帰りのために自衛隊ヘリに乗り込んだ東電の清水社長。
政府首脳ですらやらないだろうことが、なぜできたのだろうか。
東電が巨大企業だとしても、一介の株式会社。
その社長が、緊急時とはいえ、防衛相の許可もないのに独断で自衛隊ヘリに乗り込めたという。
つくづくふしぎな出来事のように思える。
通常は、自衛隊ヘリで帰るという発想すら思いつかないはず。
このことから、いかに東電と霞ヶ関官僚の結びつきが根深いかが、推察される。
東電の社長としては、高級官僚の意識が強いのかもしれない。
あるいは、よければ自衛隊ヘリでもF-15戦闘機でも使っていいからね。
霞ヶ関から、そう言われていたのかもしれない。
車では、渋滞で遅くなることを懸念したというのが、自衛隊機への搭乗の理由らしい。
しかし、東電の傘下に新日本ヘリコプターという会社がある。
車の渋滞が心配なら、このヘリを飛ばすべきだったのではないかという気がする。
その夜のうちに帰れなかったことが、被害の拡大に繋がったのではないかという指摘もあるらしい。
この社長は、事故当日から雲隠れしたり、倒れたりしていた人で。
しかも、そもそも危機管理対応を考えていなかった人でもあるという。
そんな人が、その夜に帰ったところで事故処理の遅れを防げたとは考えにくい。
たしかに、枝野長官の言動は、トンチンカンな点も少なくない。
しかし、この点に関しては、その清水批判は、それほど外れてはいない気がする。
『枝野氏「防衛相の判断は妥当」 自衛隊機を依頼した東電社長を批判 2011.4.26 11:18 産経ニュース
枝野幸男官房長官は26日午前の記者会見で、東京電力の清水正孝社長が、東日本大震災が発生した3月11日夜、航空自衛隊小牧基地(愛知県)から輸送機を利用して東京に戻ろうとしたもののUターンさせられたことについて「北沢俊美防衛相は(輸送機の使用について)被災者救援の輸送を最優先すべきだと指示していた。
被災者救援に総力を挙げていた状況だったので、防衛相の指示は妥当だった」と明言した。
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枝野氏は一連の動きについて、清水社長が小牧基地に戻った後に報告を受けたとした。』(msn news)