大きな公園の一角に所沢航空発祥記念館は建つ。
かつてここは日本初の飛行場だった場所。
天気の良い週末、家族連れで賑わう博物館。
自衛隊のヘリや外国の古いプロペラ機と一緒に
ゼロ戦が展示されている。
このゼロ戦、アメリカから期間限定の出張中で、
なんと現役で飛ばせるらしい。
生で見るゼロ戦、その機体は実に小さく薄っぺらい。
開発された当時、こんなのが世界最強の戦闘機だったなんて・・・。
でも開戦から2年もすると、国力差で他国のイノベーションにはついて行けず、やがて特攻する以外に使う道が
無くなってゆくゼロ戦。
ここで展示されている機体は、太平洋を占領される過程で、南の島の飛行場に置き去りにされたものらしい。
そして70後、母国への里帰りを果たすことになるなんて、なかなか数奇な運命だ。
ランチタイム、博物館のレストランは子供たちの絶叫
と、それを制そうとする親たちの怒声に満ちている。
こんな環境ではどんな料理が出てきても美味しく
食べられるはずはない。
あきらめて公園内にある音楽ホールのレストランへ。
静かな環境のなかチキンとキノコのソテーにグラスワインでゆっくり食事しながら思ったこと。
いま、いろんな意味でバランスが変わりつつある隣国たちとの関係の中、
あの子供たちの目にゼロ戦はどう映っているのだろうか。