どうでもいいことだが、橋下市長が、有識者たちの非難の尻馬に乗って、田中文科相を批判したらしい。
「需給調整は国の役割ではない」というのが、橋下市長の主張らしい。
が、その批判は全くの的外れだろう。
善意に解釈すれば、田中文科相の真意は、三大学の不認可という個別具体的な認可そのものではない。
なぜ、善意に解釈するのかといえば、田中真紀子議員は、少なくとも、官僚と対決する意思を持っている数少ない議員のように見えるから。
田中大臣は、小泉政権での外務相時代に、官僚改革を試みたが、官僚たちの根回しにしてやられた苦い経験がある。
この人は、ドジョウ内閣の閣僚にあって、当のドジョウ総理とは比較にならないほど骨太な議員のように見える。
この人の「唐突な不認可発言」は、大学認可システムを作った官僚たちに向けられた先制パンチであったのではないか。
「官僚の作ったレールに乗っかってきたからと言って、メクラ判は押さないよ」
そういうアピールだったとも見える。
霞が関では、ひっくりかえるような大騒ぎになったという。
が、その真意は、大臣の目で見て、特に問題がなければ認可するという柔軟な対応をする意図なのではないかと推察される。
つまりは、すべて計算づく。
だとすれば、橋下市長の「需給調整」という批判は、全くの的外れということになる。
田中真紀子文科相を弁護するつもりもないが、少なくとも霞が関と陰でつるむ橋下市長とは、一線を画す女傑のように見える。
それが事実なら、硬直化した霞が関で大いに暴れまくって、改革を進めてもらいたいとも思う。
今度の不認可発言は、これから始まる改革の序章にすぎないかも知れない。
『「需給調整は国の役割ではない」 大学不認可問題で橋下市長が田中文科相を批判 産経ニュース 2012.11.6 21:47 [west政治] 産経ニュース
橋下徹大阪市長は6日、田中真紀子文部科学相が3大学の新設を不認可とした問題について、「大学の需給調整は国の役割ではない。切磋琢磨にさらさないと、大学の発展はない」と述べ、田中氏の対応を批判した。市役所内で記者団に答えた。
橋下市長は「大学の新規参入は認めるべきだ。(大学が)良いか悪いかはユーザーがきめればいい」とし、大学レベルの向上には大学間の競争が不可欠との考えを強調。その上で、「大学がつぶれたときに、学生が他大学に移れるようにするなどのセーフティーネットを作るのが国の役割だ」と持論を述べた。』(msn news)
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/121106/waf12110621480025-n1.htm