前田健太投手がメジャーリーグに挑戦し、これまでまずまずの成績を残していますが、やはり日本の頃のようはピッチングは出来ていないように思います。
田中将大投手が一番そうですね…
ストレートで空振りが取れない、押し切れない。
だから見ていて面白くない
個人的な感想ですが…
相手がハイレベルなメジャーリーガーだからと言ってしまえばそれまでですが、上原浩治投手は先発ではないとはいえストレートで空振りを奪い、安定して好成績を収めています。
スピードは前田投手や田中投手より劣るもののどんどんストレートで押すピッチングが出来ています。
この違いはいわゆる「キレ」の差です。キレというのは曖昧な表現でワケがわからない言葉ですが、投げたボールの回転数と回転軸が関係していると言われています。
つまり、回転数がより多く、回転軸がよりまっすぐ（軸が地面と平行）だとキレのあるボールだということです。
回転数の多さに関してはリリース時に指先でいかに強くボールを弾けるかが重要であり、回転軸を地面と平行にするには同じくリリース時に手首を立てて（親指側に傾けて）おけるかが重要になります。完全なオーバースローであれば手首はまっすぐのままでいいということですね。
スリークォーターでもリリースでしっかり手首を立てておけばきれいなバックスピンのストレートが投げられます。
特に最近の田中投手が顕著ですが、ツーシームやカットボールを多投するためか腕が横振りとなりさらにリリース時に手首が寝て（小指側に傾いて）しまっている印象で、こうなるとキレがなくなり、ストレートで押し切れない原因になっていると思います。
あとはボールの握りの違いです。上原投手は親指を深く曲げて握っているのに対し、田中投手はあまり深く曲げず支えるようにしています。（ググってみてください）
この親指の使い方はリリースで手首を立てられるかどうかに大きく関わっており、そういった違いもストレートのキレの違いになっているのではないでしょうか
やってみてもらえれば簡単にわかりますが、親指を握るように拳を作り小指側に曲げるのと、サムアップ
で小指側に曲げるのではサムアップの方が楽に曲げられると思います。ということは親指をしっかり深く曲げてボールを握ると小指側に倒れにくく、リリース時に手首が立ちやすくなります。
前田投手は上原投手と同じような親指の使い方をしているので、他の原因が考えられますが、直近の試合ではキレが戻っているようですね
ともあれ、
ストレートのキレを出すにはボールの握りを再確認してもらうといいと思います
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