前回トリプル悪夢を味わった坂の街、板橋トライアングル。
二度と来ないと誓った舌の根の乾かぬうちに「まさか」の再訪だ。
別に調査漏れがあったわけではない。仮にあったとしてもこの地は放っておくだろう。
本日はボジョレヌーボーの解禁日。
前回の調査中、立ち寄れなかったけど気に
なったワインショップへ。
通販メインでやっているというこのお店、
入ってみると見事なストック量に圧倒される。
来店客よりは通販の売上が多いのか、スタッフは黙々と箱詰め作業に追われている。
若き実業家でもある店長はとても感じが良く、電車で来たのだと答えると、わざわざ作業の手を休めていろいろ
ワイン話を聞かせてくれた。
こういうとき車椅子だと役得なことが多い。
普段のワイン選びといえば、産地(ブドウ品種)と生産年と格付けと値段くらい。そう、データに頼りきっているのだ。
もちろん、これでハズレを引くことはほとんどないが、逆にどんどん中心化することは否めず、個性的でもいいワインと
出会う可能性は薄くなる。
いま、店長が力をいれてるのがスペイン産。それもリオハとかメジャーな産地でなく、聞いたこともない地域ばかり。
何やら近年、スペインは国策でワイン産業に力をいれているらしい。それでもフランスやイタリアみたいに
均質化されておらず、探せば相当面白いワインと出会えるとのこと。
30分も談義に花が咲かせてしまったが、車椅子で持ち帰れるワインの数には限りがある。
それでも店長は快く渾身の1本まで導いてくれた。
ちなみにこのお店、ヌーボーは取り扱いが
ないとのことで、地元の酒店で買い足しして帰還。
データ偏重主義のワイン生活にあって、こういう
定性情報の詰まったショップ、とても貴重です。
店長にはちょっとお付き合いさせてしまったけど。
では、ヌーボー飲まれる方も、飲ない方も、既に解禁された方も、よい夜を。
あともう一つ、ちなみにですが、板橋トライアングルの中で新板橋だけはエレベータ設置駅です。