[おことわり]
タイトル:長野→松本ではありますが巨人打線の話ではありません。
旅の話、信州・甲州ぐるっと鉄道旅の第二話です。
では本文。
指定席に空きがあったが、ここでも買わない。
実物を見たらかなり狭くて。
それと710円浮かせるために。
指定席のスペースに駐めると車椅子の車輪は
20cmほど通路にはみ出してしまう。
1時間足らずの乗車時間、自由席という名のデッキでかまわない。
ここで鉄道旅、最大のメリットを行使。
背もたれに掛けたカバンから取り出したのはノートPC。
終えたばかりの長野のバリアフリー調査、結果を入力する。
クルマ旅ではこうはゆかない。運転中、いくら頭の中でまとめても、東京へ戻ってPCに向かう時間はそれなりに必要だ。
しかし、しかし、
その最大にして最強と思われたメリットは開始30分で強制的に奪われる。
車酔いだ。
時速120kmで疾走する列車、車両の端っこのデッキ、信州山地のくねくね路線、揺れが半端ないのだ。
新幹線でも、車でどんだけ運転しても、船で大海原に漕ぎ出しても、これほど激しい車酔いに見舞われた経験はない。
あきらめてPCを畳み、虚ろな目でアルプスの山並みを眺める。できるだけ遠くの方の。
そんなこんなで松本に到着。這うように下車。
車酔いは治まる気配もなく、おかげで調査の範囲は最小化を余儀なくされる。
どうにか必須箇所の調査を完了し、次の列車まで30分ほど。
休憩が必要だ。動かない陸地で。こうなったら気分を上げるため、
名物の山賊焼をいただく。
ちょっと早いが飲酒も解禁。
だけど、コントロール不能な胃酸の分泌に阻まれ、
脂っこい揚げ物には一向に手が伸びず。
流されたどり着いた松本の地、ひたすら葉っぱをつまみに、ハイボールをすするの刑に服するのだった。
つづく
