原子力安全委員会や保安院のいう「想定外の事故」は、どうやらウソだったらしい。-その2- | popo♪のブログ

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孔子も孫子も「治世救民」を天命として我欲のカケラもなかったそうです。「季布の一諾」が座右の銘として、孔子、孫子、老子、司馬懿に学んでいます。
ささやかながら幸運をお分けします。

「想定外の事故」の言い訳をしてきた、安全委員会、保安院、東電。

かれらが、確信犯だったことの裏づけは、探し出せばキリがない。


底なし沼のようになってきたので、今は、「京大の熊取6人衆」の話を挙げて、一段落としよう。


この記事は、結構長いので、抜粋だけにとどめておいた。

それでも長いので、要約しておいた。

※興味のある人は、最後のURLリンクから本文記事に飛んでください。


<記事の私見的要約>


京大原子炉実験所の6人の学者さんたちは、原子炉の研究を勧めていくうちに、原発が、実用化するには、あまりにも危険なものだという結論に達したという。


さらに、彼らは、原発推進派の学者たちに対して、原発事故の危険性を繰り返し説いたが、無視されただけでなく、異常者扱いされたという。

それ以来、いじめと迫害の連続だったらしい。


特に、東大は、原発推進派の巣窟というウワサがあったが、この記事にも同じ事が書かれている。


原子力安全委員会の斑目委員長や原子力委員会の近藤委員長は、その筆頭ということになるのだろう。


御用学者の人にも生活があるので、ある意味仕方ない面もあるかも知れない。

しかし、危険を主張する人を貶めたり、シカトするのは、人として行き過ぎてはいないか。


東大や推進派の学者さんたちは、御用学者のレッテルを貼られているが、このレッテルは見えにくい。

なので、せめてTVに出るときは、胸にワッペンを貼ってもらえると分かり易い気がする。



『現代ビジネス(講談社) 迫害され続けた京都大学の原発研究者(熊取6人組)たち


危険性を訴えたら、監視・尾行された 2011年04月30日(土) 週刊現代  経済の死角

「原発の開発には胡散臭いところがあった。モノは必ず壊れる。でも東電など電力会社は、絶対に壊れないと本気で思っているように見えた。チェルノブイリ事故があったとき、日本では『ソ連の安全に対する意識が遅れていたのが原因だ』なんて言われたけど、日本のほうがよほどひどかったね」

 落ち着いた口調で語るのは京都大学原子炉実験所の今中哲二助教(60歳)だ。

 原発を推進してきた学者たちが「想定外」という言葉を繰り返すのとは対照的に、今日の福島第一原発のような大事故がいつか起きると警告を発し続けてきた学者グループがいる。

 彼らはこれまで「異端の研究者」と見られ、テレビや新聞でもほとんど紹介されることがなかった。それどころか、学会では長く冷や飯を喰わされ、研究費や昇進でも明らかな差別を受けてきた。

 遅きに失した感は否めないが、今回の事故で、そんな彼らにようやく注目が集まりつつある。

原発関係者たちは、推進、批判の立場を超え、彼らのことを「熊取6人組」と呼んだ。
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「すでに引退した身だから」と控えめな口調ながらも、川野氏はこう断じた。

「我々は今回のように一つの事象で原発全部がやられてしまうような事故があり得ると指摘していたけど、推進派の人々は何重にも防護しているから安全だと耳を貸さなかった。今はともかく起きている事態に対処するしかないけれど、いずれ責任ははっきりさせるべきでしょうね。これまでは事故があってもうやむやにしてきたわけですから」
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研究費もつかない
 原発研究者の世界は「原発ムラ」などと呼ばれ、基本的に原発推進者ばかりである。電力会社は研究者たちに共同研究や寄付講座といった名目で、資金援助する。その見返りに研究者たちは電力会社の意を汲んで原発の安全性を吹聴する。
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研究者たちは国の原子力関連委員を務め、官僚たちとともに原子力政策を推進していく。
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経産省OBが語る。
「京大の原子炉実験所も、基本的には原発推進派の人物が多い。現在の原子力安全委員会でも、会見で話す機会が多い代谷誠治氏は、京大原子炉実験所の所長でした。ただ、京大は『熊取6人組』のように、反原発の立場から原発を研究する人も受け入れている。原発ムラの中心にいる東大には反原発の現役研究者は皆無です」
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NHKの解説でおなじみの関村直人氏、さらに実質的に日本の原子力政策を決めている資源エネルギー庁原子力部会部会長の田中知氏は、同研究科のOBにして、現在は同研究科教授といった具合だ。

 こうした原発ムラにあって、真正面から異を唱え、原発の危険性を叫び続けてきたのが「熊取6人組」なのである。反原発の立場で研究を続けていくことは楽なことではない。彼らのうち誰一人、教授になっていないという事実が、学内での微妙な立場を物語っている。

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ずっと助手のまま
 立命館大学特命教授の安斎育郎氏は、原発ムラのエリートコースである東大大学院工学系研究科の博士課程を修了した後、反原発の立場で東大医学部に残ったが、助手のまま17年間を過ごした経歴を持つ。安斎氏の証言。

「原発推進派と批判派の溝は深いと思います。原発に批判的な発言をする反体制派だと見なされると、学内でも様々なアカデミックハラスメントを受けた。講演に行けば、電力会社の人間が尾行につく。同じ電車に乗ってくるし、だいたいいつも同じ人間だからわかるんです。講演内容を録音して、私の主任教授などに届ける係の人までいましたから。そうなると研究室でも安斎とは口を利くなということになる。京大の小出さんや今中さんたちのグループも同じような経験をしているはずです。
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 いずれにせよ、今回の事故が発生するまで原発ムラの産・官・学連合は利権を分け合い、好き放題やって「熊取6人組」など反対派の研究者を虐げてきた。

何言ってるの? 関村教授
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「6人組」の一人、海老澤氏はNHKの解説で一躍有名人となった「あの人」の発言にこう苦言を呈した。
「あまりテレビは見ないんですが、3月12日に枝野(幸男)官房長官が記者会見で『1号機の水位が下がった』と言い、重大な事態だという認識を示した。ところが、その後のNHKで東大の関村教授が出てきて、『原子炉は停止した。冷却されているので安全は確保できる』というようなことをおっしゃった。唖然としましたよ。
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関村さんの話を聞いて、『この段階で何を言っているのか』と思いました。隣のNHKの記者もさすがに怪訝な表情をしているように見えましたね」
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悲しき御用学者たち
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「最近の学者には、国の研究機関から大学に天下ってきた人も少なくない。そういう人は、国の代弁しかしない。原子力というのは巨額のカネがかかる分野で、国の関与がなければ成立しません。だから、この世界でメシを食おうと思ったら、御用学者になるのは必然とも言えます。

一般の方は、学者だからそれぞれの考えで発言していると思うかもしれませんが、原子力分野はそうではないんです。
 それと原子力安全委員会は何をしているのか。委員長の班目さんはすっかり後ろに引っ込んでしまった。彼には無理だったということでしょう」(小林氏)

「推進派は頭を丸めろということですよ。これまで主張してきたことをどう思っているのか、表明してほしい。何人か謝罪した人もいるみたいだけど、原子力委員会の近藤駿介委員長みたいに、謝罪もせず逃れようとする人もいる。みっともないね。原子力安全委員会にしたって、こんなときこそ仕事をしなきゃならんのに、何してるのか全然見えてこない」(小出氏)

 最後に、今後の福島第一原発についての見通しを小出氏に聞いた。小出氏は、
「うまくいっても、安全と言える状態になるまでは最短で年単位。数ヵ月では無理でしょう」 と答えた。


---小出先生のところに「原発をどうすればいいか」という相談はないんですか?

「ありませんねえ。私が答えるにしても、原発をやめなさいとしか言えないし、意味がない。原発を生き延びさせるための提言なんてないんです」

 照明が消された薄暗い研究室で、小出氏はきっぱりとそう言い切った。』(週刊現代4月30日)


本文はこちら。

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http://gendai.ismedia.jp/articles/-/2462