憲法9条の話のついでに「風立ちぬ」に関心ある外務官僚が少なくないという。が、その憲法史観は... | popo♪のブログ

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孔子も孫子も「治世救民」を天命として我欲のカケラもなかったそうです。「季布の一諾」が座右の銘として、孔子、孫子、老子、司馬懿に学んでいます。
ささやかながら幸運をお分けします。

憲法改正、消費税増税、原発推進といえば、いかにも国家体系を考えていると思い込んだり、あるいはそういう評価を受けだろうと勘違いしている人間は案外多いと聞く。

安倍晋三総裁や麻生財務相などはその典型例だろう。

また、下の記事にあるように、この官僚氏は「無責任に平和や安全を唱えることがどれほど危険なことか」と宮崎憲法観を批判しているらしい。

が、それは、原発神話を作り出した自民党と霞が関が作る原発ムラの住民にそのまま当てはまることだで、憲法9条そのものの議論とはズレている。

つまり、ある事象が危険かどうかは、憲法9条より低い次元の具体的方法論の問題である。

憲法9条の議論は、それよりずう~と上の「日本国民の理念」の問題なのだ。

下の記事にもあるが、ジブリのHPに「熱風」という書下ろしのエッセイ集が用意されている。
まだ読んでいない人、とくに若い人にはぜひ読んでもらうといいと思う。
「熱風」のダウンロードページ → http://www.ghibli.jp/shuppan/np/009408/

自分がこれまで描いていた憲法観と宮崎駿氏の憲法観とがほぼ一致したことだった。

宮崎駿氏や高畑勲氏とは、年齢も育った環境もかけ離れてはいるが、どうやら真の保守派という人々は、ほぼ同じような考えを持っているんだという確信にも近いものが感じられた。

実は、憲法9条は日本人政治家がGHQに提案して条項に加えたという話がある。
その日本人は、時の幣原喜重郎首相らしく、総司令官マッカーサーの談話として残っているらしい。
その真偽のほどは歴史家に任せるとして。

戦争をするには、人と金が要る。
アメリカにとって各地で戦争をするためには日本に片棒を担がせるのが手っ取り早い。
が、それには憲法9条が障害になっているので、以前から、何とかしろと霞が関や自民党に要請してきたという話は、よく聞く。

「憲法を日本人の手に取り戻そう」というのが、安倍晋三議員のスローガンだが、彼は、麻生太郎議員と同程度の知識しかなく、憲法のことも歴史のこともよく分かっていないといわれる。

太平洋戦争で、日本という八百万神の国に神風が吹いたとすれば、憲法9条と96条の設置そのものと言えるだろう。
これで日本国民の生命と日本の国土を守ることができるという天の啓示があったと考えるべきだろう。

戦略的には、どうせ決着のつかない尖閣や竹島を、事実上の緩衝地帯にすることで脱亜論の布石とすることも可能となるという指摘もある。

原発一筋から脱原発へ舵を切るごとく、アメリカべったりから脱して独自の戦略を持ってはどうかと思う。

ちなみに、「今の北朝鮮が『平和を愛する諸国民』とは思えない」というのは、相変わらず頓珍漢な石破茂幹事長。
今の北朝鮮は「金正恩」であって「諸国民」ではない。
北朝鮮の国民は、平和を愛する人々であることは間違いないだろう。

この程度の思考回路しかない議員さんらが集まって憲法改正を声高に叫んでも、だれも同調しないだろうね。


『【水内茂幸の外交コンフィデンシャル】
「風立ちぬ」と憲法
2013.10.6 12:00 (1/5ページ)[水内茂幸の外交コンフィデンシャル]

 外務省の若手官僚との間で、最近よく話題にのぼるのが宮崎駿監督の「風立ちぬ」だ。零戦を設計した堀越二郎の半生をたどる映画だが、省内の視聴率は実に高い。
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 居酒屋氏は安全保障に絡む国際法のプロフェッショナル。集団的自衛権の問題も扱う政府の有識者会議「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」(安保法制懇)にも関わっている。

 氏の持論は「無責任に平和や安全を唱えることが、実はどれだけ危険なことか」ということだ。
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 映画の「あなたは生きて」というせりふにすべての答えがあると思うが、インタビューは、その哲学とずいぶんずれていると訴えるのだ。

 「理想と現実」と単純な二項対立で割り切れば難ない議論かもしれない。幼い頃に戦火を目の当たりにした宮崎氏の言葉にも重みがある。ただ、居酒屋氏と宮崎氏との認識の違いは、今後安倍政権が挑む憲法議論で避けて通れない議題だ。

 宮崎氏が引退会見で述べた言葉をかみしめたい。

 「子どもたちに、この世は生きるに値する、と伝えることが(仕事の)根幹になければならない」

』(msn news)

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131006/plc13100612500004-n1.htm