この記事を読んだときに、この女子は、霞ヶ関の回し者かと思った。
どうやら東電の従業員らしい。
この記事がホントウだとすると、この子は、2つの点をぐちゃぐちゃに混同している。心情的には分からなくもないが、筋が通らず、反って火に油を注ぐ結果となったらしい。
庶民同士で言い争っている場合ではないけれど、一応、矛盾点を指摘しておくね。
第一に、従業員の発言と一般人の発言とを混同している。
言い換えると、立場の混同。
会社の従業員が、外部に向かって発する言葉は、会社を代表する立場での発言になる。
mixi、Twitter、ブログ、電話など、その表現手段のいかんを問わない。
(会社)VS(外部)の構造である。
つい感情任せに発した言葉が、会社あるいは代表取締役の考えとして受け止められる。
従業員は、そういうリスクを知っておくべきだろうね。
代表権が与えられているかどうかは、外部からは分からない。
通常、会社関係者が外部に向かって発言するときは、会社から何らかの権限が与えられているはず。
少なくとも、世間では、そう受け止める。
第二に、電気事業と一般の業種とを混同している。
独占的公共事業と一般事業との混同。
東電は株式会社だが、その電気事業は、電気事業法に基づく独占的公共事業。
つまり、電気事業は、一般的な株式会社が行う業務とは性質が大きく異なる。
法的に言うと、東電は、国から電気事業の権利を認められている。
その代わりに、誰に対しても供給義務を負いますと国に誓っている。
この場合にあてはめて言うと、
誰に対しても「あんたには電気を使わせない」とは口が裂けても言いません。もし言ったら、電気事業の許可を取り消してくださいと約束している。ということになる。
「文句あるなら電気使うな」という言葉は、自社の事業継続を否定する言葉になる。法的に言えば、「電気事業の廃業宣言」を意味する。
JRや地下鉄などの公共交通機関の従業員が、非難する乗客に対して「文句があるなら乗るな」と言ったという話は聞かない。少なくともここ数十年。
なぜ、東電ではこういう基本的な教育をしていないのか不思議。
この子のように、東電の従業員が述べる反論は、逆に、社長の謝罪行脚の効果を台無しにしている。
昔のJALみたいな話だけど、そこは企業コンサルタントに任せるとして。
この発言は、おそらくは一部の東電従業員の本心だろう。
しかし、従業員の中には、公共事業のゆえに事態の重大さを真摯に受け止めている人も少なくいないはず。
日本人としてそう信じたい。
大切なことは、東電非難の陰で、難を逃れようとしている本犯らの存在。
放射能汚染の原因を作った人らがいることを忘れてはいけない。
たしかに、東電の管理責任は、重い。
しかし、注目すべきは、盾となった東電の陰で、非難の嵐が通り過ぎるまで霞ヶ関ビルで生りを潜めている人たち大勢いること。
原発は今に始まったことではない。
自民党、霞ヶ関、東大教授陣、大手マスコミ、ゼネコン企業。
かれが利権という金儲けのために、徒党を組んで、40年前の1971年から手をつけてきたこと。
今後、これを認めるのも認めないのも庶民の考え一つにかかる。
何度も言うが、今は、庶民同士が末端で言い争っている場合ではないだろう。
東電は世間の非難を防ぐ盾。
霞ヶ関の計算どおり。
彼らはしぶとい。
保安院の西山審議官の涼しい顔からも察しがつくだろう。
じつはこの人も盾の1つだけど。
彼らの術中に嵌っては、日本国民の名が泣くだろうね。
『東電の女性新入社員mixiで「文句あるなら電気使うな」. 2011年04月21日10時35分 提供:YUCASEE MEDIA (ゆかしメディア)31ツイート..
東京電力の新入社員だと名乗る女性が、SNSのミクシィで東電批判をする人たちを逆に批判する書き込みを行い、インターネット上で炎上した。女性は現在は退会している模様だ。
・・・・・・・・・
今回の震災後には、容赦ない批判を浴びて、ブログやSNSで反論する東電社員たちも出てきているが、最後は炎上という形で閉鎖、退会という形で終息している。』(livedoor news)