそうなので無理に解かず後回しにするのがよいでしょう。

 

(つづく)

2.プランニング(5分)

パット見で分類。

[1]・・・できれば全問正解したい。

 問1~問6・・・〇、問7~問9・・・△

[2]・・・×

 読むだけで時間がかかりそう→×。場合によっては問1のみ△。

[3]・・・時間内にできそうなものだけ

 問1、問2・・・〇または△、問3・・・×

[4]・・・時間内にできそうものだけ

 問1・・・〇または△、問2・・・×

[5]・・・手を付けない=捨て問

以上のマーキングから、確実に取れるものは[1]問1~問6・・・5点×6=30点

 

あと4問できれば半分の50点。

6個の△印のうち優先する4問を選んで〇印を付け加えて△〇印。※自分の好みで。

 
4個の△〇を2回解いたら、あと残り時間を使って2個の△印に挑戦。

 

この2個が取れれば60点獲得。

 

3.解答(40分)

 

前項2を踏まえて、まずは[1]の〇マークを確実にとる。

 

できるだけ短時間で2回ずつ解く。

[1]を一通り終えたらもう1度すべて解き直す。

 

見直した答えはその問題の近くの空白に書いて〇印で囲んでおく。

 

これができたら、[1]の答えをまとめて解答用紙に書き写す。

 

※解答用紙への転記は大問ごとにまとめて行うと効率よくできる。

 

あとの△マークはプランニング通りの順で解く。これも2回解く。

 

(注意)くれぐれも×マークには触れないこと。実力以上の欲は捨てる。

 

※満点を目指す場合は、×印の解答時間を確保するために〇と△は半分の時間で2~3度見直し、残り時間をすべて×印に充てる。当然のことながら見直しも含める。

 

4.インスペクト・タイム(5分)

 

受検番号、解答用紙への写し間違いはないか、解答番号がずれていないかをチェック。

 

5.試験終了

 

正解が配られたら予想通り解答できているか必ずチェックし、予想得点を記入。

 

このチェックは特に「模試」の効果的利用に役立つので実践すること。

 

(完)

 

 

 

前回、都立高校入試の得点方法を2020年度の入試問題を例に挙げました。

 

※なお本文中、追加訂正などがある場合はその部分は青文字で記載しておきます。

 

今回は、2021年度入試の数学を取り上げてみます。

 

試験場で実践する手順は、前回とほぼ同じです。2020年度入試の数学の平均点は61.1点。

これは平均点を60点とする出題者の狙い通りでした。

 

しかし、2021年度入試の数学の平均点は53.3点。出題者の読みが外れ、やや難しかったということです。これはおそらく大問1の問8(確率)問9と大問2(図形と演算)が受験生にとって面倒で時間を食うイヤな問題だったことが原因ではないかと思われます。

 

今回も平均点であるはずの60点を確実にとるための実践方法について検討します。
 
数学が苦手で50点以上なかなか取れないという数学アレルギー的受験生はもとより、そこそこできるが満点がなかなか取れないという生徒の参考にもなるかと思われます。
 
手順はいつも通り。
※実質の解答時間は40分。平均割で1問あたりの解答時間は「2分」。
1.プランニング・タイム5分・・・問題用紙を開いたらまず問題全体をざっと見て3つに分類。
 〇・・・必ず取る問題。できるだけ短時間で最低3回解きなおす。
 △・・・できれば取りたい問題。余った時間を当てる。できるだけ2回解く。
 ×・・・捨てる問題。この割り当て時間を△にまわす。
2.解答時間40分・・・〇、△の順で解答。×は一切無視。
3.インスペクション・タイム5分
 解答の転記ミスはないか。誤字脱字はないか。などの点検修正を行う。
 
では実際に2021年度問題を検討します。
※得意不得意は人それぞれのため、一つの参考例として。
 
1.解答用紙は例年通り。問題数は19問。解答時間は40分として1問あたり2分。
※過去問練習では実戦と同じく受検番号の記入も行う。プランニング・タイムに含まれる。
 
(つづく)