民主党は、改憲派ではないと思っていたが、そうでもないらしい。
改憲派の言い分は、憲法9条を削除または変えるのがいいとする。
中でも民主党の前原元外務大臣にいたっては、憲法改正手続きを簡略化したいと考えているらしい。
そうなると、再び、菅総理のようなトンチンカンな首相が出てきた場合、その暴走を止める手段がなくなってしまうだろう。
現在の憲法は、そういう意味での、民主主義や人権を守る防波堤の役目も果たしている。
現在の憲法は、時代に合わないとか震災時に対応できないというのが、改憲派のいう理由らしい。
しかし、法の問題は、憲法典ではなく、それを運用する人間の資質の問題のような気がする。
これまでも、憲法や法律を超えて、政治的判断で行われた超法規的措置は、何度か実施されている。
たとえば、よど号ハイジャック事件では、福田赳夫総理が、犯人の要求どおり、拘留中の受刑者を釈放し、国外逃亡を手助けしたり、金正男の偽造パスポート、密入国事件では、小泉純一郎総理が、国外退去処分だけをしている。
結局、やろうと思えば、憲法や法律に規定がないことでも、解釈で緊急措置がとれるし、現にやっている。
つまりは、誰が見ても妥当といえることなら、拡大解釈・適用しても誰も文句を言わないということだろう。
結局は、解釈の問題でほとんど解決できるし、ある意味、それが暴走を止める機能をも持っている。
そういう意味では、わが国の憲法は、実に、巧みに作られた憲法典といえるだろうね。
それを何としても改正したいと主張する人たちの心の裏には、何やら、キナ臭い怪しさが感じられる。
『憲法記念日で与野党が談話 時事通信 5月3日(火)0時3分配信 与野党は3日の憲法記念日に当たり、それぞれ談話を発表した。
民主党 現行憲法に足らざる点があれば補い、改めるべき点があれば改める。国会での円満な合意形成の下で、憲法をより豊かにする論議を進めていきたい。
自民党 国会では民主党をはじめ憲法論議に後ろ向きな政党の協力が得られず、憲法審査会のメンバーも決まっていない違法状態が続いている。各党に速やかな始動を呼び掛けていきたい。
公明党 憲法審査会を休眠状態のまま放置させてきた民主党の姿勢は、真摯(しんし)な議論が必要と考える国民の思いを無視するものだ。
みんなの党 道州制の導入、一院制の実現など新たな国家の枠組みの構築に向けて、憲法審査会を早急に始動して議論を開始すべきだ。
共産党 東日本大震災の被災者支援と被災地復興に当たって、憲法の先駆的な原理・原則を生かさなければならない。
社民党 大震災だからこそ、憲法上の権利の保障を真摯に追求すべきだ。憲法審査会を始動させようとする勢力への警戒を強める。
国民新党 災害から国民一人一人の安全と生存をしっかりと守ることを宣言し、国民と一緒に決意を新たにしたい。
たちあがれ日本 大規模災害や領海侵害行為から、国民の生命と財産を守る体制を構築するには、憲法改正の必要がある。各党に、今国会での憲法審査会始動を呼び掛ける。
新党改革 新たな時代にふさわしい憲法改正を議論していかなければいけない。憲法審査会を一日も早く機能させるべきだ。
』(yahoo news)