この池田信夫という人のことは、よく知らないし。また、個人の意見を批判する気も能力もない。
ただ、孫くんの脱原発構想にイチャモンをつけているらしいので興味がわいた。
そこで、この人のブログを興味本位で見てみた。
ブログを読む前に、自分で気をつけていることがある。
それは、この人がどの立場の意見をもっているのか。
最初にそれをつかむことから始める。
賛成、反対、中間。
結論の大抵は、この3つのパターンに収まる。
原発で言えば、推進派、反対派、中間派。
やっかいなのは、中間派。
いわゆるグレイゾーンの人たち。
この中間派には黒に近いものから白に近いものまで様々あるからね。
大抵、見解を述べたブログは、前置きから入って、事実を挙げたり、理由をつけたりして、最後に結論へといく。
理由付けから読むと、煙りに巻かれて方向性を見失うことがある。
理由付けというのは、賛成、反対のどの立場からでも、もっともらしくつけることができるからね。
これは裁判でも似たようなことをやる。それはさて置き。
前置きが長くなった。そういう視点でこの人の意見を見てみた。
まずは、この人の結論。
賛成とも反対とも言っていない。どうやら中間派らしい。
ブログのタイトルに「再生可能エネルギーは原発の代わりにはならない」とあることから。
この意見は、推進派寄りの中間派だろうか。
最後に、その理由付けを見ることで、大体の立ち居地が判断できることが多い。
いってみれば、微調整。
「(原発)反対派の主張は傾聴に値する」
「リスクをどう考えるか難しい問題」
「今回の事故はお粗末な設計と経営陣の判断の誤りによる平凡なプラント事故」
「原発事故が『文明災』だなどという大げさな話をする前に、まず事故調査委員会が原因を正確に調査したほうがいい」と書いている。
イマイチはっきりしない。
が、言葉のニュアンスから、やはり推進派寄りの中間派らしい。
グレーゾーンである「現状維持か段階的撤廃か」に関しての見解はない。一見、客観的な意見のようにも見えるが、事と次第によっては、どちらにも転べる見解ともいえる。
この人が否定している孫くんの意見が、段階的撤廃であることから推測しても、存続あるいは推進と考えているのかもしれない。
ただ、一点、気になったのは、『極端な話、北朝鮮からミサイルが飛んできて原発を破壊する確率はゼロではないので、そういうリスクをどう考えるかはむずかしい問題だ。』と書いている。
これは国防の問題と国家間取引の問題がからみあっている複雑な問題。
「極端な話、・・・原発を破壊する確率がゼロではない・・・」などというレベルの問題ではないだろうと思う。
北朝鮮が、なぜ日本海と太平洋側にミサイルを落としたか。原発狙いの恫喝しかない。
実際、ミサイルを飛ばされて政府は、ビビッているという現実がある。
霞ヶ関とその同胞が利権目的で作った原発が、日本海側、太平洋側の海岸沿いにぴっしりと詰まっている。
これが、北朝鮮側の武器として国家間交渉に利用されているのも事実。
この、たぶん賢い人が、そういう現状に気がついていないはずはない。
なんとなく怪しい気もする。
※この人のブログに興味のある人は
こちらを↓
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51700098.html
『再生可能エネルギーは原発の代わりにはならない 2011年04月20日 10:38 経済 原発事故のリスクをどう「割り切る」か
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ところが原発の場合は、最悪の事故(China syndrome)が起こった場合には、死者が数千人から数万人という非常に大きな被害が出る可能性がある。その確率がいくら小さくても「割り切る」ことはできないというのが反対派の主張であり、これは傾聴に値する。極端な話、北朝鮮からミサイルが飛んできて原発を破壊する確率はゼロではないので、そういうリスクをどう考えるかはむずかしい問題だ。
・・・福島第一の場合も、運転そのものは緊急停止したので、最悪の事態ではないのだ。この程度の事故なら、斑目氏のいうように割り切ることは妥当である。被害を確率的に計算して、経済的に見合うなら建設すればいいし、他のエネルギーのほうが経済的なら無理して進めないほうがいい。
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これまで判明した事実をみるかぎり、今回の事故はお粗末な設計と経営陣の判断の誤りによる平凡なプラント事故である。原発事故が「文明災」だなどという大げさな話をする前に、まず事故調査委員会が原因を正確に調査したほうがいい。』 (livedoor ikedanobuo 池田信夫ブログより抜粋)