山本太郎くんのインタビューや対話を見てきて感じたこと。
それは、俳優時代の印象とはかなり異なる点。
彼の会話からは、知的なものを感じる。
それは、
1.話の核である持論が一貫していて少しもブレないこと。
2.過去の事実をよく調べているというか研究している。
3.話の展開が論理的で一貫性がある。
これらの点は、田原総一郎や小倉智昭などのキャスターとの対談に見られる。
彼らのあいまいな話の内容を一刀両断するほどの、極めて論理的で説得力を感じる。
武芸の達人の話を思い出す。
真剣勝負では、その人の日常の純粋さと真剣さが切っ先に表れる。
このことは、議論においても同じことが言える気がする。
とすれば、彼が普段からいかに子供たちの被曝について純粋かつ真剣に考えているか。
彼の話す言葉の鋭さは、このことを示しているような気がする。
その真っ直ぐな性格は、人を魅了してやまない。
『「収入は10分の1。それでも『命』を守りたかった」――山本太郎(俳優)インタビュー オルタナ 12月8日(木)10時46分配信
福島第一原子力発電所の事故後、いち早く「脱原発」宣言をした俳優・山本太郎氏。事務所を辞めて収入は10分の1に減ったが、「人間に戻った」感覚を取り戻せたという。脱原発デモに参加するなど原発の危険性を訴え続ける山本氏に、その真意を聞いた。(聞き手・編集部=吉田広子、赤坂祥彦)
■きっかけは大震災、グリーンピースと母
――原発やエネルギー問題に興味を持たれたきっかけは何でしょうか。
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震災以降、国際環境NGOグリーンピースのホームページなどに掲載されている情報を調べ進めていくうちに、原子力発電は持続可能なエネルギーではないと気付きました。
――グリーンピースをご存知だったということは、元から環境問題に対する高い関心があったのですね。
山本:僕の実家では寄付を行うのが当然という環境でした。お年玉のうち、いくらかは親に徴収されて、ユニセフや赤十字への寄付にまわされたのをよく覚えています。
8年前に母が「良い寄付先を見つけてきた」というので話を聞いてみました。それがグリーンピースでした。当時はグリーンピースに対しては捕鯨に反対している環境団体という程度の知識しかありませんでした。
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映画「バトルロワイヤル」を撮り終えた2年後です。仕事は順調でしたし、コマーシャルにも出演していました。社会問題に対して、声を上げるには、失うものが余りにも多いと感じていました。
■脱原発宣言することで「人間に戻れた」
――初めて「脱原発」を主張した時はどういった心境でしたか。
山本:怖かったです。勇気がいりました。発言すれば、確実に仕事がなくなるのは目に見えていましたから。食いぶちがなくなるのは一番怖いですよ。でも、いい役者になるという夢も同時にありました。そのためには10年後も生きていなきゃいけない。
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そして4月9日にツイッターで原発反対を表明しました。声を上げた瞬間、「人間に戻れた」と感じました。
――その後、事務所を辞められましたね。
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被爆限度を1ミリシーベルトから20ミリシーベルトまで引き上げて、子どもたちに危険を押し付けた。子どもたちの感受性は大人と比べて3~10倍です。子ども達に与えた毒の大きさ。平気で子どもたちの命を犠牲にするやり方に我慢ができませんでした。
■僕が失ったものは「収入だけ」
――「脱原発」宣言をして、仕事が無くなる不安はありませんでしたか。
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失ったのは「収入だけ」です。お金を払っても手に入れられないものを沢山、手に入れました。それは生きることに対して、真正面から真剣に取り組んでいる人たち、気骨のある大人たちとの出会いです。
■政治家に原発の是非を問いたい
――デモに参加し声を上げることも大切ですが、投票などによって国を動かすことも大事だと思います。デモ以外に、政治家に働きかけることはしないのですか。
山本:今、政治家たちに対して包囲網を作ろうと、皆さんに呼びかけています。「仕事をちゃんとしなければ、落とすぞ」ということをハッキリと政治家に伝える。地元選出の国会議員に対して、電話をして下さい。秘書でも良いから、きちんとこちらの考えを伝えて下さい。
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■子どもの人権擁護団体はなぜ原発に無関心なのか
――ドイツの記者からも、グリーンピースをはじめとする市民団体の力がドイツ政府を脱原発に向けて大きく動かしたと聞いています。
山本:フットワークが軽いですよね。3.11の時、「グリーンピースなにやってんねん」、「何も聞こえてけーへんぞ」とイラっとしていました。でも、違いました。彼らはきちんと根回しをしていたのです。
3.11以降、本当の姿をさらしたのは、国だけではありません。人もそうだし、団体もそうです。それまで、グリーンピースは誤解されていました。でも、震災をきっかけに彼らの本当の姿を見てもらうことができた。それはサポーターとしてすごく嬉しいことです。
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僕はヒューマン・ライツ・ウォッチの土井香苗代表宛に何回かツイートを送りました。
「福島の子どもたちの命が脅かされているのに声を挙げない理由を教えて下さい」「外国での活動は素晴らしのことは認めるけれども、どうして声をあげないのですか」と。
返事はありませんでした。
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ただ、そういった規模の人権団体でも活動を躊躇するほど、原子力産業の闇は深いです。
』(yahoo news)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20111208-00000301-alterna-soci