2011年 日本
監督: 山崎貴
今年になってようやく観ることができた「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズ。続編までの2作品はWOWOWで何度か放送されているのですが何故か3作目だけ放送されないんですよねー。と話していたら偶然、友人がDVD持ってるよ、観る?と。ヽ(^。^)ノ 今回はこれまでよりさらにいっそう、親子の、世代が受け継がれて繋がってゆく物語です!
最初と「続・三丁目の夕日」は1958年、それから6年後の1964年。東京オリンピックがあった年なんですね。茶川(吉岡秀隆)は無事にヒロミ(小雪)と結婚し、もうすぐパパに!芥川賞は逃したものの少年雑誌『冒険少年ブック』の連載は続いていて、駄菓子屋に2階を増築し、1階にはヒロミが切り盛りする割烹居酒屋も構え、ついにオリンピック景気でテレビも購入!ただし、白黒。この年、すでにカラーテレビの登場で白黒テレビは古かったらしいです。何はともあれ、幸せな毎日。淳之介(須賀健太)と鈴木オートの一平(小清水一揮)も高校1年生!でも、子供の頃の面影そのまま( *´艸`)。
鈴木オートの社長、則文(堤真一)も相変わらず。せっかく茶川の家に白黒テレビがやっと届いたのに、同じ日にカラーテレビが納品されて、無邪気にドヤ顔(笑)。デリカシー?ない、ない(笑)。
鈴木オートにも新顔が。田舎から集団就職で状況してきたロクちゃんこと六子(堀北真希)も今や鈴木オートの頼れるエースと成長し、ケンジ(染谷将太)という後輩も出来ました。一平は相変わらずお調子者で、今は流行りのエレキギターとグループサウンズに熱中してご近所迷惑(笑)。でも中々若大将にはなれない一平なのでした( *´艸`)。
そしてなんと、ロクちゃんに本格的なロマンスの訪れ?!相手はなんとお医者様。近くの大病院の勤務医の菊池孝太郎(森山未來)は、知的で都会的でスマートなハンサム。朝、待ち伏せしてはすれ違いざまに挨拶をして胸キュンさせるロクちゃん、可愛い(´艸`*)。あれれ、続編でロクちゃんにラブ♡だった同級生の武雄(浅利陽介)は失恋したか?
遠くから見つめるだけの恋に満足していたロクちゃんでしたが、思いがけず孝太郎とデートする間柄に!そしてなんと、泊りがけで一緒に「バカンス」に出かけないかと、婚前旅行のお誘い?!戸惑う六子に、孝太郎に関する悪い噂が耳に入り、自分は遊ばれているのかも・・・という不安も。それでも振りきれず、つい状況仲間の女友達と1泊旅行に行く、と嘘をついて休暇をとってランデブーしちゃいますが・・・あっという間にバレて、再び鈴木オートの怒髪天を衝く(笑)。
一方、茶川の順風満帆にも陰りが・・・。『冒険少年ブック』でも少年漫画が連載されるようになると小説の人気に陰りが・・・出版社も、小説のページ数を減らす方針に。さらに追い打ちをかけるように、ライバル登場。緑川という新人作家が彗星のごとくデビューし、『冒険少年ブック』での一番人気の連載に。茶川の「銀河少年ミノル」が、連載終了の危機に!ここは踏ん張りどころ!と奮起するかと思えば、せっせと自分宛てに偽のファンレターを捏造するところが茶川の茶川らしい、情けないところ(苦笑)。
さすがに自分の情けなさは自覚している茶川は、淳之介には自分のようなダメな大人にならないよう、今からちゃんと勉強して東大へ入っていい会社に入社して安定したエリートの道を進むよう、言い聞かせます。淳之介は茶川の期待に応えようと勉強を頑張ってはいますが、内心では茶川のような小説家になりたいという夢を捨てきれません。それに気が付いた茶川は、猛反対しますが・・・。
さらに、茶川が食えない小説家を目指した為に勘当されたきり絶縁状態にあった実家の父親の危篤の電報が届きます。ヒロミに「絶対後悔する」と説得されて会いに行きますが危ないところを持ち直した父親は茶川に冷たくあたり、改めて絶交して東京へ戻ってきますが・・・。後に明らかになる茶川の父の真実、茶川の淳之介への想い・・・泣けます。
出会いもあれば、別れもあり。色々あってロクちゃんの花嫁衣裳のシーンではもうたまらず号泣。3作続いてきたシリーズですから、一作目からの来し方を振り返ることができるだけに余計にキュウウ(>_<)っとなります。ところで、ロクちゃんは誰の花嫁に?(*´з`)
今回もその他三丁目の商店街の皆さまも絶好調です。今回は飛んだトラブルメーカーになってくれる、たばこ屋のおばちゃん(もたいまさこ)さんもピンピン元気にご健在♪精肉屋(マギー)や自転車屋(温水洋一)などの文則の飲み仲間たちも相変わらずです( *´艸`)。今回も特別出演の町医者の宅間先生(三浦友和)は、やっぱりいいですね~♪
そして何といっても鈴木オートの文則とトモエ(薬師丸ひろ子)の夫婦がやっぱり微笑ましくて素敵(*^。^*)。仲の良い可愛いおじいちゃんとおばあちゃんになってる姿まで想像できそうな。人は出会い、別れ、繋がり、親から子へ、世代から世代へと沢山の想いを繋いでいくんですよね。そういう当たり前の暖かい幸せを、しみじみと思い出させてくれます。
そして今日も三丁目の夕日は暖かく私たちを照らしてくれる。近頃は年齢的に自然に親目線での感情移入をすることが多くなってきましたが、実生活では両親ともまだ健在なので、そこの関係は恥ずかしながら幾つになってもやっぱり自分は「子供」役なので・・・今頃の年頃って、親目線、子供目線の双方向から感情の胸腺ブンブン鳴らされまくるんですよね・・・もう、右も左もわかる、わかるとしんみりしっぱなしで忙しいのです^^;。やっぱりいいですねー、ALWAYSシリーズ。外れなしの名シリーズ。まだまだ、続編作って欲しくなりますね(堀北真希さんが芸能界引退しちゃったから無理かなぁ・・・)。
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