脱原発を主張する、俳優の山本太郎くんを応援する人々は、今や数え切れないほど。
その魅力の一つは、自分の生活を理由にしない脱原発に対する心意気だろう。
おそらく、人としての根幹にかかわる重要な部分だろう。
この記事にもあるように、事務所をやめた理由の一つが、仲間に迷惑を掛けられないという他への気配り。
彼は、この想いが人一倍厚いのだろう。
その想いに対する共感が、さらに応援者を増やす結果となっているらしい。
そのきっかけは、皮肉なことに、言葉を借りれば、原発推進派の「工作員」が所属事務所にかけた抗議の電話やいやがらせだった。
いってみれば、火に油をそそぐ結果となっている。
推進派に追従する人たちにしてみれば、彼の心の火勢が強まってしまったことは大きな誤算だったろう。
熱い想いを抱く人ほど、いやがらせや抗議は、エネルギーを生み出す原動力となる。
そうでない人たちにとっては、予想もつかないことが起こる。
そういう話を、昔の師匠から聞いたことがある。
ネット右翼が、山本くんの活動を批判的に見ているとの噂を聞いたことがある。
しかし、そうとは限らないだろう。
前にも書いたが、原発の危険性は、左翼右翼に関係ない。
原発は、誰にとっても、大きすぎる国家的国民的リスクを伴う発電装置であることが分かっている。
これまで、小出京大助教授の本を読んだことがなかったが、あるネットTVのインタビューを見て読む気になった。
機会があれば、後ほどそのことにも触れてみたい。
なぜ山本くんが、ここまで原発に反対するのか。
その著書にその答えが書いてありそうか気がする。
※下の記事には、「山本太郎のウィキに事務所をやめた経緯が出ている」旨の記述があるが、訂正されたのか。見当たらなかった。
『山本太郎の所属事務所に嫌がらせ電話をかけたのは「工作員の方々」3月29日11時30分 提供:夕刊ガジェット通信
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山本さんは多くの映画やドラマに出演し、最近では「アイシテル」(日本テレビ系)というドラマで殺人犯となった小学男子の父親役を好演していたのが印象に残る。
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「TV Bros.」(東京ニュース通信社)に連載されている「ウィキナオシ!」という企画は、自分のことが書かれたウィキペディアのページを、書かれた本人が直すというもの。
この企画に山本さんが2週連続で登場した。同誌の「3.17-3.30号」に掲載された後半で、山本さん自身がウィキペディアへの加筆というかたちで、事務所を辞めた理由を記している。
まず、ウィキペディアの記述が「会社から慰留されたが、最終的には『事務所に迷惑をかけるわけにはいかない』という自身の意思による」というもの。
そして、山本さんによる直しが「その通り。事務所にはたくさんの工作員の方々からお電話を頂戴し、通常業務ができなかったのだから、辞める以外ないよな」。
ようは、山本さんの活動に批判的な輩が、所属する事務所に電話をかけまくるという嫌がらせを行ったことが辞める原因のひとつになっていることを山本さんは匂わせている。こういう話を聞くたびに思うことがある。
自分の主張や話を他者に聞いてもらいたいのなら、反対意見にも耳を傾けるという姿勢が必要だ、ということである。
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山本さんには、そんなリスクをやりすごすしなやかさがある。そして、リスクに対抗する覚悟がある。スタンスは違えども、筆者は山本さんのそんな姿勢を応援していきたい。(谷川 茂) 』(アメーバーニュース)