近くには徳川家の鷹狩場だった浜離宮と、同じく徳川家の菩提寺である増上寺なんかのある江戸臭が漂う街。
山手線を降りると、モノレール連絡口を通って、モノレール駅のエレベータで外へ出る。
JRは車椅子で通れる自前の出入口を持たない。
久々に降り立った午後遅い刻の浜松町。
海側はお天道様に照らされるハイカラなビルの光景。一転、陸側は鳥居と東京タワーの先っぽ、昔ながらの景色。
懐かしさに駆られてちょいとだけ街巡り。ひと頃に比べると立ち飲み屋が目立つ。
大体が車椅子には高すぎるカウンターの店だが、一軒の老舗の裏口にはテーブル席がある。
ちょいと立ち寄り、串で一杯ひっかける。軟骨のコリコリと甘辛いたれに舌鼓を打つ。
後ろ髪をひかれつつも江戸っ子よろしくサクッと席を立つって~と、すかさず調査を再開。
地下鉄へと潜入する。
地下鉄の駅名は浜松町ではなく「大門」。
もちろん増上寺の総門に由来する。
大江戸線の開通によって乗換はべらぼうに便利になった。エレベータも浜松町駅の近いところに建てられた。
本郷や両国などかつての江戸の領界を走る大江戸線。
リニア技術の採用やいち早くホームドアを設置したことで有名だが、バリアフリー面でも優れている。
車椅子スペースのある4号車後部と5号車前部のドア、
ホーム‐電車間の隙間と段差を最小限まで
無くしたことで、わずかなキャスター上げが
できれば単独で車椅子での乗降が可能なのだ。
障害者の自立とかお固い話しも結構だが、
こういうバリアフリー、ふら~っと一人、電車を利用できるって何とも気分のよいことである。
※単独での乗降、カーブしている駅には段差や傾斜があるので、無理せず事故の無いようにネ。