産経新聞に、住民の自主測定について「思わぬ混乱を招く」と批評している。
これは、あきらかに論理的な誤りがある。
「思わぬ混乱を招く」という言葉は、混乱の結果、害悪が生じた場合に使われる。
しかし、住民の自主測定があったからこそ、原発とは関係ない高線量の放射性物質が発見できたわけである。
このこと次の事が言える。
第一に、行政が測定したはずの地区から高線量が測定された。つまり、行政測定の杜撰さを示していること。
第二に、原発による放射能飛来以外にも、高線量の放射性物質が、身近に存在する可能性があること。
そして、この記事から、次のことが分かる。
第一に、産経などの御用マスコミが、住民自治を蔑視~軽視していること。
第ニに、京都医療科学大学の遠藤啓吾学長の発言部分で、御用学者の発言は相変わらず、意味不明であること。
『ホットスポット 市民に自主性、相次ぐ発見 産経新聞 10月16日(日)7時55分配信
東京都世田谷区の民家で放射性物質のラジウムが見つかるなど住民による独自の測定で局所的に高い放射線量が計測される「ホットスポット」の発見が首都圏で相次いでいる。東日本大震災後の福島第1原発事故以降、政府をはじめ行政への不信が積み重なり、住民に自主性が生まれたとの指摘がある一方、専門家ではない住民が測定することで思わぬ混乱を招くこともある。
「放射線量の高い場所がある」
世田谷のラジウム騒動は区民のこんな情報提供が発端だった。
横浜市が今月12日、市内のマンション屋上でストロンチウムが検出されたと明らかにしたのも、住民が民間機関で検査してもらったためだった。
8月に川崎市の公園で泥から見つかったセシウムは、独自に放射線量を測定していた市民グループが発見した。
千葉県船橋市の公園で12日、毎時5・82マイクロシーベルトの高い放射線量を測定し、市へ届け出た市民グループ代表、朝倉幹晴市議(48)=市民社会ネット=は「公園のような広場の片隅は隠れた『マイクロ・ホットスポット』が存在して危険だが、行政は測定しない。自分たちで調べることで、どんな場所に注意すればいいかの目安になる」と話す。
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京都医療科学大学の遠藤啓吾学長(放射線医学)は「ホットスポットでは局所的に高い放射線量となるが、広く近隣住民へ悪影響を与えるわけではない場合が多い。過剰な反応をすることはない」と話す。』(yahoo news)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111016-00000097-san-soci