この記事を見ると、室伏選手の不屈の精神は、尋常なものではなかったらしい。
最悪の環境の中での投てきだったと聞いて、「納得のできる内容だった」とコメントしたことを思い出した。
この人の風貌と堂々とした精神力、そして穏やかな語り口に、ズシリとした重みを感じる。
日本でも中国でも、戦国時代の豪傑といわれた武将は、おそらくは、こんな風だったのだろうと。
日本の柔道界にとっても貴重なお手本のアスリートだろうね。
『様々なトラブルを乗り越えて……。室伏、銅獲得で示した百戦錬磨の証 MSNトピックス
8月5日、ハンマー投げの決勝に室伏広治は登場した。それは、トラブルに巻き込まれながらの試合となった。
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1投目、その手ごたえのままに、78mあたりまで飛ばす。ところが、これがなぜか、ファウルと判定される。
室伏は、審判のもとに寄ると、説明を求めた。表情は険しい。
審判の説明は、持ち時間の1分を過ぎていたためであるからということだった。
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「表彰のどこが終わりなのかを告げられていなかったのが問題です」
と、室伏はこの場面を振り返る。
結局、そのタイミングがあいまいだったため、室伏は、まだ時間内と判断していたのだ。
いずれにせよ、ファウルとされて、1投目は終わった。
気を取り直して迎えようとした2投目。
ここでも、アクシデントに見舞われる。
室伏の2人前の順番だった優勝候補の一人、プリモス・コズムスがハンマーをネットに当ててファウル。このハンマーがネットから取れなくなってしまい、取り外すために競技は中断をよぎなくされた。
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予想外の判定や競技中断にも動じずに投げきった室伏。
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そういえば、6投目の時点でも、2投目時点で競技中断があって延びたため、ウサイン・ボルトやヨハン・ブレークらが出場する100m決勝と重なった。
当然、100mが終わった後に室伏は投げることになったわけだが、それでもしばらく歓声はやまず、観客席はざわつき、やりにくい場面であったように思える。
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こうして室伏は、2004年アテネ五輪の金メダル以来、2大会ぶりのメダルとなる銅メダルを獲得することができた。
そこには、第一線で数々の大きな舞台を経験してきた百戦錬磨のベテランならではの落ち着きもまた、大きな要因としてあったのだ。 (松原孝臣 = 文)
』(msn topics)
http://topics.jp.msn.com/sports/number/column.aspx?articleid=1262096